奥さんです!
去年のわがやのビックイベント、夫が参戦したHardrock100マイルにまつわるコロラド遠征からそろそろ一年。今年のHardrockには参加しませんが、それでもレースが近づくにつれだんだん高揚してきましたよ!
Hardrock 100mile Endurance Runとは・・・
コロラド州で毎年7月に行われる100マイルレース。累積標高1万メートル超、平均標高3000メートル、4000メートル超の峠を何度も何度も越えるワイルド&タフな山岳エンデュランスラン。舞台となるサンフアン山脈のスカイビューが格別で、世界中から参加希望者が集まるが、自然保護の観点から毎年140人しか参加できないローカルな大会でもあります。
というわけで、Hardrockの思い出、おむすびのことなどを。
ジープ道を運転する自信のない私は、どうやってレースの道中を応援しようか?と渡航まえに考えていたところ、レースディレクターが中間地点のエイドキャプテンを紹介してくれ、そこで働いていれば途中で夫に会えるし、ゴールにも間に合うだろうとのこと。
それはすごい!それじゃあ、せっかくエイドで働くのなら日本のエンデュランスフード「おむすび」を作って、選手やスタッフに食べてもらいたい!と思いました。
かくして、3kgほどの生米をもってアメリカへ。
コースを見てまわったりドライブの合間に、おむすびの試作。ホテルに備え付けの鍋は、きちんと蓋がしまらない!そのうえ3000メートルという標高(沸点があがらない)、なかなかおいしく炊けません。
試行錯誤しながら、蓋に重しをしたり、耐熱皿を蓋かわりにしてみたり、通常よりも浸水時間と加熱時間をかなり長めにするなどして、なんとかおいしく炊けるように。
そして当日を迎えました。
スタッフに合流して、60マイル(約100km)地点のグラウスという渓谷へ。
標高3300メートル、数マイル先にコース最高峰の4200メートルのハンディーズピークを控えます。多くの選手は夜間に通過するポイント。
そうこうするうちに、トップ選手のクルーやペーサーが続々と到着。
トップ3は日本でもおなじみのハル・コナーにジョー・グラント、ダコタ・ジョーンズ。みんな両親や家族も応援にきていて、ピクニックみたいな雰囲気。
そのうち夜になり、エイドも忙しくなってきて・・・ばたばたしているうちに夫も到着。
高山病で吐きまくっているとのこと。おむすびにチキンスープを注いだものをかきこんで、再出発。
そして、60マイル以降夫のペーサーをしてくれるジェレミーさんの奥さんが、私をこの先のポイントにも連れていってくれることに。
キャプテンが、もちろんいいよと快く送り出してくれ、15時間ほど滞在した思い出のエイドを後にしました。
まだ半分くらい山積みに残ってるおむすびはどうなったのか? ・・・つづく。
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[…] 富士山の中腹、標高約2700メートルにちょこんと存在する宝永山には、馬の背と呼ばれる、とても歩きやすいフラットな区間が数百メートルあります。 路面もイージーかつ安定しているので、歩かず走り続けられるというのがポイント。 その気になって何往復かすればいい走り込みになります。 雪解けが早く、また登山口からも比較的近いため、以前参加した米・コロラド高地の100マイルレース「ハードロック」の前に何回か通いました。 […]