1つ前の記事ではSUUNTO AMBIT3のバッテリー駆動時間拡大について記載いたしましたが、今回はレース中などフィールドでの行動中の充電について。
[重要]
モバイルバッテリー接続によるアンビットの充電に関しては「メーカー公認」ではありません。販売されているモバイルバッテリーが全て対応しているとは限りませんので、事前にご自身にてテストの上、フィールドで使用するようにしてください。
100マイルレースとなると2日間以上、ステージレースや山岳縦走レースなどでは1週間近く行動し続けることも少なくないと思います。1つ前の記事にて記載いたしましたように、SUUNTO AMBIT3シリーズのソフトウエアアップデートにより飛躍的に駆動時間が増えたものの、屋外での使用といなれば気温やGPS電波状況など、フィールドの条件によっては内蔵電池を公表時間よりも消耗することもあり得ます。
そこで、昨年のレユニオン島での100マイルレース Grand Raid Réunion:Diagonale des Fousにて使用した(昨年のレユニオンの時点では SUUNTO AMBIT3 Peak でも電池駆動時間が「最大50時間/GPSデータ取得頻度60秒毎」でしたので)のが、パナソニック製のUSB対応モバイルバッテリー。家電量販店などに普通に販売されているものです。
緊急連絡用として携行する携帯電話やデジタルカメラの充電、また電池を取り出せばヘッドライトの交換電池としても使えるため、モバイルバッテリーには電池(単3×2本)を入れた状態で、Ambitの充電ケーブルとともに防水サックに入れて携行しました。
そしてドロップバックが受け取れる大きなエイドステーションで食事や着替えをする間に充電。試しにエイドステーションを出てロード区間が終るまでの間、充電端子(時計とつながるクリップ形状の部分)が “外れないように工夫して” ザックに取付けて走ってみましたが、充電しながらGPS電波の捕捉もできていました。
100キロ超の距離を60秒毎にGPS取得して進めば、蛇行するトレイルを走るトレイルランニングにおいての累積距離表示は実際距離とのギャップが徐々に生じる事は仕方がないことですが、累積距離の表示以上にコースマップ上での位置やピークまでの標高差を確認することができる「高度表示」、そしてペースが上がり過ぎ/下がり過ぎていないかの目安になる「ペース表示」がとても役にたちました。
自分がレース中に頻繁に見る機能の表示を、AMBIT画面内にカスタマイズ(movescount.com > ギア > カスタマイズより)して好きな組合せで表示することができるので、まだ初期設定から何も触っていないという方は是非お試してみてください!
「電池」の話も出ましたので、そのうちに充電式電池(ニッケル水素電池)に関しても掲載しようと思います。
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Grand Raid Réunion:Diagonale des Fousに関する記事は、この後もしばらく書き残していき、来年以降エントリーをお考えの方に、少しでも参考になる情報が残すことができれば思います。このブログの右側のカテゴリーより■ Grand Raid Re’union 2014を、クリックして頂ければ一覧表示されるように設定しておきます。
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