※vol.1はコチラ
【UTMF2013レポ】vol.2「A4こどもの国~A8きらら」
・A4こどもの国を出ると、四辻までは登り基調。最初は林道とロードが続き一人が飽きてくる。「そろそろ誰か来ないかな…?小松さんあたり」と思っていたら、後ろから「すみませんMMAって何の略ですか?」の声。ほんとに小松さんだ!ということで二人で走りだす。ちなみに「何の略ですか?」と聞かれたらボケなくてはいけないのが仲間内のルール。例えばSTYなら「Sそんな・T大会・Yやってないですよ!」とか。しかしここでは疲れているので何も答えられないw
・ロードに出るとルートが急きょ変わっていた。まぁ、オレもマンションの理事長やってるからわかるけど、色々な人がいますからね…。係員の皆さん大変ご苦労さまです!
・そしてA5水ヶ塚まで半分くらいのところで小松さんに置いていかれる涙。桑原プロといい、Domingoさんといい、トレイル鳥羽ちゃんはこの1年でものすごく高速化wしている。確か当初は自分が調子に乗って「What’sトレラン」みたいな訓示めいたことをアドバイスしていたような気がするのだが…。これからは逆に色々教えてください!マジで!
・ちなみに去年通たスキー場のゲレンデみたいなところは通らなかった。代わりに送電線系のトレイルを通った。
・小松さんにムリについて行ったせいか、既に一晩オールで走っているせいか、体調がおかしく呼吸が乱れてくる。かなり減速しなんとかA5水ヶ塚に着くが、係りの方と話してちゃんと受け答えができない。医務室の方から動悸が激しいと言われ、しばらく横になることに。寝れなかったが10分くらい意識が夢と現実を行ったり来たりしてだいぶ回復。まだ少し動悸がおかしいが大丈夫とのこと。幸い胃は強く食欲はあるのでしっかり補給しエイドを出発。
・ここからは四辻まで歩行区間。休憩にちょうどいい。FBで途中経過を書き込みつつ、周りの方と話しながらリラックスして進む。前半は雰囲気の良いトレイル、そこから火山灰トレイルへ。絶景。
・四辻からA6太郎坊までは大砂走り。富士山の中腹を走りながら、「誕生日に何やってんだ」「オレはいったいなぜこんなことしてるんだ」とか思いはじめる。そして富士山の絶景を眺めながら、なぜか感極まって号泣。富士山が自分の人生にこんなに深く関わってくるなんて…。「自分に負けたくないんだ…」と泣きながらつぶやく。自分でもよくわからないが、とにかくこのとき、今年もどうやってでも完走してやる。去年の自分を上回る走りをしてやると心に誓った。
・A6太郎坊ではまたしっかり補給し、すばしりまでの下りに備え15分くらい自分で脚のマッサージをした。今のところ故障はないが、腸脛ほか色々なところに張りが出はじめていたため、事前対処だ。とにかくまだ先は長く、無理は禁物。「レース後半、杓子と霜山の下りだけで計20km超の林道&ロードがあるので、そこに絶対脚を取っておく必要がある」-とにかくそれを念頭に置いていた。A7すばしりまでの下り基調を慎重に走る。途中うっかりミスコースなどもしたが、まもなくA7すばしりへ。最後の数キロのロードの下りは、自重して半分歩いた。というか、「半分しか走れなかった」が正解か。
・A7すばしり到着。こどもの国以降、水ヶ塚手前はブレーキになったが、その後は回復し調子は悪くない。
・ここのエイドも早く出ようと思ったが、長い休憩もこれまで取っておらず、疲労に早めに手を打っておきたかったこともあり、知人の知人から脚の張りが出ている部分にマッサージをしてもらい、更に15分程度横になった。寝れないが意識が度々飛んでいる感覚はあり、これでかなり疲労が取れた。トイレ(大)にも行き、しっかり補給もして1時間滞在。ちょっと長くなってしまったか。
・A7すばしりを出ていざ三国山トレイルへ。ここは去年の本番を含め何度か走っているが、非常に侮れない区間。ここを無難にクリアしA8きらら以降勝負できるかがレースの鍵だ。登山口で半ちゃんが係員をしていてエールをもらう。そしてここから稜線に出るまでの登りが長くキツい。しかも前後にほとんどランナーはいない。ただただ淡々と、無言でゆっくり登る。途中子連れファミリーが登っていたが、追いつかない。そろそろ110kmを超え、行動時間は丸一日。しようがない。と思いつつ、子供に負けるわけにはいかんと、30分くらいかけてなんとか抜いたw
・稜線に出てからも50~100m規模のアップダウンが数度ある。しかし、徐々に視界が開け、山中湖と富士山、そして太陽の絶景が現れる。予定では日が暮れて通過だと思っていたので、この景色がみれたことがうれしい。そして、これなら38時間前後で行けそうだと考える。すると調子も出てきて、少しずつ前を捕えながらA8きららへの下りへ。
・最後のロードは走ったり歩いたり。心身の確認をする。気持ち、OK。身体、OK。ここからが勝負。去年も後半に力を温存し最後追い上げることができた。今年もそれが可能…かはわからないが、逃げずにやってみよう。その前にエイドでその準備だ。A8きらら到着。
・A8きららでは補給をしっかり行い、夜間に備え再びTシャツをキャプ2の長袖に着替える。軽いマッサージを行う。そして、STYで前日これからの区間を走ったアカシからのアドバイスで、長い林道&ロードに備え、再度シューズをマゾ→HOKAにチェンジ(vol.3で後述するが、これが大正解だった)。
・ここまで嫁らのサポート隊もほとんど不眠不休で助けてくれている。さらにSTY組も合流してくれ一気に賑やかになった。心から感謝。
A5 in | 18:17:31 | 2:07:07 | 09:17:37 |
A5 out | 18:50:19 | 0:32:48 | 09:50:25 |
A6 in | 20:25:10 | 1:34:51 | 11:25:16 |
A6 out | 20:46:03 | 0:20:53 | 11:46:09 |
CP2 | 21:42:14 | 0:56:11 | 12:42:20 |
A7 in | 22:03:36 | 0:21:22 | 13:03:42 |
A7 out | 23:07:22 | 1:03:46 | 14:07:28 |
A8 in | 26:48:48 | 3:41:26 | 17:48:48 |
A8 out | 27:14:26 | 0:25:38 | 18:14:26 |
※左から測定ポイント/スプリット/ラップ/通過時刻
vol.3へ続く
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