朝から鳥の糞が落ちてきて、なんか悪い予感がすると思ったら電車に袋をひとつ忘れ、さらにその袋の中にゼッケンとタグを入れてしまっていて、気づいた頃にはもう会場のそば。がーん、がーん、もう戻れないー。どうしようー。慌てて3500円(!)払って時間ギリギリに再発行、バタバタとスタートするというなんとも言えない状態だった【みたけ山トレイルレース】。
写真が多いわたしのブログですが、そんなわけで今年の写真は1枚もないため、去年の写真を再利用してお届けします。
【みたけ山トレイルレース】は、去年に続き2回目の参加。20代の少ない大会なので、29歳だった去年はラッキーな年代別入賞。女子総合だと40位くらいで(笑)タイムはたいしたことないし、楽しく走るのが優先だけど、やっぱり初めての“賞”がとびきり嬉しかったのです。
30歳になった今年、自分の一年の成長を感じるための目標として、去年の半分の総合20位以内くらい、ボリュームゾーンの30代で入賞するくらいのタイムでゴールしてみたいという思いをもってエントリーした今回。短い距離だと、何かしらの目標をもって走らないとモヤっとすると思ってのこと。結果は残念、そう甘くなかった(笑)そりゃそうか。
このレースの特長はきっと誰に聞いても 『最初のロード』 と言うはず。スタート直後からロード激坂登りが3〜4km。しかもすごい人。ここで歩かず人と人の間を潜り抜けながら、どれだけ走れるかが勝負。20分以内で登りきるのを目標にしたけど、結局25分くらいかかってしまって最初からぼんやりモード。
その後も全体的にスピード上がらず、できるだけ前の方から入ったつもりだったけれど去年と同じように渋滞してかなりロス。抜けるところと言えば、そこそこ急な登りのポイントだったりして、そこを何人も追い抜くスピードで駆け上がれず。最後である程度走ろうと思っていたポイントは凍結でツルツル、キャーキャー。まぁ、自分含め周りの人達がコントのようにスベッてるその姿に笑って面白かったのだけど、結局渋滞に身体を預けるかたちで結構歩くことになってしまい、目標タイム1時間35分に遠く及ばず1時間49分でゴール。やっぱり登りをガンガン走れないと攻略できないのだと再確認し、反省のレースとなりました。
目標とした女子総合20位以内はギリギリクリア、年代別は5位でした。惜しい・・・のかな。その差は3分でした。十分な記録なのかもしれないけど、ちゃんとタイムを考えていたのに登りを頑張れなかった。そのことが自分に負けた感たっぷりです。今年は凍結や途中で雪も降ったりして全体的にタイムが出なかったらしい。最後2人くらいの女子とデッドヒートしたけれど、1人にはどこからそんなパワー湧いてくんだという爆走っぷりで完全にちぎられてゴール前にして心折れました(笑)
順番に並んでスタートするこの大会。上位選手のほとんどがゼッケン2桁台。やっぱり前の方は渋滞しないのかな?それにしても、スピードが問われるレースに挑むにはあまりに練習不足でした。
ところで、ロード激坂とか渋滞とか言うと微妙な印象になりそうですが、みたけ山トレイルレースのすごいところは、都内にも近く人気のみたけ山というエリアで、大会の日だけたくさんの旅館を事務局が押さえるということにもあると思います。スタート前に荷物を預けると、ゴールまでに各旅館に届けられていて(!)、温泉街のそばにゴールした後は、身体が冷えないうちにそのまますぐ暖かい旅館で温泉に入れるという仕組み。広間も開放されていて、畳に座ってゆっくり片付けができる。しかも男性の宿と女性の宿が分けてあるという女性に嬉しい配慮も。
渋滞問題も、年末のファンラン的なレースだからか意外とみんなイライラしてなくて、なんだか笑いがあったり前後やハイカーさんと喋ったりと和やかムード。ハイカーさんが多いこともあって、コース誘導には大会スタッフだけでなく地元の消防局の消防士さんが何人もお手伝いされていて、喝を入れてくれたりもします。それから、スタート前になぜかみんなでエアロビクスをするのもこのレースの恒例行事。閉会式後のジャンケン大会の景品も豪華です。去年入賞した時には、みたけ山温泉街で使えるチケットを貰いました。 “ レースじゃなくてもみたけに遊びに来てね ” 、ということでしょう。なんだかんだいって、結局、そんな温かみのあるこのレースが好きなのかもしれません。
ま、今年でもう満足ですw
これで2014年のレースはすべて終了しました。鳥の糞が落ちてくるところから始まり、なんだかモヤッと終わった締め括りだったけれど、楽しかったのでよしとします。帰りに御嶽駅前のmaungaで安く冬靴をGETして、冬の準備万端です。
次回は、レポートしていない大会もあるので改めて振り返りのまとめを書こうと思います。