先週末は昨年「来年ぜったい行く!!!」と思っていた鳳凰三山へ行ってきました。まさか、こんなにも早々に願いが叶って嬉しい。
今回、RUN OR DIE!!、トレイル鳥羽ちゃん、そして心折れ部の私という3つのトレランチームからの計5人。一応私も含め、みなさんトレイルランナーなのだけれど、RODのお三方は走れる上にULハイカー!ということで、テント泊ハイク&ランは初めてのぺーぺーながら、ご一緒させていただくことになりました。あんまり写真を撮っていなかったのでみなさんの写真をたくさん拝借して、天気に恵まれた絶景の鳳凰三山の記録を書き連ねます。
前日、Run boys! Run girls! で買ったばかりのOMM Classic 32Lに荷物をギューギュー。60Lくらいのザックと悩んだ末に、みなさん俊足だと聞いて恐れて、走れること優先に考えてOMMに。なんども荷物を出したり入れたり減らしたり替えたりしてなんとか入りました。半分以上は寝袋の嵩だけど、結局借りたテントは持ってもらってしまったので、もっと工夫が必要だ。。。
始発で甲府駅へ。
みなさんと合流し、車に乗せていただいて夜叉神峠登山口へ。ちなみに、朝から快晴。これでもかっていうほど快晴。会社勤めの時に大事な記者発表会やイベントがある度に『雨降るから中島来るな』とまで言われた雨嵐を呼ぶ女のわたしがいても、まぶしいほどの青空だったので、他のメンバーがよっぽどの晴れ男晴れ女なのか、日頃の行いが良いのか。ですね。
夜叉神の森から九十九折れの登りをのぼります。これまで2000m~3000m近くの山に少し行ったことがあったけれど、いずれも小屋泊か日帰り。テントが入っていない私はコンパクトな装備とはいえ、普段のトレランと違って重いザックを背負って登るのは慣れていなくて一苦労。
だけど、OMM Classic 32Lはすごく背負いやすくていい!身長155cmの私は、たいていのザックの背面がおしり全面に当たってしまって動きにくいのが悩みだったけれど、そもそも容量が小さいものの、なんとなく形としても腰が痛くなることなく安定していました。
1時間ほどで夜叉神峠小屋へ。暑すぎて半袖短パン!ここですでに絶景。北岳、間ノ岳、農鳥岳が見えます。(三つの山を総称して白峰三山―しらねさんざん―というのだとか) 結構人がいて、子供連れも数組。この夜叉神峠小屋までをのんびり登りに来ている方も多いらしい。テントを張る南御室小屋までは、まだ5分の1くらい。
焼け場跡からの眺め。左から農鳥岳、間ノ岳、北岳だよ、と教わります。国土地理院によって標高が改定されたいくつかの山のうちのひとつ、間ノ岳。人工衛星でより精密な測量ができるようになり、三角点の標高を測り直したところ、富士山、北岳に続き、間ノ岳が国内3番目の標高になったそうです。白峰三山縦走、してみたいなぁ。
まだまだ続く意外と大変なじりじり登り。焼け場跡以降はまもなく全面が雪に。しゃりしゃり、びしょびしょ。うっかり端に足を置くと、ズボッと埋まります。溶けて凍って溶けてで粒状になった雪道に一苦労。ちなみに、事前にアドバイスを受けて足元はトレランシューズ(montrail Bajada)+防水ソックスにしました。初めて使った防水ソックス。靴は濡れるけど足はまったく影響なし!こんな便利なものがあったのか、知らなかった・・・。(1日目は軽アイゼン装着せず)
すでに標高2500m超の苺平というなんだか可愛い名前の分岐を経て(特になにもない)、やっと見えた南御室小屋へ。ここまで、登山口の標高1380mから小屋のある約2400mまで標高1000m近く登るので、ゆっくりと言えど重い荷物を背負ってなかなかハードでした。晴天と時折見える美しい景色があってよかった!
ゴールデンウィークにはまだ雪だらけだったという南御室小屋のテント場はすっかり雪が解けていて、雪上テント泊はどんだけ冷えるんだろうかとちょっとびくびくしていたけれど、土の上での設営でした。テントを張るには500円支払うのだけど、小屋泊を考えたら激安。よく考えてみれば、テントを買うには大きな出費だけど、3~4回小屋に泊まるのとたいして変わらない。よし、今年は買おうと決めました。
とっても贅沢なことに、今回はテントを貸していただき設営までしてもらって、鳥羽ちゃんのくみこさんと女2人で寝ることに。広くて快適!みなさんの寝床もそれぞれ。かっこいい!
16時半頃に小屋についたので、明るいうちから夜までみんなで宴。やばい、せっかく作ってもらったお鍋の写真撮ってない!(笑)5人分もの食材と鍋を背負ってきてもらったのに・・・!美味しかった~!
あれやこれやギアの話を聞いたり、山の話、トレランの話、仲良い男性3人の楽しいやりとりなどに笑いつつ、やっぱりキャンプは楽しいなぁと満喫しました。鍋を作るから夜ごはんはなくていいよ、と言ってもらって私は手作りの白ワインのサングリアをナルゲンボトルにいっぱい用意していきました。欲張ってフルーツを入れすぎて完全に大人のフルーツポンチ状態でした。(写真は自宅で撮ったもの)
夜空には満点の星。
まるでプラネタリウムのように空が星が近く、星座が鮮明で、寝る前に少しぼーっと鑑賞してから就寝しました。着込んだダウンと寝袋でじゅうぶん温かい夜でした。
>>残雪期の鳳凰三山へ(2日目に続く)