先日より連載させて頂いておりますトレイルランニング専門メーカーRaidLightのベヌワ・ラヴァル(Benoit LAVAL)氏のハセツネ(長谷川恒男)カップ 日本山岳耐久レース2013が終了いたしました。
結果は8時間35分36秒でフィニッシュし、総合20位(外国人出場者の中では1位)。
[第1関門]2時間36分50秒
[第2関門]5時間10分0秒
[第3関門]7時間27分48秒
[finish]8時間35分36秒
スタート地点、浅間峠周辺、三頭山下り、月夜見WS周辺、オオダワ周辺、ゴール前1キロ、と6地点を併走撮影いたしましたが、印象的だったのがどの地点でも同じペースで休息を取ることもなく淡々と進んで行くこと。昨日試走に行った際にも「8時間台で走るよ」と言ってその通りの結果。初めて走ったハセツネのコースでもこの結果を出すというのは、これまで世界中の100以上のレースに出場している経験値の高さ故なのかもしれません。
フィニッシュ直後に、彼が私に聞いてきたことは、「日本語でガバッテ!、ガバッテ!って何という意味?」
「ガバッテ??いったい何だ?」と数秒考えましたが、その次の瞬間「頑張って!」のことだと気がつき、意味を教えるとその通り。71.5キロの間に聞き続けたそのワードがとても気になって頭から離れなかったようです。
さて、来日イベントからはじまり、富士登山2人旅、そしてハセツネ2013と、この1週間LAVAL氏に同行してまいりましたが、彼の人柄そして自らの手でRaidLightを創設し、ここまでのメーカーに押し上げたモノ作りに対する実直さや思想は学ぶべきことが多くありました。・・・取り急ぎの速報はここまでですが今後もRaidLightに関する記事を幾つか掲載させて頂こうと思います。
現在10月14日午前10時。制限時間24時間の終わりまで、残り3時間となりました。まだたくさんのランナーがハセツネと闘い、ハセツネを愉しんでいらっしゃいます。
「頑張って!」
—————————————————————————————————–
※レース模様も含め今回撮影した映像は、今後編集を行い、RaidLightのオフィシャル映像として扱います。何かのカタチでお見せする機会があると思いますので、お楽しみに。
※上写真:スタートラインに向かう直前のBenoit LAVAL。これまでとは違う表情に切り替わった瞬間。