今日はOMM対策として、MMA主催のトレイルランナーのための “超” ワイルドな地図読みに行ってきました。
そういえばMMAの地図読みには行ったことがなかった私。地図読みだから、なんてのんびり考えていた私。家に帰って改めて募集要項をみたらこんなワードがありました。
地図読み初心者の方対象ですが、実践的且つ冒険的で、結構走らされるトレイルランナー向けMMA地図読み講座!
MMA主催の「結構走らされる」の結構、は、かなり結構なもんです(笑)
トレイルランナーばかりとは言え早歩き+走れるところをジョグくらいだろうと思って、OMM RACEのウエアのテストついでにタイツも履かずロングパンツで行ったら、結構っていうか思いっきり走らされ、ズボンの縫い目がみみず腫れ&腿が擦り傷だらけになり、最後は歩くにも痛くて大変でした・・・。←完全にウエア考えなおし(笑)
直登直登直登、激下り、藪漕ぎ、藪潜り?、崖(みたいな激下り)。
コンパスだけを信じてのストレートウォークやそこそこ走らないと間に合わない時間設定でのポイントをいくつか取りに行く地図読み実践はめちゃくちゃ面白かった!
が、しかし。地図を握って、登り下りモリモリ走るそのペースに、途中からバッテバテ。一緒に組んだ2人の100マイラーのお兄さん方は、登りもヒョイヒョイ走ってどんどん離れていく(笑) いつもはなんども地図を見て、コンパスを見て、山を見て、それを繰り返しながら納得して進みたい慎重派なわたし。でも今日はついていくのに精いっぱいで、さらに擦り切れた脚が痛くて気になって、その必死さゆえに途中から落ち着いて地図が読めなくなり、なんとも情けない!
結局、途中で『このままではついて行けなくて迷惑をかけるし、そもそもこのままじゃ「地図読み講習」ではなく「トレイルランニングのトレーニング」になっちゃう!』と思い、その状況の打開策として、一緒に進んでいた方にお願いをして、一度立ち止まってひと息つき、走るのを止めて歩くことにしました。 そうしたら不思議とまた地形が見えてきて、いままで覚えたことが少しずつ湧き上がって落ち着いて考えられるようになり、そこから先は地図と山の照らし合わせに納得して進むことができました。結果、歩きだからスピードは遅かったけれど、迷うことなく着実に時間内にポイントへ到着することができました。
これまでいくつか初級レベルの講習を受けてきて、最後に今回の講習を受けたことはすごく身になりました。あまり走力がない私たちのペアはストイックには考えないつもりだけれど、そうは言っても制限時間のあるOMM RACE。途中でポイントを諦めるとしても、テント場から離れた場所だったら、そこから地図を読みながら日没までに走って辿り着かなければならないわけで。そんな風にきっとレース中に何度かは時間に追われれるようなシーンもあるはず。時間に追われる状況で、今の地図読み能力でどれだけ冷静に考えられるのだろうか?走らなきゃいけないけど、走ると注意散漫、もしくは周りが見えなくなり、冷静な判断がむつかしい。
今日の講習は、最近全然走っていないわたしにはややペース速めな上に、走りながら読む、時間に追われながら読むという状況。地図読み講習は何度か受けたけれど、ロゲイニングの大会に出たことはないし、実践となるとその『 緊迫感 』で全く違うのだと、ちょっぴり疑似体験できました。今更ながら、ロゲイニングの大会とかに出ておけばよかったな~と思ったりしました。
時間という制約や走力や技術?力を考えた上でのコース取り。どのくらい走るのか歩くのか。そのバランスの難しさがまた奥深く、魅了されるところ。今日の地図読み講習は参加者のレベルも想像以上に高く(地図読み能力・学習能力・そして走力)、とても勉強になりました。とにかく、超ワイルドなコースをがんがん突っ込んだことで、荒れた場所への免疫はついた気がします(笑) あと、全身が筋肉痛になりそうです。まさかあんなに動物みたく這いずりまわるとは。OMM RACEが終わっても定期的に学びたい講習でした。第5回もよろしくお願いしま~す!