スポーツブランドにとって「サポート選手」や「アンバサダー」というのは販売促進の常套手段。人気や知名度、実績のある選手をサポートしたり、アンバサダー契約すれば、ブランドにとって宣伝効果や売上げなどの面でメリットは大きい。
Mountain Martial Artsはスポーツをテーマのひとつにはしているけど、スポーツブランドではないので(ライフスタイルブランドです)、特定のサポート選手やアンバサダーはいない。しいて言えば、使っていただいているユーザーのみなさまがアンバサダーだと思っている。
でも、実は「こっそりと勝手に応援している」人たちが何人かいる。別にSNSなどで発信してくれなくてもいいし(よく見られるステマ風の投稿があまり好きではない)、他のブランドのウェアを着用してもいい。だって、こちらが勝手に応援しているだけだから。
上記にように、もともと人気や知名度、実績のある選手とサポートなどの関係を持てるならば、それは高効率なのかもしれない(それなりの経費はかかるだろうけど)。
でも、非効率でもいいから、応援している選手たちと共に成長していく。それが、決して大きくはないMMAらしいのではないかと思っている。
先日開催された「~coast to coast~ 房総半島横断2018」で、こっそり応援している大介くんが2位という好成績でフィニッシュした。ウェアやギア選びも慎重になる寒い時期の70kレースで、MMAを着用してくれていた。
うれしいのはもちろんだが、ブランドを始めた頃には想定していなかった「速いランナー」が着用してくれるようになったことで、ブランド自体もさらなるレベルアップをしていかなければならない。
そこに喜びがある。共に刺激しあい、成長する過程や時間が楽しいのだ。
勝手に応援している人たちは、仕事もスポーツも一生懸命、でも楽しく取り組んでいる。MMAはアクティビティを楽しむライフスタイルを提案しているブランドだから、楽しむことはとても大切。重要なのは結果だけではない。
70kを走り終えた大介くんは、やっぱり楽しそうだった。おめでとう!