先日、香港に出てほぼ1年ぶりに会う友人と山歩きに出かけました。
日本人の持つ香港のイメージとしては、あまり美しい自然というのはないかもしれませんが、実は中心部からバスに30分ものればトレイルの起点についてしまうほど香港では山は身近な存在です。
特に香港ならではの魅力は海沿いを歩くコースが多いことです。 香港は島が多いので、海沿いのトレイルや山の上からすぐ下に見える海や島を見ながら歩くトレイルは日本とは異なる香港のトレイルの魅力です。 また終わってからのビールや海鮮料理も魅力の一つです。
今回も本当の目的は以前よく通っていた登山口近くのパブが11月末で閉店になるとのことで、まずはトレイルで汗を流し、それからおいしいビールを飲もうというものでした。
トレイルは香港独特の海沿いやすぐそばに離島の見えるコースを進みます。今回は22㎞ほど歩いたのですが、15㎞ぐらいの海の家(なんとトレイルコース上に海の家があるのです、海水浴やサーフィンに来ている人も大勢います)で一休みしてゴール目指して進みます。ところが21㎞ぐらいのところで私が右足の太ももを蜂に刺されてしまいました。激痛と刺された場所が腫れ上がり歩けません。
幸運なことにあと1㎞行くと桟橋があり水上タクシーを利用することができます。ビールだけが目的な友人は途中でタクシーに乗れる理由ができて大喜びです。思わぬアクシデントで予定よりも早くパブにつきました。なんだかいい予感がします。
2人ともこの店には4〜5年ぶりぐらいですが、昼間から酔っぱらって赤い顔をしている西洋人が競馬中継を見たり、ビリヤードをやっている光景は少しも変わっていません。何かヨーロッパにいる気分になります。
注文をすましてすぐに店の片隅からどよめきが聞こえ、カウンターの中からは鐘の音がカランカランカランと響きます。どうやら誰かが競馬で大きくあてたようです。それでその人が店にいる全員にビールをご馳走してくれるそうです 。いい予感があたりました(笑)。
おまけに新しいスポンサーが見つかりこのパブも営業が継続できるようです。とても幸せな気分で4時間ほどかけて中国に戻りました。
海と山の両方が楽しめてアジアとヨーロッパが楽しめるトレイル。トレイルの後の安くておいしい海鮮料理やビール。
子供のころに「一粒でで二度おいしい」がうたい文句のキャラメルがありましたが、相変わらず香港のトレイルは本当に一粒で二度も三度もおいしいトレイルでした。年内にもう一度飲みに行こうと思っています。
6 コメント
はじめまして。
広州在住です。
トレイルと酒がどちらも優劣つけれないほど好きです。ローカルにどっぷりつかって飲むためにレースに参加してる感じです。香港もランタオ島で何度か走りましたが、漁村とか雰囲気たまりませんね。
近いようでしたら是非飲み一緒させてください!
HAYASHI様
コメントありがとうございます。私は現在深圳の一番東莞寄りに住んでいます。交通の便が悪く広州までは順調に行ってもバスで3時間半ぐらいかかりますが、ぜひ今度トレラン+飲み会を企画しましょう。私もおいしいお酒目当てのトレランですから長時間の移動も苦になりません。
やはり舞台は香港ですかね!
広州でも練習コースはありますが、酒あり、海あり、山あり(順番違いますかw)にはかないません。
Duke of Yorkは香港島ですか?
自分ランタオ島だけには縁あり、今年はlantau100とLT70に参加しました。来年2月のバレンタインラン?も何故か走ることになってますし(誰と?)、3月のトランスランタオでボランティア予定もあります。が、香港島の3大トレイルとやらがずっと気になっておりました・・。参加倍率も高いですし。なかなか実現せず。
香港島のトレイル、ぜひ案内お願いします!
あと美味しいお店も是非!!!
トレイルの魅力ですとやはり香港でしょうね。なかでもランタオ島は山が大きく自然が残っており、それに加え昔の香港が残っているので魅力ですね。近いうちにランタオトレイル70㎞か香港トレイル50㎞でも行きましょうか。終わってから行くローカルのお店がこれまたとってもおいしくて最高です。あとDuke of Yorkですが新界の西貢にあります。こちらはマクリホースのあとにまずは軽くビールをひかっけてそのあとに海鮮料理といったところでしょうか。
マクリホース→ビール→海鮮!
これでお願いします(笑
こっちはオフシーズンがなくていいですね。
基本週末でしたら動けますのでぜひ誘ってください!
了解です。計画を立てたらご連絡します。