2014年も早くも3月に入り、いよいよ ULTRA-TRAIL Mt. FUJI 開催まで50日あまりとなりました。
先日から3回にわたり開催させて頂きました必携装備説明会&ザックトライアルイベントでも、これからウエアやギアを買い揃えなければならないという方も多くいらっしゃいましたので、ご参考までに今シーズン実際のフィールドで使用しているアイテムを中心に必携装備リストに沿って紹介させて頂きました。
その中でも、多くのみなさまが「どのようなものを用意しようかな」と、迷われていた項番11.と12.の保温のための上下ウエアに関して、イベントにてご紹介させて頂きましたものを以下にて記載させて頂きます。
■大会公式WEBサイト内の必携品リストより抜粋
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11.
保温のためのフリースなどの長袖シャツ。綿素材は認められません。
[補足説明]保温のための上半身の衣料は=「暖かい空気の層」を作ることができる起毛したミッドウエアと称されるフリースやウール、薄手のダウンなどのことです。薄手のアンダーウェアは認められません。
12.
保温のための足首までを覆うズボンあるいはタイツ。または膝までを覆うタイツと膝までを覆うハイソックスの組み合わせ。いずれも綿素材は認められません。
[補足説明]保温のための下半身衣料は=A.足首までを覆うズボン、B.同じ足首までを覆うタイツ、C.丈の短いタイツとハイソックスのことです。
(※大会実行委員会より:項番12.補足Cの「丈の短いタイツ」膝丈より長い3/4タイツのことであり、膝上丈のハーフタイツではありません)
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上記項目に共通するキーワードは『保温のための』。
補足にもあるように、ポイントは「暖かい空気の層」を作ることができる素材である必要があり、「化繊ダウン」を使ったウエアも候補には入りますが、登山やトレッキングに比べると運動量の大きいトレイルランニングということを考慮すると、保温性が高すぎて必要以上の発汗につながったり、すぐに暑くなって頻繁に脱ぎ着しなければならないようであれば、心身ともにストレスを感じます。
そう考えると、選択肢の1つとして「フリース」素材で適度な保温性と通気性があり、かつ身体の動きに追従してくれるもの。そして使用していない時間帯も考慮し、軽量でコンパクトにパッキングできるものが候補になるかと思います。
そこで、ご参考としてご紹介いたしますのは、ウィンタートレイルランニング専用に設計された・・
RaidLight :
・Wintertrail Jersey(ウィンタートレイルジャージ)
・Wintertrail Tights(ウィンタートレイルタイツ)
上下ともに、裏面が起毛しており寒冷地でも運動により発熱を適度に保温そして通気してくれます。また起毛も厚すぎず、パッキング時も比較的コンパクトに収納できるのも特徴です。
上下それぞれのディティールに関する特徴は・・・
上のジャージに関しては何と言ってもリストゲーター部分。手首に “Glove inside(グローブインサイド)” の文字が書かれていますが、その通り袖口部分にリストゲーターがあり(上写真:左手)、更に寒ければ手の甲部分を裏返すとミトンが現れ指先までも覆うことができる(上写真:右手)仕組みになっています。
防寒用のグローブを出すまでもない場合には、このリストゲーター&ミトンを使って寒さを乗り切ることができるのです。
また、襟部もサイドファスナー付きのスタンドカラー仕様になっており、必要に応じて首周りの外気接触を調整することが可能です。
一方、下のタイツに関しては、肌に密着するタイトストレッチ仕様ではありますが、コンプレッションタイツのような圧着タイプではないので、レース中にコンプレッションのハーフタイツの上から履くことができます。また、足首部分もタイトな作りになっていますので走行時のバタつきはありません。
タイツでストレスがあると言えば脱ぎ着ですが、裾にファスナーが付いていますので、その点に関しても問題ありません。(※シューズは脱がないといけませんが)
また、ULTRA-TRAIL Mt. FUJIのコースでは必要ありませんが、タイツには “Tibia Protect Concept(脛骨プロテクトコンセプト)” の文字が書かれており、裾口から別売りのシンガードを入れることができる仕様になっております。アドベンチャーレースやオリエンテーリングのレース時の藪漕ぎ用の機能も備えているのです。
さらに、上下ともに先日ランニングパンツのご紹介でも記載いたしましたフラップ付きのメッシュポケットが両サイドに付いていて、補給食やスマートフォンそして夜間であればハンドライトなどを格納したり、ゴミ入れとして使用することが可能です。
RaidLightはブランドの代表であり商品開発者でもあるベヌワ・ラヴァル氏自らが世界中の過酷なロングレースに現役で出場していることもあり、レース中のストレスを1つでも軽減させる「自分が使いたい!」という工夫が色々と織り込まれています。
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■メーカーサイトは以下よりご参照ください。
・Wintertrail Jersey:http://www.raidlight.jp/SHOP/RV075M132.html
・Wintertrail Tights:http://www.raidlight.jp/SHOP/RV085M132.html