先日ご案内しました5千メートル峰登山の件でご質問がありましたので、補足の説明です。
1.荷物
ベースキャンプまでは馬が運びますので、空身同然で歩きます。
ベースキャンプからは水と防寒の衣類ぐらいですので、やはり荷物は非常に軽いです。
2.食事
朝晩はガイドが簡単なものを作ります。
昼はカップヌ麺やジフィーズが中心です。
また高山病予防のために、スープやお茶などもたくさん摂取していただきます。
このような内容の食事のため、登山中は量は確保できますが、質的にはあまり満足できる食事ではありません、
登山前後には四川料理だけでなく中国各地の美味しい料理を食べることができます。
3.必要な技術レベル
丹沢や奥多摩の雪のある時期のハイキングが出来るレベルであれば問題ありません。
(一部多少難しいところもありますが、現地ガイドと私でサポートしますので心配ありません)。
丹沢や奥多摩とくらべると風がかなり強い可能性がありますが、条件が悪い時には厳冬期の八ヶ岳と同レベルと考えていれば問題ありません。
4.必要な体力レベル
10キロを70分以内で走れる事が条件ですが、実際の登山では高山病予防のため、奥多摩や丹沢のハイキングコースのコースタイムの1-1.5倍ぐらいのゆっくりとしたペースで歩きます。
5.高山病
スケジュールに従って登山する場合、ガイドや私の指示に従って行動してもらえれば、通常は高山病になることはまず考えられません。
他社のツアーではパルスオキシメーターを使って毎朝酸素濃度を確認することが多いですが、私は安全を確保するための有意義な方法とは考えておらず、蚊取り線香ツアーでは行いません。
またガモウバッグも持って行きません。
蚊取り線香ツアーでは、必要と判断した場合は夜中であっても馬と人力で登山口の村まで下山させます。
ガモウバッグがないと心配だと言う人は蚊取り線香ツアーには向きません。
以上簡単な補足説明です。
ご検討をよろしくお願いします。