前にも書いたけど、今年も昨年に続きUTMF(4月末)とUTMB(8月末)に出る。しかし、UTMFで故障した場合、その後のUTMBに大きな影響が出るため(昨年経験済み)、UTMFをどのような形で走ればいいのかなかなか答えが出ない。要は、UTMFに全力投球できるか否か、という問題だ。
昨日チーム100マイルの練習があり、トレーニングを挟んだお昼には、恒例の鏑木さんからの講義が行われた。今回のテーマは「テーパリング」。レースに向けてこの時期をどう過ごすかという話であったが、思い切って少しズレている自分の悩みを鏑木さんにぶつけてみた。
「UTMFとUTMB両方を目標にした場合、UTMFのレース途中で故障してしまったら、そのときどういう判断をしたらよいと思いますか?」
まず鏑木さんからは、「その気持ちは非常によくわかる」「自身も経験がある」との言葉があった。レベルが違い過ぎて申し訳ないのだが、やはり同質の悩みはトップランナーにもあるということなのだろう。本命レースが続く場合、先にスケジュールされたレースをどういう意識で走るか、これはやはり難しく重要なテーマであるとのこと。その上で、鏑木さんからは以下アドバイスを頂いた。
・故障が重度になり得るものか、軽度で済む程度のものか、経験からある程度予想・判断する。(鏑木さんの)経験的にはヒザの深く、靭帯に関わる故障であれば軽くないと思った方がよい。
・故障具合から、次のレースまで(自分の場合4か月後)に治し仕上げられるかを判断。目安としては、レースの後半での故障であれば、タイム狙いではなく完走目標に切り替えることで悪化を最小限に抑えつつゴールを目指すのもアリ。しかし前半、中盤辺りで故障した場合、完走できるかもしれないが、勇気をもってリタイアし次に備えた方がよい。
・前のレースより後ろのレースが重要な場合、、仮にレース中故障していなくても、後半かなりペースを下げて次に向けた疲労や故障を予防する選択もアリ。
・逆に後ろの予定がない本命レース(自分の場合UTMB)では、後遺症とのバランスを考えながらあくまでゴールを目指すという選択はできる。
非常に具体的なアドバイスを頂き、UTMFに向けたモヤモヤが少し晴れた気がした。そして、自分がUTMFとUTMBにどう挑むか、だいたい気持が固まってきた。
まずUTMFは段階的に以下3つ。
・40時間切りを目標に走る
・すばしりまでで重めの故障が発生した場合、余力があってもリタイアする。
・それ以降、特に山中湖以降の故障であれば、完走目標に切り替え行けるところまで行く。
そして、最後になりますがUTMB。
・這ってでも完走www
まぁ、とりあえずまずはUTMF。出場の皆さん、共にがんばりましょう!