いよいよUTMFまであと1か月ちょい。経験上(少ない経験だが)、ここから先は無理に何かをやってもプラスにはならない。むしろここまでやってきたことに自信を持って、どれだけ疲労をためず抜いていけるかが重要。まぁケガもあり予定練習の80%位しかできなかったが、おかげで故障はしていないし、80%の中身もなかなか濃かったので、身体は順調に絞れ基礎体力も以前よりは上がっている。あと1か月、色々と抑えつつ今の状態をキープし体調を整えていければ、今年も当日、ちゃんとレースに挑めるのではないかと思う。
今後の練習として、3月の残りはキャノンボール片道(orチーム100マイル練)と試走合宿でもう少しそこそこ距離を走る。キャノンボールは周りがほとんど往復の中、なんとか自制して片道にした(笑)。4月は1回コースを試走するくらいであとは疲労抜きのジョグ&トレラン、それにプールを加える予定。高付加トレ(坂道ダッシュ等)も10日~2週間前には一旦休止しようかと思う。
練習の強度や量を減らす分、シュミレーションなど頭の方では色々考えたい。とりあえず今年の大きな戦略として、まず「エイドでの滞在時間を減らす」、そして「西富士~こどもの国(ないし水ヶ塚)をどう攻めるか」の2点がある。前者に関しては昨年各エイドで休み過ぎた感が強いので、全体にわたって滞在時間を減らすのはもちろん、特にサポーターや応援のいる大きいエイドでの「なんとなく出たくない」「もう少し一緒にいたい(笑)」という類の滞在時間を減らせるよう意識したい。その中でも、貯金を作るという意味でも前半の西富士は極力早く出るよう戦略を立てようと思う。後者については、この区間が去年と逆で「ダラダラ下り」から「ダラダラ登り」に変わるという点が非常に気になっている。もしかしたら、ここをどれだけ走れるか、あるいは遅くならないようにするかが完走のキモかもしれない。試走禁止区間なのでシュミレーションしにくいが、事前に区間想定タイムを設定し、そこから大きくズレない戦略を立てたい。
自分はフルの持ちタイムやスピードには全く自信がないが、練習・レース準備を含め戦略を立てて実行していくのは好きだし、レースの距離が長ければ長いほど、それでスピード不足を補うチャンスが増えると考えている。その観点でいくと、自分の中では既にレースははじまっている。今は練習の終盤、ここは抑えるところ。”ウルトラロングのレースは、準備も本番もラストスパートはいらない”。そう思いながら進んでいる。
最後になりますが、「練習でだいぶ疲れたのでもうやりたくない」とは書きにくいので、以上視点を変えてもっともらしい言い訳風に綴ってみましたww