UTMFの1週間くらい前。UTMB2位ほか素晴らしい実績を誇る世界的トップトレイルランナー、セバスチャン・セニョー選手が駒沢のparkにやってきました。喜んだのはボク以上に娘。ボクがここ数年何度も何度もUTMB2009のDVDを観返しているので、娘(小4)にとって「セバスチャン=いつもTV(画面)に出ている憧れの人」なのです。
娘は早速iPad片手にフランス語を調べながら、「アレアレ!セバチン!」的な手紙を書いて準備。当日無事、セバチンに手紙を渡し、お礼のサインをもらっていました。セバチンも事情を話すとかなり喜んでくれて、わざわざFacebookにも娘とのエピソード(?)を書いてくれました。
迎えてUTMF当日。スタート30分ちょっと前でしょうか?セバチンが会場から少し離れたところをウォーミングアップで走り去っていきました。ボクもちょうどその辺に停めた車で準備をしていて、そろそろスタート地点に向かおうかと思っていたところ。するとセバチンがすごい勢いで戻ってきたので、さすが「気合い入ってるなー」と感心していると、なんとボクのところに戻ってきたのです。そして、「○○○(ちゃん)のお父さん!○○○ちゃんによろしく言っておいてね!今日は来ていないの?残念!お互いUTMBがんばりましょう!」満面の笑みでそう言って、またウォーミングアップに戻っていきました。
いや~こんな大きなレースの直前に、正直セバチンのこの行動ってスゴいな、と。ボクなんか素人なのにレース前ピリピリしてるのにw。ほんとイイ人だなとウットリwしました。だいたい娘はともかく、よく父親のボクのことまで覚えてるよな…。自分だったら忘れてると思いますもん!
その後セバチンの姿を追っていると、声を掛けられる度に立ち止まっては笑顔で握手して、ときには記念撮影までして(こんなときに写真頼んじゃダメだよ~!)、正直全然ウォーミングアップになっていませんでした。それでも周りとの交流を優先し、笑顔でそれを楽しむセバチン。こんなに魅力的でカッコいいトレイルランナー初めて見たな、そう思わずにはいられませんでした。
UTMF、3位という結果が満足のいくものなのかどうなのかはわかりませんが、3日目の午後、表彰台の上で笑顔ではしゃぐセバチンの姿がありました。レース前の笑顔と全く同じでした。
というわけで、ボクの周りでもセバチンに会いそのキャラクターや人柄に魅了された人は多いのですが、セバチンの魅力の一部、ご紹介してみました。
最後になりますが、その後娘はセバチンセバチンと毎日うるさく、お父さんお父さんとは全然言ってくれません(涙)