ノルディックウォーキング用のポールとトレイルランニングについて。
(以前掲載した記事はこちらより)
トレッキングポールのシリーズとして先行して採用されたLEKIの「分割+折りたたみ」式の構造(マイクロシリーズ)が、ノルディックウォーキングスタイルのグリップにも採用され、LEKI「NWマイクロマジック」として販売されています。
以前はコンパクトに収納できるLEKIのシリーズといえば、「トラベラーカーボン」や「スマートトラベラー」であったのですが、それらは伸縮式の構造で短くしても65cmほどはあり、使わない時の収納性(トレイルランニングでは、ザックに取付けたり・・)に優れているとは言えませんでしたが、NWマイクロマジックは折りたたみ時に35cm前後(使用するポールの長さにより34cm-39cm)となり、約半分の長さになりました。
先日、欧州にて配布されていたアウトドア系のフリーマガジンのLEKIの広告(上写真)にも、ハッキリと「TRAIL RUNNING」と記されており、単にコンパクトなノルディッックウォーキングポールではないことを、アピール。
・PICCOLO = コンパクト
・PRATICO = 実用性が高い
・MIGLIORE = 最先端の
また、日本での『トレイルランニング=ノルディックウォーキングポールの使用』は、まだ少数派ではありますが、ノルディックウォーキング自体の普及が進んでいる欧州では、トレイルランニングにノルディックウォーキングポールを使用する比率は高く、UTMBやTDGはじめ欧州のロングレースの写真や映像でもよく見かけます。
実際にUTMBのスタート/フィニッシュ地点、シャモニーのTHE NORTH FACEの店舗でも、トレイルランニングコーナーにて販売しているのはLEKIのノルディックウォーキングポールであったり、また別のアウトドアショップで聞いたところ、このNWマイクロマジックが、現在トレイルランナーには一番人気だということでした。
ただし、収納がコンパクトになるということだけがgood pointではなく、このポールの特徴は継ぎ目部分の強度が高いこと。記事が長くなってきたので、そのあたりは次回ご紹介いたします。
つづく…