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文系ランナー Z

サポート

written by 渋井 勇一 August 15, 2018

少し前の話になるけど、アメリカ・コロラドの100マイルレース Hardrock 100で、トップを走っていたグザビエ・テベナールが失格になった。

失格の理由は、エイドステーション以外で外部のサポートを受けたことで大会規則に違反した、ということ。


その件について、キリアンがTweetしていた一部。

I think in ultra races crewing can be a big advantage for runners who have more assistance (normally pro’s). I think the more fair would be that assistance is not alowed in any kind, especially in races like HR where aidstations are so great! but this is just my personal opinion.

細かいニュアンスまで分からないけど、「ウルトラレースはサポートを受けるランナーには大きなアドバンテージがある。大きいエイドステーションがあるレースではサポートなしにしたほうが公平なんじゃないの」的な内容だと思う(間違ってたらスミマセン)。

最近は長いレースに出ないけど、2013年にUTMFに挑戦したことがあった。レース前にケガをしていたこともあってか、序盤でリタイア。その後はチームメンバーのサポートに回った。

大きなエイドは様々なチームのサポートメンバーで賑わっていた。そんな様子を見ながらチームメンバーを待っていると、当然ではあるけれど、一人でエイドに入ってくるランナーが少なからずいる。疲れた表情で空いたスペースを探して座り、自分で身の回りのことを済ませ、休んで、そして再び出ていく。

すごく心に残るシーンだった。

それ以降、どんなレースでもサポートなしで完走できる準備をしようと思うようになった(そもそも長いレースにあまり出ないのだが。。。)

※余談だけど、噂に聞いた話で初期のUTMF/STYはエイドにサポートメンバーが多く、選手に迷惑がかかるため、今ではサポート可能なエイドが決まっていたり(前回は)サポートエリアに入れる人数が制限されるようになったとか。

UTMFサポーター注意事項

 

これはサポートを否定する話ではないことを、あらかじめ書いておきます。特にプロランナーは結果が重要視されるので、「こんな考え方もあるんだな」くらいにとらえてください。トレイルランニングは様々な考え方や取り組み方があってよし。これはあくまでもぼくの考え方(超個人主義)。

2012年のUTMF/STYはチームの総力戦だった。走るメンバーも、サポートするメンバーも精一杯闘い、そしてメンバー全員が完走することができた。エイドやフィニッシュでチームが待ってくれていることの心の支え、実際にエイドで気遣ってくれるサポートメンバーたち。最高の記憶として残っている。チーム戦ならではの喜びがあるのは間違いない。

しかし、自分の挑戦と考えた時にはどうだろう。なんのためにレースに出るのか。速さ?順位?今のぼくは完走するため。そのためには、サポートありきの取り組みは小さいながらもリスクになる可能性があると考えている。

「サポートにタイミングがあわず会えなかった」という話を聞くことがあるが、最初からサポートをつけなければ、精神的にも物理的にもノーダメージ。必要な装備や補給は、背負うか、ドロップバッグに入れる。

このところは海外レースに出る機会も増えて、ひとりで取り組むことが普通になっている。海外ではサポートどころか、レース中に知り合いに会うことすらない。でも、最初から最後まで一人という心積もりであれば大丈夫。

サポートメンバーはいてくれればうれしいし、心の支えにもなる。でも「いる前提」は今はまったく考えない。ひとりで挑戦してダメなら、それが自分の実力。

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渋井 勇一

渋井 勇一

MMAディレクター

本業はアートディレクション・グラフィックデザインを生業としていますが、最近はMMAで手一杯。

このブログは文系で運動キライのぼくが、2010年にUTMBのドキュメントを観て突然トレイルランニングに目覚めアクティビティのある生活の楽しさを知り、さらにブランドまで立ち上げてしまい、モノ作り苦労話、トレイルよもやま話などを綴っています。

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