毎年10月末にネパールのポカラ周辺で開催されていて、私が日本向けのアンバサダーをお受けしているレースであるアンナプル100(https://annapurna100.com/)に参加してきました。
とはいえ長い距離は疲れるし身体に悪そうなので、短いカテゴリーの60キロの参加でした。
結果ですが、タイムオーバーかつコースの進み方の順番を間違えて(スタッフの言う通そりに進んだのですが、進み方間違えだったとのことです。ただレース後に主催者からレース前に来ていた注意事項を読むと、私の通過した順番が正しいことになっていました)、完走は出来ませんでした。
このレースは60キロの場合、40キロほどは樹林帯ですが、樹林帯を越えたところからはアンナプルナ(フランス隊が人類で初めて登った8千メーター峰です)マチャプチャレ(地元の人達の信仰上の理由で登山は許可されません)が、どの角度から見て美しい山です)の景色が最高です。
難易度は60キロの場合はハセツネ18時間を切れば死ぬほど頑張ればなんとかなると思います。
100キロは良くわかりませんが、多分ハセツネ12時間以内ぐらいではないかと思います。
このレースを運営しているRichard とLizzy(UTMBの女性の部で5回優勝)の2人が作るレースは、UTMRを始めとして全てのレースがかなりきついですが、きつさ以外に共通していることは、レースコースと景色の美しさと家族的な雰囲気です(Richard は選手同士で交流してほしいとよく話していて、レース後には町中のカフェで選手が集まり打ち上げ的なこともやることもあります)。
完走の難易度が少し高めのため、誰にでもお勧め出来るレースではありませんが、小規模なレースでアットホームな雰囲気もいいですし、山好きな人にはたまらないヒマラヤの高峰の景色を楽しむ事ができます。
レースの特徴としては以下のようなことが挙げられます。
*マーキングはしっかりしています。以前の大きな問題点だったマーキングについては改善され、まずルートを外すことはないと思います。
*石段や木の根っこが多いです(香港のレースも階段が多いですが、桁違いに多いです)。
*60キロの場合は1600メーターから3800メーターまで一気に登り、そのの後一気に下るので、フラットの部分が少なく、気持ちよく走れるところは少なめです。個人差はありますが、実力のある人でも走れるところは30キロ〜40キロぐらいだと思います。
*人数が少ないので夜間は一人での走行になるパートも多いです。
*ヒマラヤの高峰の景色が楽しめます。ただ常にこコース上から8千メーター峰が見えるわけではありません。ただし3000メーター以上の所からの山々の景色は最高です。また標高の低いところにある村々からすこし離れたところに見えるヒマラヤの高峰の景色もそれはそれで美しいです。
レースの翌日にベースの町になるポカラに1日滞在すれば、短時間のハイキングでアンナプルナとマチャプチャレ以外のダウラギリやマナスルなどの高峰を見ることもできるので、山好きの方はご参加をご検討してみてください。
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