8月某日、自宅(伊勢原)~山中湖まで丹沢山系を横断して行ってみようと思い、am5:20に家を出発。
以前ロードで自宅から山中湖まで走ってみたことはあって、R246で静岡の小山町までいき、そこから明神峠・三国峠越えが、3m先も見えない濃霧の先に箱根5区よりも長く急なひたすら続く登り坂。
全行程60㎞。
間違いなく、今までで一番辛いトレーニングだったことを覚えています。
ですが、その時は山中湖までは必ずたどり着ける自信がありました。
でも、今回は・・・ちょっと自信なく家から大山までのロード10㎞を走っていました。
大山登山口に到着し、まずは山頂を目指します。
大山の登りは何度登ってもキツイ。
ここを毎週トレーニングしてれば、もっと登り強くなれるだろうになぁと思いつつも、なかなかやらない。
自分のダメなところです。
そして久しぶりの山頂。
私の住む伊勢原の町もよく見渡せます。
ここからいったんヤビツ峠に下りて、表尾根へと入ります。
丹沢表尾根は、丹沢の中でも私の一番好きな景色。
特に三ノ塔から烏尾山へのトレイル上から見る丹沢の山並みは絶景です。
この日もその景色を堪能しながら塔ノ岳へと向かいました。
塔ノ岳で一息休憩を入れてから、丹沢山そして神奈川最高峰の蛭ヶ岳へ。
ここまで来ると人もあまりいません。
静かな丹沢を満喫できます(平日に限る?)
そしてここからさらに西へ進もうと思い、そっちのほうに目を向けると、黒い雲が西の空に・・・
反対側の空はいい天気。
動き始めてすでに7時間半、脚もけっこうきてます。
それに加えてあの暗雲。
この時に、塔ノ岳へ引き返し大倉へ下りようかという考えが頭をよぎります。
頭の中は二転三転
行ったり来たり・・・
そして最終判断は、
西へ!
蛭ヶ岳から臼ヶ岳へは本当に急な下り。
一歩間違えれば真っ逆さまなトレイルを慎重に下ります。
そして臼ヶ岳を超えると、急に雰囲気はガラッとかわり、きれいなブナの森。
あまりに気持ち良い森のトレイルで、テンションはぐっと上がりました。
でもそれも束の間、
檜洞丸への最後の急登は、本当にキツイ。
「1.2㎞ 50分」
の看板が、その辛さを物語っています。
ゆっくりゆっくり歩を進めていると、見えてきた小さな山荘。
前ではおじさんとおばさんが日曜大工中。木材で何かを作っていました。
「どこから来たの?」と声をかけられ
「大山からです」と答えたら
「あっはっはー!」と手をたたいて笑われました。
豪快なおばさんでした。
そして檜洞丸から西丹沢自然教室へ。
ここで、タイムオーバー。
自分で設定した関門に見事に引っかかりました。
ここから山中湖に行けたとしても、山中湖からの帰りのバスの時間に間に合わないかもしれない。
次の日の仕事を考えると、ここまでか・・・と。
なので、結果、自宅から西丹沢自然教室までの丹沢プチ横断。
それでも越えた主なピーク・峠は、
大山、ヤビツ峠、二ノ塔、三ノ塔、烏尾山、塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、臼ヶ岳、檜洞丸
次こそは、必ず丹沢完全横断、達成するぞ!
そんなことを思いつつ、西丹沢自然教室で帰りのバスを1時間半待ちましたwww