東京でも大雪警報も発令され、時間が経つごとに雪の降る勢いが強くなってきております。お出かけの際は十分お気をつけください。
「雪」ということで、本日は簡易装着型のスノースパイクのご紹介。先日の「蚊取り線香塾」のときにトレイルを覆っていた凍った雪面で私が使用していたものですが、イベント中・イベント後にお問い合わせが多くありましたので写真とともに掲載いたします。
このスノースパイクは、昨年のAndorre ULTRA TRAIL(「情熱大陸」トレイルランナー 山本健一)の映像撮影の際にアンドラのアウトドアショップで購入したもので、レース会場のオフィシャル・ショップでもこのスパイクがメイン(もう1種類簡易なチェーン状のものも販売されておりました)で販売されておりました。[上写真]
熱可塑性エラストマ:Thermoplastic Elastomer(TPE)のベースに、金属チップが埋め込まれた黄色いスタッドが取り付けられており、摩耗すれば取り替えられる構造になっています。シューズへの取付けは非常に簡単で、片側をつま先に入れた後、もう片側についているベロ部を引っ張って踵に引っ掛ければセッティング完了。細かな操作が無いため、装着・取り外し操作は、寒くて手がかじかんでいても、また防寒用グローブをつけたままでも行うことができるかと思います。
凍った雪面においては(先週のイベントに参加された方はご覧頂けたと思いますが)装着/未装着では歩行の安定感やスピードに大きな差が生まれ、それ以上に滑って転倒するという危険性を少しでも回避できるという点において、大きなアドバンテージがあると思います。
天気がよくても斜面によってはアイスバーンになって雪面が残っている場合がありますので、冬期間にトレイルランニングなどで山に入る際には、ザックの底にでも入れておいて損は無いアイテムではないでしょうか。
また「軽アイゼン」という大括りのカテゴリーの中では、シューズを包み込むようにフィットしているため雪面ではないトレイルでも、そのまま装着し続けられる種類(樹木の根などが多くある地帯では傷つけないように気をつけて)の1つかと思います。
UTMF/STYコースでも昨年は大会1週間前に、5cm弱の積雪や夜間凍結(大会中も杓子山では夜中にトレイルの凍結がありました)がありましたので、必携装備ではありませんが、必要性を感じる方は是非事前のチェックをおすすめいたします。
ArtiMate :
Non slip snow cover JH-227
取り扱い説明書のマニュアルによると、
Mサイズ:23.5~26cm
Lサイズ:26~29cm
となっておりますが、ゴムのテンションで装着する仕組みになっているため、大きめで外れそうになるよりかは、トレイルランニング中に用いるならば少しタイトな方がよろしいかと思います。目安としては私のシューズのサイズはちょうどサイズの中間の26.0ですが「M」サイズを使用しており、まだ余裕があるようにも感じます。
■amazon.co.jpで同製品が販売されているサイトはこちらより。
(上記以外にも取扱いがあるかもしれません。類似品は色々出ていますが・・)
■ici店頭でもEVERNEW製品として、スタッドの数が違う同型商品を販売。