1つ前の記事「大雪に伴う除雪ボランティア①(山梨県大月市)」に続きまして、除雪活動に関して掲載いたします。
大月市災害ボランティアセンターに到着すると、まずは災害ボランティア活動に関する簡単なオリエンテーションを受け、その後受付用紙に、氏名住所などの基本事項を記入します。尚、ボランティア保険には現地(大月市災害ボランティアセンター)で氏名記入をすることで加入することができますので、事前の加入は不要です。
受付が終了すると市民からの依頼ニーズなどに合わせて必要に応じたグループに別れ、自動車に乗り合いで現地に向かいます。
災害ボランティア募集の要項には、「④雪かき等の道具は、原則持参でのご協力お願い致します。」 とありますが、ボランティアセンターにも貸し出し用のスコップなどが多く用意されておりますので、スコップを自前で持って行かなくても参加可能です。(※・・と言っても数に限りがありますので、スコップを持っている方は持参した方が良いです。)
また、すでに雪が氷状になっている部分もあり、金属製のスコップでも崩せない部分もありますので、ボランティアセンターにて貸し出しがあった“つるはし”は非常に役に立ちました。1人がつるはしで雪の塊を崩し、他のメンバーがスコップで運ぶといった場面もありました。
甲州街道(国道20号)から少し中に入るとまだまだ除雪が必要な場所があり、1つ前の記事にも書きましたが緊急車両などがいざ入ろうと思っても入れないような路地がたくさん残っています。実際に除雪依頼のあった高齢者1人暮らしのご自宅でも、連日の雪かきで腰を痛めてしまったということであり、このようなケースも少なくないということでした。
住民の方々自らも除雪を進めていらっしゃいますが、もうそろそろ疲労もたまっていたり、道の両側に1メートル近く雪が積み上がってしまい、雪の置き場がないという状況も見られました。
今回のボランティア活動の中では、水が流れる溝の側溝の蓋を外して雪を流していく場面も多くあったのですが、重たいコンクリートや鉄製の蓋を持ち上げたり、戻したりも簡単ではないので、やはり外部からの能動的な人員の協力は、必要不可欠なものであると感じました。
今週末は大月市に伺ったわけですが、このように人的協力を必要としている市町村はまだまだあると思います。各自治体のWEBサイト等に災害ボランティア情報が掲載されておりますので、各人のできる範囲でご協力頂ければと思います。
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■災害ボランティア募集(大月市)の基本事項[抜粋]
災害ボランティア募集内容:独居老人、高齢者世帯、障がい者世帯の敷地内、地域で対応できない道路の雪かき作業等 ※山梨県内は雪おろしの高所作業経験がないので、危険な屋根等からの雪降ろしの作業は行いません。
《注意事項》
①宿泊場所は確保できません。
②食糧等は大月市内のスーパー等で購入できます。
③テントを立てる場所はありません。
④雪かき等の道具は、原則持参でのご協力お願い致します。
《ボランティアセンター開所時間》
午前9時~午後4時(受付:午前9時~午後1時まで)
※詳細は以下のサイトやFACEBOOKより最新情報をご確認ください。
■大月市社会福祉協議会のホームページ
http://www.otsuki-shakyo.jp
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災害ボランティアの受け入れに関しては、上記のサイト内TOPICKSより、[ボランティアの受け入れについて]をご覧ください。
■大月市災害ボランティアセンターの公式FACEBOOK
https://www.facebook.com/pages/大月市災害ボランティアセンター/625962994120285
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日々の活動状況や最新情報はこちらに掲載されております。