こんにちは。
超久方ぶりの更新です。
ニュージーランドのケプラーチャレンジ60K珍道中の二回目です。
あまりに久しぶりすぎて当ブログの編集長の渋井さんから怒号が飛んできたので(嘘です。渋井さんゴメンなさい)、ようやく超重量級の重い腰を上げた次第だ。
一回目からだいぶ経つので何を前回書いたか忘れてしまい、久しぶりに一回目を読んだところ、驚いた。
トレイルのこと、なーんも書いてない(笑)。
これではMMAブログとして如何なものか?!
とすでに公開してしまって随分経つ一回目を猛省しながら筆をとり始めた。
ちなみに、これを書いてる今は山形行きの新幹線でしかも、新調したばかりのmacbook proを前に快適ルンルンな気分なので、その猛省気分は一瞬で消え去り、気を取り直して書いている。
そうそう、前回まではニュージーランドのいい国ぐあいをしきりに書いていて、トレイルの話の手前でイッチョマエにもったいぶったりして終えていた。
https://mountain-ma.com/docue/2016/03/18/keplerchallengenz_1/
なのでその続きを。
(すでに本題に入る前のこの段階で400字を超えてしまった。。)
ニュージーランドのトレイルは、とっても綺麗に、そして穏やかに、整然と整備されていた。
もちろん、すべてのトレイルなんて行けるはずもなく、行ったのは有名な国立公園のケプラートラックとミルフォードトラックだけなので、すべてに当てはまるかは、わからない。
おいおい、そんな経験だけで一国のトレイル事情を語るんかいっ!
なんてお叱りの言葉も受けそうだが、うるせー、バーローと難なくうっちゃって書き進める。
日本の国立公園もめちゃ整備されてて、それはそれは美しいじゃあないか!
なんてことも言われそうだが、それも聞かないふりで進めるとする。
とにかくだ。
ニュージーランドは自律している。
日本のようにやかましい看板、注意書きの類がほとんどない。
必要以上に柵とか、ロープとかそんなのもない。
おそらく自然との距離感をそれぞれみんなが知っている感じ。
そのアンティ過保護なところがいたく心地よい。
人間、やはり任せられるとか、自分の裁量で判断して行動するとかの方がストレスなく気持ちいいのだろうと思う。
しかも、そもそも、人が自然の中に向かうのってシステムの外にちょっと飛び出して自己責任で行動すると言う本来備わってるはずの動物的DNAを呼び覚ますことに潜在的にヨロコビや楽しさを感じているからなのではないのか。
もちろん、国立公園だし、人の手が入って整備されているけど、その要素がきっと誰しもあるはずだ(と断言してみる)。
日本の自然はそれはもう、スンラバらしいし世界でもこんなスンバらしい自然条件の国は稀なのだと思うのだが、いかんせん、過剰なルールを押しつけている気がする。人工物が多すぎるのだ。
ああ、他愛もない戯言をややコーフン気味に書きなぐってるうちにすでに1000文字を超えてきたぞ。イカンイカン。レースの話はいつするんだよ、おい。
ということで、レースの話に入ろう。
ケプラーチャレンジ60k。
ニュージーランドの国立公園でもあるケプラートラックを走るトレイルランニングのレースだ。
(http://www.keplerchallenge.co.nz/)
石川弘樹さんも駆け抜けたことのあるこのレース。
普段は申請して山小屋に泊まって歩かないといかん感じの国立公園を走って回れる貴重な体験ができる。
走ったことのある友人から聞くところでは、それはもう感動的にビューティフルな景色が味わえるとのことで、期待がモーレツ膨張宇宙的に膨らんでいた。
南島のアウトドア・アクティビティのベースタウンといえるとっても美しい街クイーンズタウンからケプラートラックの麓のこれまたすんごく美しい湖畔の村テアナウに入る。
テアナウは、街ぐるみでケプラーチャレンジの大会を盛り上げている感じ。
メインストリートの歩道には大会名がチョークかなんかで書かれてたりする。
B&Bで滞在する宿のおばさんに大会のために来た旨話すと、それはもう、大げさ過ぎるんちゃうん!と思えるくらい喜んで、ウルトラスーパー明るい笑顔で話してくれる。
彼女はこのテアナウの湖畔で暮らしたくてこの宿を始めたそうだ。
ニュージーランド人はホントやたらめったらとオープンでいい人たちばかりだ。
受付会場が一体全体何処にあるのか、スタート地点は何処なのかなど大会の公式サイトにも配られる要項にも詳しくはのってない。
日本のように誰が見てもわかるようなどこまでも親切丁寧お客様は神様です的説明はないのだ。
ということで、グーグルマップでもちゃんとでてこない受付会場には、
「まあ、何とでもなるやろ、このやろ」な感じで車でウロウロして何とかたどり着きます。
ちなみに、このケプラーチャレンジは日本人の方がニュージーランドで営んでるリアルニュージーランドという旅行会社に申し込んで参加することもできる。
その場合はこのようなウロウロドキドキオラオラ体験はせずに済むので、レースに出るんだから、ゆったり安心旅がいいけんね、って方はリアルニュージーランドさんからお申込みをされるのもいいかも。(http://www.realnewzealand.net/)
※サイト見ると現在やってらっしゃるかわからないので、興味ある人は問い合わせを。
受付を済ませ、レースのブリーフィングに参加。
当たり前だが全部英語なので、テキトーイングリッシュ能力を総動員してヒアリングに務めたのだが、なんせテキトーなのでテキトーにしかわからなかった。
でも装備チェックが途中あることだけは確認できたので、「まあ、何とでもなるやろ、このやろ」な感じで気を取り直してスタート地点の探索に行くことに。
受付会場と同じく何とでもなるやろこのやろ的だとさすがに不安なので、ここは万全に。
日本のレースのように、前日からスタート地点への誘導サインが道々に掲示されてるわけは当然なく、スタート地点名も外人である僕達にはわかるはずもなく、地図にも地名がないの、無い無い尽くしなのだが、ココだろきっと、と目星をつけたところに行ったら難なくスタートゲートの設営を始めたばかりのその地にたどり着く。
あー、よかった。
あとは、テアナウに戻って飯食って翌日のスタートに備えるだけだ。
つづく。
(やっとレースの話に入れてよかった。。)