こんにちは、JUNです。
最近はせっかくトレイルランよりも登山寄りになっていることもあり、せっかく山に行くなら天気の良い日を選んでいます。今年の夏は全体的に天気がイマイチで、そうした事もありなかなか山に行く機会がありませんでした。
そんな事もある中で、先月の台風後は山間部にも大きな被害がありました。報道やSNSで少しだけ情報は得ていますが、やはり実際に見ない事には実感はできません。だからと言って軽率に山に入るのはしたくありません。自分の勝手な正義感で台風後に山に入り二次災害に巻き込まれる訳にはいきませんからね。
実際、少し前まで地元の川では少しの雨でも直ぐに濁るように思います。これは普段だったら雨の水は山の地層に浸透するはずですが、山に多くの水分が残されているので浸透せず、多くが川に流れ出てきているんだと推測しています。
ようやく川の水も綺麗になり雨の降らない日が続いた休日、ご近所ランのついでに里山トレイルに入ってみることにしました。ランニングの延長で山に入るので必然的にトレイルランになります。トレイルランはいつ以来だろう??
向かった先は琴平ハイキングコース。3.5kmほどのワンウェイコースで、今回は自宅から6km程はなれた遠い側の入り口から入り、近い側から出てくるルートにしました。山の後は楽したい。
コースの入り口にある札所27番「大渕寺」。その一部が崩れていました。
木段に大量の雨水が流れた跡があり、そこがえぐれていました。
よく林道とかで斜めに溝がついている箇所があり、普段は通りづらいなぁと思う方も多いかと思いますが、あれも大量の雨水が川になり林道をえぐってしまうので、その雨水を川に流す為についている溝なんです。山の雨水の通り道は意外と問題のタネでもありますね。
今年の紅葉は少し遅いでしょうか?久しぶりの木漏れ日が気持ちイイ!
休日という事もあり何人かのハイカーさんに会いました。昔は平日ばかり来ていたので、ここでハイカーさんに出会うのは意外に新鮮。
途中にはこんな建造物も。
久しぶりのトレイルラン。やっぱり山の中を気ままに走るのはとても楽しい。
かつて大会に出ると、関門に追われ全く楽しくない無理なペースで走ってるとホントに楽しくなく、「もう俺にはトレイルランは向かないかなぁ」なんて落ち込んだりもしましたが、やはり自然は楽しいし、自分の好きな時に好きなペースで、好きに立ち止まりのんびりして。そういうトレイルランはやっぱり楽しいしこれからも山に来たいと思えました。
山を下りた帰り道、踏切に人だかり。何かなぁと思ったらSLでした。地元では珍しい光景ではないのですが、まぁ普通に考えればSLが走ってるなんて貴重ですよね。全国でも数か所でしか見れない訳ですし。ちなみに遮断機はありません。
山の入り口以降、台風の被害は全くありませんでした。雨水による浸食も、強風による倒木も。今回のルートは植林は少なく明るい広葉樹林の里山なので被害が少なかった。良かったです。
また山を走る楽しさを再認識できた今回。ずっと続けていきたい楽しみに出会えた事に感謝です。
そして今後は地元の山の調査にも行かなくては。植林箇所は無理に木を植えて、その後管理もされずに放置されている箇所が多い。なので、そういう箇所には地形に無理ができ被害が出やすいんですよね。
山は利用者がみんなで少しづつ守っていくものだと実感しています。自分だけでもできないし、誰かに任せきりにする訳でもなく。それそれ出来ることを少しづつやる。そうして長年保たれてきたんだと感じています。
未来へつなぐ。