先週末からMMA取扱店舗さんでvelo spicaさんに別注したPOLARTC®︎ Power Woolのキャップが発売になっています。
昨年末の「TYO#2020」に続いてのVelo spicaさんの別注。
MMAではオリジナルキャップ(老舗国産帽子メーカー製)も作っているけど、別注(≒コラボレーション)は少しスタンスが異なる。
オリジナルはぼくが1から10まで企画するので、出来上がってくるものは想定内というか、イメージ通りであることがほとんど。
でも、別注はお互いの個性が混じり合い、化学反応を起こして思わぬプロダクトが出来上がることがある。それが楽しいのだ。
今回のベースはvelo spicaさんの定番6パネルキャップで、素材はPOLARTEC®︎ Power Woolを使っている。
このPower Woolは本当に衝撃的で、素材に出会った時は「絶対にMMAでも使いたい!」と思ったし、実際に生地が上がってきたら「キャップが欲しい!」と思った。そこですぐにvelo spicaさんに連絡。一度素材を送って実際に確認していただき、めでたく作っていただけることになった。
velo spicaさんは実際にアウトドアアクティビティを楽しんでいるユーザーさんに人気が高い。そこは大きなポイントで、リアルなシーンで使えて、ラン限定というわけではなく、様々なアクティビティにマッチする。そして日常に馴染むデザインはタウンユースにとても使いやすい。
そこで、今回はあえてフロントパネルに何も入れなかった。そうすることで、Power Woolの特徴的な杢調の素材感と、velo spicaさんのキャップデザインのよさが引き立つ。
作り手として、シンプルなプロダクトを作るのはとても勇気がいる。どうしてもグラフィックなどで個性を出したくなってしまうのだが(それもまたブランドとしての表現であるのだが)、よい素材と磨かれ続けてきた優れたプロダクトがあれば、それで勝負したいと思うのも作り手としての気持ち。
と言いつつ、サイドの「HOME-TOWN-MOUNTAIN」のタグと、ツバ裏のタイガーカモでブランドらしさを抑え目に表現。「これみよがし」ではないデザインが、Power Woolとvelo spicaさんとの組み合わせには相応しいと思った。
これは名作の予感。弊社WEBストア「TOKYO MOUNTAIN RUNNING COMPANY」では今週末に発売予定です。
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