先日放送された「情熱大陸」でもご覧になられた方も多くいらっしゃると思いますが、今年のAndorre ULTRA TRAILのRonda dels Cims 2013:184km 12.200m D+ にて総合2位(31h:12m:00s)の快挙を成し遂げた日本人、山本健一選手。
その山本選手含め、三十数時間でフィニッシュした選手の表彰式が行われている間も、日本人の中でオンコースに残っている最後の2人は、一歩一歩フィニッシュラインに向かって進んでいました。
そして情熱大陸の撮影もすべて終了して現場撤収する間際に、偶然通りかかったフィニッシュラインにその2人が横に並んで最後の力を振り絞って迫ってくる姿が見えました。
突然の出来事でしたが、その瞬間何か心が動き、次の瞬間には「撮ろう」と体が動いた記憶が残っています。電源を落としていたカメラの電源を入れ、撮り始めたときにはフィニッシュラインを越えていたものの、その後の疲労困憊のなかでの歓喜の姿とマイクパフォーマンスの瞬間を記録することができました。
3分程度の映像素材ではありますが、あの壮絶な184キロを進んできたドラマが凝縮したあのひと時は、お2人の人生のなかでの大きな一瞬であると思い、編集してご本人にお贈りすることにいたしました。
■ Andorre ULTRA TRAIL : Ronda dels Cims 2013
出場265人中、完走者145人
第124位 : 57時間 23分 38秒
#136 Eiji HONDA
#53 Yasutaka YONEDA
お盆休み明けには、「残暑見舞い」としてお手元にお届けいたしますのでもう少々お待ちくださいませ。
あらためまして、完走おめでとうございます。おつかれさまでした。