本日、今年最初の富士山アタックへ。来月はトレランでアメリカ・Mt.Shasta(4,300m+)を計画していて(トレランで登れるところまで)その高度順応と、やはり人が少ないこの時期に富士山を満喫したいってことで、満月の光に照らされながら夜中に都内を出る。
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日の出とともに吉田口からスタート。パートナーはMMAブロガーでもあるクギッシーさん。チーム100マイルの頃からのお仲間。お互いトレイルランだけでなく山自体を楽しみたい志向でウマが合う。

予想はしてたけど今年は雪が多い!8合目あたりまでは通常のトレランスタイルで。それ以降は夏道はなくなり状況は一変、冬山へと一気に表情を変える。今回は10本爪のチェーンスパイク(軽アイゼンより強力)とストックを持ってきたので、準冬山装備で雪渓を頂上へと登り詰める。登山者はほとんどおらず、見かけるのは頂上から滑るというスキー&スノーボーダーが少々、あとは7~8合目辺りで引き返すトレイルランナーは結構いた。トレイルランナーも、もう少し装備を持てば頂上までまた違った楽しみがあるのにな、と思わなくもなかった。もちろん、富士登山競走の練習の人も多いだろうからしようがないですけどね。ただ今日に限らず、トレイルランの枠だけに留まるのはもったいないな、ちょっと広げるだけで色々楽しさ○○倍だからぜひ~…って最近思うのです♪

天気は良好、時折雲。最後は下から雲に追われながら頂上を目指す!
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というわけで頂上着。気温はそれほどでもないけど、強風でかなり寒い。風の避けられる場所を確保し、ゆっくりご飯。

クギッシーさんはカップラーメン。箸を忘れてそこら辺の木で食べていた。不味そうwww

自分はクスクスをジップロックに入れ持って行き、フリーズドライのビーフシチューに入れてみた。なかなか美味!しかし自分も箸を忘れ、しようがないので飲んだ涙

下山道はまだ雪の中で、帰りも雪渓を激下る。道はないので、地図やコンパス、GPSを頼りに。吉田口とすばしり口の間違い、道迷いなどは注意が必要。というか調子に乗ってお尻で滑って下りてたら少し間違えました汗(まぁ吉田口ルートは山小屋がたくさん見えるので、そこから大きく離れなければたいして問題ありません) 8合目あたりからは道もあるのでトレランスタイルで下山可能。
写真中心ですが、以上簡単なレポでした。この時期は登山者もほぼおらず、冬から春、そして夏へと変わっていく富士山を静かに楽しめる貴重なタイミング。装備をしっかりして、もう一度くらい行きたいな。
ps
最後に、近々に富士登山競走試走を予定している人への参考情報です(6/14現在)。
・トレランスタイルでは行けて本8合目まで。そこからはピッケル・アイゼンの冬山装備&相応の冬山経験アリ(or経験者同行)が望ましいです。行けると思って進んでも、降りられない(雪渓の下りメチャメチャ滑りやすかったです汗)なんてこともあり得るのでご注意を。
・下山道はまだほとんど雪の中。よって帰りも来た道を降りることになり、砂走りのようなスピードが出ません。また、高低通じてところどころ雪があります。終了時間には余裕を持ってください。