まだまだ世の中落ち着きませんが、ようやく先週から南アルプスを再開しました。
先週は仙丈ヶ岳、今週は上河内岳・茶臼岳。
残雪期に入ってきていますが、まだまだ稜線は雪が楽しめます。
今日はギアレビューをようやく。
まずは昨年末から500kmぐらい走行したRxL EVO-F。
↑のHPだと耐久性や素足感覚が書かれていますが、
これの一番いい所はなんと言っても「指入れ感」です。
RxLさんのソックスは「超立体5本指製法」で作られています。
これがこのソックスでは一番感じられ、指を「スポっと」入れられる感じがあります。
だから締め付けられる感じが全くしない。
他社さんの5本指ソックスはどうしても指が締め付けられる感があったり、
特に何度も洗濯して縮んでくると指が入れにくくなったりします。
これはそんなことが全くありません。
そしてこれのもう一つのいいところが「シューズとフィッティングしやすい」です。
RxLさんも含め、他の5本指ソックスと比べ生地がかなり厚めです。
それでも、5本指ソックスというのはそもそも生地が薄めです。
シューズのサイズ感を合わせるときに、得てしてブカブカになりがちです。
これは5本指ではないソックスと同じような感覚でサイズ合わせができるので、
シューズとのフィッティングが良くなり結果走りやすくなりました。
500kmを超えましたが穴があく気配はありません。
洗濯しても縮まず履き心地もそのままです。
これで2000円を着るというのは驚愕のコスパです。
耐久性のある靴下を作られるのは市場原理と相反する部分もあるかと思うのですが、
こうやってユーザーの信頼を獲得されていくのだなと、
あらためてRxLさんの物作りの姿勢にリスペクトです。
そしてMMAのPolartec Power Wool。
本当に素晴らしいです。こういうのが本当に欲しかった。
まず先に書いておきたいのは「ウール」とは全く違う素材だと考えた方がいいということ。
○渇きが早い、特に風が吹いているところでは
(ウールは渇きがとても遅いです。)
○保温性はそれほど無い
(暖かさは感じにくいです。)
○洗濯しても縮まない
(ウールはかなり縮みます。)
まずこれを着るのは、外から2枚目です。
いわゆる「インサレーション」(化繊ダウン、フリースなど)の、「トレラン版」というところでしょうか。
今年の冬は、finetrackのアクティブスキンー→これ→finetrackのドラウトポリゴン3でハイクアップをしていました。
ウールのベースレイヤーは汗をかくと乾かないので、
必然汗をかかないようにペースがゆっくりになります。
これは風があれば乾くので、汗を気にせずペースを上げられます。
だから外側は防風性のあるものではなく、
むしろロフトはありつつも風を通すものがオススメです。
これの特徴はオーバーヒートしないということに尽きます。
裏を返せば汗をかいた後多少の汗冷えはします。
ただ、動き続けてさえいれば、少し寒いなと感じることはあってもすごく寒いと感じることはありません。
だから、これはまさに「行動着」、しかもかなり強度の高い、ペースの速いレースでの長時間行動向きです。
ヨーロッパの100マイルレースで涼しい時間帯に動き続けるためには最適です。
そしてMMAのこれはタイト過ぎずゆったり着られるのが本当にいいです。
特にパンツの出来が秀逸そのもの。
パンツの場合はアウターとしても冬の里山を走るのに最高の出来でした。
パンツはベースレイヤーとしても完成度が高く、何着も持っていたいです。本当に。
そしてタートルネックのロングスリーブは「サムホール」があるのが本当に素晴らしいです。
雪山ではサムホールが必須なので、本当に重宝しました。
手首も保温できるので冷え知らず。
トレランでも使用しましたが使い勝手抜群です。
これからの春秋も活躍しそうです。
なかなか世の中落ち着きませんが、
数少ない遠出のタイミングにまたいろいろなものを試したいと思っています。