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蚊取り線香塾:省エネスピードハイクを学ぶ

written by Emma Nakajima April 06, 2014

MMA主催、【ロングディスタンス・ファストトレッキングスタイル 蚊取り線香塾~第二講~ロングトレイル対策 奥多摩ナイトステージ! 】に参加してきました。
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100マイル級のレースに制限時間内(UTMF40~42時間)で完走する方法をテーマに、“走る”のではなく“省エネ早歩き”で長時間動き続ける歩き方のコツやテクニック、山でのちょっとした注意点などを学んできました。実はわたし、ハセツネコースは初めて!それだけでもわくわくです。

22:30
武蔵五日市の駅に続々と集まるトレイルランナー。なんとこの日の参加者は約40名!私は信越を除くと、初めてのナイトラン。日中はひとりでも山に行けるけど、やっぱり夜となるとそのハードルは高い。同じくらいの経験やレベルの人だけで行くのも勇気がいるし、やっぱり熟練のトレイルランナーについていくのが一番いい。でもなかなかそういった機会も少ないまま大会を迎えるのは不安なもの。そういった同じ状況の人達が集まっている様子。
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この日はHOKAの試し履きもあり、半数以上がHOKAを履いての練習になりました。

男女年齢様々。事前に回答しているおおよそのタイムからA~Dにチーム分け。基本的には全員で行動するけれど、各チームにリーダーを設けて点呼を取ったり安全管理をするという目的。大人数だけれど、山中トラブルなくとてもスムーズな進行でした。
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夜の山は、当たり前ながら足元の状態がわかりづらく、石や枝につまづきやすく、思いがけないぬかるみに何度もドキッとしました。転びはしなかったのものの下りで足を置いた場所がズルッと滑り慌てたりして、いかに普段バランスよく下れていないのかと反省しました。黙々と金毘羅尾根を上る途中、時々蚊取り線香さんの省エネ登りのレクチャーが入ります。石などを利用して足を水平にする(ふくらはぎの負担が少ない)、登りの斜面では左右の傾斜を利用する、つま先の方向を意識するなどなど。

スタッフの方も含めると40人以上の行動。ずらりと並ぶ光はなんだか不思議です。真っ暗な夜の闇もしゃべりながらなら楽しい。だけどこれが本番のレースではひとりぼっちになることもあるかと思うと、ちょっぴり閉所・暗所恐怖症ぎみの私はもう恐ろしくてたまりません(笑)たまに遠くに見える夜景が海のようで綺麗でした。
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真っ暗は怖いものの、徐々に黒から紺色へ、そのうち色がすこしずつ明るくなっていく。

「夜明けだ~!」

初めて山で経験する夜明け。
少しずつ明るくなる空に合わせて、気分も明るくなってくる。太陽の光が見えるとなんだかエネルギーが沸いてくる。明るくなる頃にはなんだかすっかり元気満点に。足元が見やすく走れる安心感もあったのかもしれません。下りのレクチャーでは、やはり一歩一歩を軽く体重をかけすぎずにリズミカルに下ること。さらに少し滑らせるようにして下るのも良いというアドバイスもありました。ちょうど落ち葉が多くてまさに“滑る”ような場所があったけれど、前傾姿勢だけでもなかなかビビッてしまう私にはまだまだ難しかったです。上達したい下り。課題です。
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途中、ふらつく前の方に声をかけると、「眠くて眠くて・・・」という反応。私は眠気と戦いながら進む、という経験もしたことがなく、今回はその練習にもなればと思っていたけれど、何故か終始目が冴えていました。初めてのナイトトレイルに異常にワクワクしていたからでしょうか(笑)

後半では雪が残っていて滑って足をとられるという場面も。UTMF/STYまでに富士山周辺はあとどのくらい融雪するでしょうか。凍った雪の上でHOKAはツルツル。ちょっと心配になりました。途中でモンベルのリバーシブル グリッパーを使ってみたりもしました。チェーンスパイクほどではないけれど、ちょっとだけ安心感がありました。軽くて、チェーンスパイクよりもシューズにフィットします。
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そういえば、夜は身体の震えが止まらないほど寒く、防寒対策を考えさせられました。上半身は、ファイントラック+Tシャツ+C3fitサーマルのアームウォーマー+CAP3ロングスリーブ+モンベルジオラインの腹巻+トレントシェル。下半身はC3fitのサーマルロングタイツ+ランパン+バーサライトロングパンツを着ていたのに、それでも凍えました。STYよりも全然気温高いはずなのに。寒がりだとはいえ、これだけ着込んでも寒いとは。手袋は六甲で雨が降っていても重宝した100%ウールの手袋にしたけれど、寒かった。STYではこれにレイヤーで薄い防水のミトンでも重ねよう。

蚊取り線香さんからの装備関係の一言ポイント。
(1)アウターのジップは常に途中までしか開けず、プルオーバーの状態にしておくこと。山では風が強いとアウターがバタついてうまく着れないことが多々ある。脱いで仕舞う時にジップは途中までにしたまま仕舞っておくと、次着るときに被るようにして着ることができて便利。

(2)休憩や靴ひもの結び直しなど、ちょっと手袋やビーニーなどを外す時、モノを絶対に地面などに置かないこと。ついついやってしまいがちだけれど、これも(1)同様に風が強かった時に、簡単に飛ばされてしまう。それを聞いて思ったのは、風ももちろんだけれど、エイドなどでうっかりどこかに置いて失くしそうだということ。慌てて探してる暇なんてない。だからと言って手袋なしで継続しては手が凍えちゃう!手袋はカスタムして手首に通せるループをつけておくといいかもしれないですね。

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明るくなって御前山のあたり?では富士山もきれいに見えました。
月夜見の登りはもうこれでほぼ終わりだとわかっていたので、練習と思いモリモリ登りました。あくまで「もうこれでほぼ終わりだとわかっているから」。約30km地点。これからまだ60kmあるとしたらモリモリ登れません(笑)ロングレースでのペース配分、足の残し方がまだ全然わからない私。どうなることやら(汗)
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月夜見は駐車場から上がかなりの雪で、今回はここからロードへ変更。ロード約5kmを走って都民の森まで。30km、足はほとんど問題なかったけど急にアスファルトを踏むと、想像よりも疲れていたのか膝に響きました。

都民の森では、渋井さんがエイドを用意してくださっていて、至福のコーラとおにぎりをいただきました。
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わたしはSTYまでに疲労を残さないようにと42kmコースにしたのでここで終了。コース変更などあって、実際には私のSUNTO計測で約32kmでした。行動時間9時間半。ちょっと走り足りない気もしたけれど、このタイミングなら故障しない範囲でちょうどよかったのかも。私のレベルじゃいまから追い込みの練習をしたってきっと変な故障をするだけ。これからメンテナンスと代謝を落とさないようにしていこうと思います。
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【登りはほぼすべて早歩き】【制限時間ぎりぎり】【ロングレース初心者】の私にはナルホドの講習会でとても勉強になりました。同時に、「歩いてでも完走できる」というそれは、簡単なことではないと思いました。山に行くといつも見かける猛烈に早いハイカーのおじさん。向こうは歩いているのに、なぜか要所要所走っても追いつかないような人もいます。ペースをずーーーーっと落とさず動き続けること、そのためにいかに省エネに動くか。登山から入ったトレイルランナー。山の様々な知識に、なんとなくその違いを感じました。

人それぞれだけれど、それぞれに合った方法で長距離長時間をいかに完走するか。
さて、91.5kmを楽しめるかな~。わくわく。あと19日。

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Emma Nakajima

Emma Nakajima

旅と自然が大好きPR Planner&writer

何気なくひとりでジョギングをはじめ、そのうちに駅伝に参加し、トレイルランニングに誘われてそろそろ4年。トレイルランニングだけでなく、夏山、冬山、オールシーズンで大自然で遊びたおす日々。

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