MMA Blogを読んでくださっている方ならば覚えていらっしゃいますでしょうか。わたしをなぜか軍曹と呼ぶ山ガール、“オトベ”を。
このひとです
もともと山を始める前からの友人で、わたしが先にトレイルランニングを始めたのですが、彼女がcolumbiaに勤めるようになり、『わたしもトレランやる!』と言い出して、2年前の2014年の斑尾高原トレイルランニングレース16kmを一緒に走ったことが彼女のトレイルランニングライフのはじまりです。
初めてのレースなのに、全力出し切り猪突猛進タイプなわたしと一緒に走ることを選んでしまったが故に、初レースで散々な目に遭ったんだ!!!と今でも言われるのですが、その時の記録がこちら。
オトベ、が、斑尾を走った(オトベ編)
https://mountain-ma.com/emma/2014/10/16/otobe/
そんなわけでもっと景色見たかったんだとか、エイドでゆっくりしたかったとか、心臓飛び出そうだったとか、今でも散々文句を言われるのですが、おもしろいのが彼女のその後です。そんなに辛い思いをしたらもう二度とやりたくないと思うのが【普通】だと思うのですが、トレイルランニングにはまる人は、あなたもあなたもあなたもあなたもあなたも自覚があると思いますが、
【変人】です。
もう一度言います、【変人】です。
最上級の褒め言葉ですよね。彼女ももれなく変人で、その後黒姫、ハーフマラソンに出たりして、2年目の斑尾でもう一度16kmにエントリーします。
そしてなぜか
「エマと走った時よりもいいタイムでゴールする」
と言って、
本当に達成していました。
オイもっとゆっくり楽しく走りたかったんちゃうんかい、と。だけどその謎のチャレンジ精神はなかなかの漢です。さらにその後も名栗、戸隠、黒姫など “独りでも” 大会会場に行って走って、そしてついには今年9月には結構ハードなコースと言われるOSJ安達太良50Kを完走。いつのまにかどんどんエントリーして、どんどん距離も獲得標高も伸ばして、あっという間にかつてのオトベからは想像もつかない、ひとりのトレイルランナーになっていました。漢の中の漢です
そして今年。
満を持して彼女がもう一度あの場所へ。
その舞台は斑尾50K。
2年前、悲壮感溢れる姿で走った斑尾。その約3倍の距離に挑戦すると。
漂う悲壮感
ウルトラトレイルに人気が集中するなかでも彼女はいたって冷静かつ堅実で、着々と自分のペースで力を付けて自分の目標へ向かっています。周りに左右されることのないそのスタイルがとても好きです。地道な努力が苦手ですぐ飛び級したくなるわたしは見習うべき姿勢です。
彼女が完走するか否かなんて実はまったく心配していません。オトベなら完走できる。だから、出し切ってきてほしい。いつもマイペースな雰囲気のオトベが発狂しながら走っていたら面白いなって。知ってるぞー、とりあえず完走できればいいや、タイプじゃないでしょうー。楽しんできて、2年前のあの時と同じように、「まじ辛かった」というくらい。
自分の限界を越えてきて。
自分のライバルは自分だよ。
そう念じて彼女を送り出しました。さて、彼女の2年越しの挑戦はどうだったのか。彼女のレポ―トをお楽しみに。
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