いよいよUTMFも明後日となりました。
初めての100マイルを走り切るために、自分なりに考えつくトレーニングやコンディショニングを行ってきましたが、たとえどんなに完璧に準備をしたとしても不安が消えることはありません。
でも、「初めての挑戦」ってそういうものだし「レース」ってそういうものだし「100マイルの距離」も多分きっとそういうものだと思います。
レースのスタート前、どんな心構えで挑むかってきっと人それぞれだと思います。
完走を目指す人、タイムにこだわる人、楽しもうって思う人、ゴール後のビールを思う人、本当にいろいろな思いがスタートラインには並んでいます。
私の場合多くのレースでは「苦しもう」って思ってスタートラインに並びます。
決してマゾなわけではありません。(この競技をやっている人はもしかしたらみんなマゾかもしれませんが・・・)
これは一種のレース中のメンタルコントロールになるのかもしれませんが、レース中というのはきっと誰でも一度は「苦しい」場面が出てくるのだと思います。スタートからゴールまで「楽しい・ラクちん」なだけで終わるレースなんてほとんどありません。
どこかが痛くなったり、呼吸が苦しくなったり、ハンガーノック気味になったり、モチベーションが下がったり、そういう時は「苦しい」ときです。
だから、こういう状態になることを想定してスタート前は「苦しむ覚悟を決める」のです。
この「苦しむ覚悟を決める」は私のランナーの先輩から教えてもらった言葉です。
もちろんレースを「楽しもう」と思うこともいいことだと思います。今までもレースを楽しむ自分ももちろんいるし、終わったあとはだいたいどんなレースでも「楽しかった」と思っています。
ただ、「楽しもう」だけだといざ苦しい場面になったときにその苦しさに耐えられない可能性もあります。
最初から「苦しむ覚悟」を決めておくと苦しい場面になったときでも「そうそう今日は苦しむって決めたんだから、これこれやっときたかぁ~」みたいなかんじで苦しさをすんなり受け入れることができたりするのです。
こうするとレース中自分の気持ちが大きな振り幅なく安定していられるのです。
100マイルのレースではこれがどこまで通用するかわかりませんが、それでも私はUTMFのスタートラインで「このレースはめいいっぱい苦しもう」って思ってると思います。
スタートで苦しむ覚悟を決めて、レース中は苦しんで、ゴールで笑う。
UTMF、STYに出走する皆さん、いよいよです。頑張りましょう!一緒にゴールで笑いましょう!