この時期は、実家に帰省したり、普段訪れない土地に旅行に出かけられている方も多くいらっしゃることかと思います。
そんな私もこの夏休みの前半は実家巡りをしてまいりましたが、その中の時間をつかって気になるトレイルを訪れるようにしています。
今回訪問したのは、石川県の「白山手取川ジオパーク」と群馬県の「八王子丘陵ハイキングコース」。そして双方の山のスケールは全く違うものの、限られた時間の中でそれぞれに新たな発見をする事ができました。
本日は、群馬県太田市の「八王子丘陵ハイキングコース」のご紹介を。
ほとんどの方が訪れた事は無いと思われる里山のトレイルですが、それは群馬県の太田市と桐生市に挟まれた唐沢山を中心に広がる八王子丘陵にあります。
途中ルート上でお会いした地元のランナーの方にお話をお聞きしたところ、元々は藪の中のシングルトラックや踏み跡程度で構成されていたようですが、3年ほど前から太田市がハイキングコースとしてトレイルを整備しはじめ、必要な場所には木段や道標を設置したことにより、ハイカーを中心に人が入るようになってきたとのことです。
年に1度は、太田市のトレイル整備も行われているとのことで、上の写真にあるようにトレイルの周囲の木々などの剪定も行われた明るく入りやすいコースとなっていました。この山にはイノシシも多く生息しているとのことですが、山が開かれてからは人の通行するトレイルと生息場所との住み分けが以前に比べて明確になり、この場所に来れば見ない事は無かったというヘビ(以前はルート上にマムシも多く見られた)の姿もほとんど見なくなったとのことで、初心者にも入りやすい山になったとのことでした。
このルートの最高地点、唐沢山のピークには、東屋も設置されておりこの場所を通過するハイカーの休息場所にもなっておりました。
偶々この東屋で出会った地元のトレイルランナーのお二人は、毎回このコースに来る度に、お花が咲く山の植物の種を持参してこの頂上付近に蒔いていらっしゃるということで、私も急遽そのお手伝いをすることに。
種を蒔きながらお聞きすると、「このハイキングコースはトレイルは綺麗に整備されたのだけれども、歩いたり走ったりする時に目を楽しませる花がほとんど咲いていない。もう少し花があればそれを楽しみにより多くの人がこの山に入り、この新しいトレイルの存在も多くの人に知ってもらえるのでは。」ということでした。
コース全体でも10キロほどの道程ですが、多くの場所が2人並んで歩くことができ、トレイル脇に滑落の危険性がある場所も無く、1つ1つのアップダウンの長さも長くはないため、こども連れの家族ハイキングにも最適ですし、トレイルランナーにとっては繰り返す登り下りを走り続けることで良い練習になりそうなコースでした。これから本格的にトレランを初めてみようかなという方にも最適なトレイルではないでしょうか。
全体を走ってみておススメは、「北部運動公園」から「唐沢山山頂」「菅塩峠」を通って「八王子山公園」までの約10キロ(どちらからスタートしても往復約20キロという程よい距離)。それぞれの公園には水場やトイレもありました。また緊急時には途中エスケープするルートもあり、それぞれ下った場所にトイレも設置されていました。
■ 「八王子丘陵ハイキングコース」のマップ:太田市のWEBサイトより
http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0110-002tosiseibi-hana/01news/hachioujikyuuryou.html
また、マップには記されておりませんが、唐沢山近くの「保育園方面へ」という小さなサインの方向に行くと桐生市広沢町に下りる事ができるシングルトラックになっていて、途中木々が開けたポイントからは渡良瀬川を上から見渡せるスポットもあります。
最高地点が261.1mとそれほど高い山ではありませんが、地元のハイカーやトレイルランナーのお気に入りの場所として少しづづ整備が進められている生き生きとした里山トレイルでした。
3 comments
お疲れ様です。
情報情報提供ありがとうございます。
今度、金山から、八王子丘陵すべてが、通れます。
一度、太田金山八王子トレイルで、検索をかけて、HPをのぞいていただければ、うれしく思います。
太田金山八王子トレイルさま:
ご連絡頂きましてありがとうございます。機会があれば、もう一度伺い全体イメージの記事をアップさせて頂ければと思います。片道約20キロということで、トレイルランニングですと、一日で往復が可能なコースですね。情報ありがとうございます。
http://www.geocities.jp/otakanayamatrail/index.html
↑上記のサイトでしょうか?
これはどうも、来ていただき感謝いたします。
一日で往復ですか。
私には、信じられませんが。
一度、走っていただければ、うれしく思います。
トレランの方はどんな感想・完走でしょうかねえええええ。
まあ、アップダウンはそれほど激しくないですし、
途中で、平らなところもあるので、軽いコース、近場のお手軽コースと言うことで意味があるのでは、と思っています。