アドベンチャーレースの世界一を決める世界選手権:ARWC(Adventure Race World Championship)が、2013年12月に中南米コスタリカで開催され、田中正人さん率いるアドベンチャーレースチーム・イーストウィンド[田中正人さん・田中陽希さん・山北道智さん・中村雅美さんの4名]が出場されました。本日はそのCosta Rica 2013のレース報告会に参加させて頂き、レース中の様々なエピソードを聞くことができました。
イーストウィンドのFacebookやWEBサイトで既にご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、レースの結果は総距離約820kmのうち残り7kmというところで、中村雅美さんのマウンテンバイク転倒により、レースを続けられない致命的な負傷により残念ながらリタイヤ。
4人1組で進まなければならないアドベンチャーレースは、睡眠ひとつとっても眠たくなるタイミングがそれぞれ違うため、誰に合わせてどのタイミングで、そしてレース展開も睨みながら何時間の休息を取るかなどのマネージメントにも苦慮されたようでした。
その他出てきたキーワードとしては「言語」の問題。基本的にスペイン語での会話となるコスタリカでは、レースのレギュレーション説明などもさることながら、レース中に現地人と交わすコミュニケーションにも苦戦されたようでした。
また言語が通じ合うチーム内であっても、10日間もの期間を不眠不休で過ごすと、メンバーそれぞれの性格や価値観によっても様々な衝突があったということで、競技スキルの鍛錬だけでは勝つことができない極限状態でのチーム競技の難しさを改めてリアリティをもって感じました。
また、報告会の最後に田中正人さんよりアナウンスがありましたが、日本のアドベンチャーレースのレベルを底上げしていく為に、新たにイーストウィンドのトレーニング生を男性2名/女性1名募集するとのことです。詳細はこちら(http://www.east-wind.jp/team/trainee.html)に掲載されておりますので、ご興味のある方は是非ご参照ください。
尚、Yeti Tracksの平賀もNHKの撮影クルーとしてコスタリカへ撮影に行っておりましたが、この「Adventure Race World Championship・Costa Rica 2013」の様子が、2月上旬にNHK・BS1の2時間枠(放送日・放送時間は未定)で放送されるとのことですので、お楽しみに!