皆さん、こんにちは。
週末は5月恒例のハセツネ1.5周の練習会を行い、今回は全員が無事100㎞を予定通りのタイムで歩き終えることができました。
2009年にこの練習を初めて今年で8年目ですが、ここ数年で一般トレイルランナーの長距離トレイルの走破の対応力がついてきていることを実感しました。
さて今回も引続き練習方法について少し書いてみます。
私がUTMBの練習の時に一番力を入れたのが「レース中に起こるであろうすべての事への対応の準備をする」ということでした。以前にも書きましたが、2晩寝ないで歩く練習などがそのひとつです。
そんな中で一番力を入れたのが、疲れ切った時にさらにつらい練習をすることです。本番では私の場合50㎞前後で早くも疲れきってこれ以上1歩も歩きたくない (歩けない) 状況に陥ってしまうので、100㎞以上をその状況下で歩くことになります。
そのためひとつの例として、5月の野辺山100㎞の前の週末にハセツネコースを1.5周、約100㎞歩き、月曜から金曜日までも毎日疲れをためる練習をして、もう1歩も走りたくないという精神的、肉体的な状況で野辺山に臨みました。
このような練習を月に1回でもやっていると確実に疲れ切った時でもなんとか歩き続ける能力がついてくるのがわかります。
もちろんこのような練習をコンスタントに続けることはできないので、私の場合はせいぜ5月、6月、7月に各1回、期間にして毎月10日間ほどで、残りの20日間はせいぜい1日に4-5㎞を30-35分(キロ7分以上)程度で走るぐらいで、それも20日間のうち最高でも10日ぐらいでした。
UTMBではスピードは全く要求されませんし、持久力もあまり必要はありません。一般的なトレイルランナーに要求される能力は疲れていてもひたすら早歩きを続けることです。ぜひどのような練習方法でもいいので疲れ切った体でいつもより厳しい練習をすることを取り入れてみてください。
次回は怪我、病気、仕事等の何らかの事情で練習が思うようにできておらず、客観的に見て今のままでは絶対に完走は無理だと思われる状況の人が6月中旬-8月中旬の2カ月の練習で一発逆転を可能にする(かもしれない)練習方法について書くことにします。
以下は6月の練習会のご案内です。よろしければご参加をご検討ください。
☆日光女峰山 2483m 日本200名山
*日時
6月19日(日)
*コース
東部日光駅 - 女峰山頂上(往復)距離約20㎞ 歩行時間約10時間
*集合/解散
6月19日午前9時 東部日光駅集合 午後7時ごろ東部日光駅解散
*目的
1.UTMBで経験する標高差の大きい山に登り、大きな高度差に対応できる足を作る (累積の登り下りともに約2000mです)。
2.UTMBで2回通過する高さである標高2500mを事前に経験する(高度の影響が出始めるのが大体2400m-2500mと言われています)。
*参加資格
ハセツネを時間内完走できる走力の方。
今年UTMB,TDS,CCC等標高の高いところで開催されるトレイルレースに出る方。
*装備
通常の夏用トレランの装備と同等の装備
*定員
15名 (6名以上で催行します)
*費用
4千5百円(塾生割引500円、UTMBツアー参加者割引1,000円)
*申し込み
6月16日午後5時までにメール(chamonixshinobu▢yahoo.co.jp – ▢を@に変換ください)でお願いします。
☆谷川岳 1974m 日本百名山
*日時
6月25日(土)- 26日(日)
*コース
6月25日 JR土合駅 - 谷川岳 - 万太郎岳 - 仙ノ倉岳 - 平標山 - 平標登山口 (約20㎞ 10時間)
6月26日 JR土合駅 - 白毛門 - 朝日岳 - ヨモギ峠 - 一ノ倉岳 -谷川岳 - 土合駅 (約25㎞ 13時間)
*集合/解散
6月25日午前3時30分時 JR土合駅集合 6月26日午後5時ごろJR土合駅解散
25日1日参加の方は午後5時JR越後湯沢駅解散
26日1日参加の方は午前3時30分 JR土合駅集合 午後5時ごろJR土合駅解散
*目的
1.テクニカルな登り下りの練習を行う。
*参加資格
ハセツネを時間内完走できる走力の方。
今年UTMB,TDS,CCC,UTMF等に参加予定の方で急でテクニカルな登り下りの苦手な方。
*装備
通常の夏用トレランの装備と同等の装備
*定員
15名 (6名以上で催行します)
*費用
8千5百円(塾生割引500円、UTMBツアー参加者割引1,000円)
1日参加の場合は5千円(塾生割引500円、UTMBツアー参加者割引1,000円*その他(移動手段)
車の相乗り等調整しますのでご相談ください。
*申し込み
6月22日午後5時までにメール(chamonixshinobu▢yahoo.co.jp – ▢を@に変換ください)でお願いします。