スポーツをする上で、怪我や故障のリスクはいつだってあるのだと思います。
いままでランニングをしていて、身体を痛めたのは、基本的には最初だけ。私のランニングは独学です。恥ずかしながら今だに「走り方」を学んだことがなく、周りのアドバイスを聞いたり雑誌などを読んだりして参考にしつつ、ちょっとずつ修正しながらゆるゆると走っています。
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ランニングを始めた頃、家にある普通のごついスニーカーで走っていました。ランニング用ではなかったので、もちろんすぐに靴擦れしました。次に安い靴屋さんで3000円くらいのランニングシューズを買いました。靴擦れはなくなったけれど、普通のジャージで走っていたので、今度は太もものあたりが擦れて肌が荒れるようになりました。
そのタイミングで、ちょうど知り合いから寛平ちゃんモデルのランニングシューズと可愛いコンプレッションタイツを戴いて、「ランニングウエア」という選択肢を知りました。シューズとウエアが揃ったことでかなり快適に走れるようになり、気分もアガるもので、その分走れる距離がのびて頻度も増えると、再び靴擦れし始めた上に、膝とくるぶしと親指の付け根あたりがなんとなく痛くなるようになりました。(この頃ちょうど月間50~60キロ)
それでもストレッチもせずに、だましだまし走っていたら、とうとうくるぶしが痛くて走れなくなり、「走りたいのに走れない辛さ」を知りました。
その経験をした後は、走る前に柔軟や筋トレをしたり、練習のバランスを考えて走りすぎないようにしたり、むやみにスピード重視だけでない練習法を考えたり、故障していなくても定期的に接骨院でメンテナンスしたり。とっても当たり前のことながら意外と難しい「自制」を覚えました。それ以来、大きな故障なく、結果的に怪我も免れてきました。
それが、突然。
つい数週間前に、右足首の靭帯を左右両側損傷して切れる寸前にまでなりました。
まさかの怪我。練習を重ねてなんとなく目を逸らしていたような故障とはわけが違います。2週後に予定していた駅伝は欠場。翌日から松葉杖&ギブスになりました。
再び、走りたいのに走れない辛さを味わうことになりました。
しかも、突然に。
このとき感じたことは「怪我と故障は違う」ということ。そして、「故障の回避」がいかに重要かということでした。
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怪我と故障の違い、で検索するととある整形外科のサイトになんとなく自分が今回感じたことに近しい記載がありました。(引用:こんどう整形外科)
<スポーツ外傷(けが)とは>
スポーツ中のある瞬間に身体の一部に大きな力が加わって起こるもの。 例)打撲、捻挫、骨折<スポーツ障害(故障)とは>
同じ動作の繰り返しで特定の場所が慢性的に傷むこと。別名「使いすぎ損傷」 例)腱鞘炎(けんしょうえん)靭帯付着部炎(じんたいふちゃくぶえん)変形性関節症
想定外の怪我ではなく、日々のランニングライフの中で、故障を避けることはできると思うんです。それは、学びであり、自制でもあると感じています。何かの雑誌で『ストイックなランナーほど、自分のやり方だけを貫きがち』と書いてあったのを思い出しました。思い返してみると、今回の怪我の発端は疲労の蓄積でした。とにかく走りたい、身体を動かしたい一心で疲労を溜めがちでした。ランニングクリニックやコーチング込みの練習会などで学ぼうとしていなかったことも、たまたま故障を免れてきた自分の体力に過信していたのかもしれません。今回は怪我をしたわけですが、怪我をしていなくても、あのままではきっと故障をしていたと思います。
まだまだラン歴の浅い私ですが、ちゃんと“走り方”を学び、自分の身体を見つめ、ずっと走り続けられるような身体作りをしていこうと、今回の怪我で痛感しました。
大好きなランニング。ただただ今走りたいから走るだけでなく、ずっと走り続けるために、どうあるべきか。それを考えていくことも、ランニングへの愛だと思うようになりました。もちろん、スラックラインで怪我しないように気をつけることもなにより大事ですが。(笑)
あ~はやく治して走りたい~!