多くの人が「RaidLight(レードライト)にシューズなんてあったっけ?」と思うのではないでしょうか。
日本ではRaidLightというと、ほとんどの人の印象が、トレイルランニング関係の雑誌などにもよく紹介されている「あの白くて、大きなフロントボトルが2本ついた・・(マルコ・オルモ選手と共同開発したUltra Olmoシリーズ)トレイルラン用のザック」かと思いますが、実際は1999年にフランスでトレイルアクティビティ専門メーカーとしてブランドを立ち上がって以来、オリジナルのウエアやギアを製造・販売していて、2012年よりシューズの展開もはじまっています。
その第1号が下写真のTEAM R-LIGHT 001。ブランド創設者(現在もCEO)であり、製品の開発者であり、エリートランナーでもあるベヌワ・ラヴァル氏のハセツネ2013の映像シーンにもこの001が登場しています。
RaidLightというと、ギアやウエア含め砂漠やヒマラヤで開催される1週間におよぶステージレースにも使用することを前提にした耐久性をベースに開発が行われていることもあり、全体的にしっかりとした作りになっていて、特にヒールカウンター周辺がアウトソール/ミッドソール含めてしっかりしている印象です。
更に、踵の部分には使用するレース環境によって取り替えが可能なSIDAS(シダス)社製のショックアブソーバーが取り付けられるようになっていたり、ソールも同じく標準でSIDAS社製のオリジナルソールが装着されています。
また、タン部がアッパーと一体化した伸縮素材でできていて、シューレースの形態からも足の甲の中心にテンション寄せるのではなく、外側に分散させているため、実際に長距離を走っていても、(個人的な感想では)タンとアッパーの段差やシューレースが当たることによる甲の痛みが少ないように感じます。
このような基本仕様は、間もなく日本に製品版が上陸する最上段の写真にある001の進化版であるTEAM R-LIGHT 002にも引き継がれています。
その002の特徴や、このシューズに秘められた(ある意味マニアック過ぎる)ギミックは、また別の機会に掲載することにいたします。
TEAM R-LIGHT 002は、先日掲載いたしましたこちらの記事の映像に、富士山を上り下りした時の様子とともに映っておりますので、是非ご参照ください。