2024年秋の東海自然歩道ファストパッキング2日目。
京都府大原から、東海自然歩道西の起点箕面まで。
箕面駅ゴールで約98km、D±3,300m、16時間40分。
大原周辺は朝方2℃まで冷え込み、シェルターの中も6℃。
この時期のファストパッキングは寒暖差が大きく結露がすごいのが特徴です。
前夜のうちにファミマで購入したご飯を食べ4時20分ぐらいにスタート。
三千院、寂光院をめぐり、ロードをつないでトレイルから江文峠へ。
峠からの下りは伐採作業のためトレイルが立入禁止でロード。
途中の自販機で、京都一周トレイル中? のトレイルランナーの方を追い越します。
薬王坂ではもみじ色の東海自然歩道の道標、緑色の道標と種類があるのがいいですね。
鞍馬に降りてようやく明るくなってきました。
ロードを下り、叡山電車の踏切を過ぎるとトレイルの登りで夜泣峠へ。
ここで京都一周トレイルとの分岐があり、この後チョコチョコと合流したり分かれたりします。
下って大岩からはロードをつなぎ、西賀茂付近でコンビニに立ち寄り小休止と補給。
住宅街のロードをくねくねと進みながら徐々に標高を上げ、
途中からはロード・林道の峠走。トレイルランナーの方と何人かすれ違いました。
東海自然歩道の看板も要所にあり、登って下って国道162号に出て下り基調のロードのつなぎ。
西明寺は紅葉お目当ての観光客の方やサイクリストでにぎわっていました。
途中から川沿いのトレイルに入り、チョコチョコと岩やアップダウンがありつつものんびりとしたトレイル。
ハイカーの方も多く、急がないペースで進みます。
落合橋からはロードを登って下ると嵐山。
お休みということもあってか外国人が本当に多い! 欧米系、アジア系、その他多国籍の街。
お香と香水と外国人特有のにおいが入り交じり、飛行機の中のようでした。
渡月橋は身動きがほぼとれず進むのにも一苦労。
嵐山駅を抜けてようやく人込みから解放され、ロードをつないで松尾大社は落ち着いた雰囲気。
このあたりから山と高原地図のコースタイムがかなり厳しくなってきて、
本当にこんなタイムで行けるの? ということが多くなってきます。
沓掛までは1時間となっているものの竹林の登りのトレイル含めた約4.5kmで「…無理じゃね?」という感じ。
竹林からいきなり住宅街に出るのもまた東海自然歩道っぽい。
ロードを下ると沓掛ICの交差点で、ローソンで小休止。
ここが箕面までで最後のコンビニなので食料を多めに。
登りのロードを進み、ロードとトレイルをつないでいくとトレイルに入ります。
ポンポン山の登山道はハイカーの方とけっこうすれ違いました。
山頂からは大阪方面が良い景色。学生さんもたくさんいたりと賑わっていました。
下りのトレイルも走りやすく、天狗杉は立派。
途中の分岐がどちらか分かりづらかったものの本山寺、神峯山寺とトレイル・ロードの下りを進みます。
このあたりもまぁまぁ良いペースで走るもののコースタイムが全然短縮できない…。
下りきってロードをつないでさらに下ると摂津峡。
誰もいませんでしたが静かな雰囲気。
登り返すといきなり萩谷総合公園に出て野球場。
このギャップがすごい、東海自然歩道ならでは、古いけど立派な案内板も。
ロード・林道・トレイルをつないで登って降りると県道に出て右上方には新名神。
ここでヘッドライト点灯。ここからは思ったよりロードが多いものの、地味にアップダウンが多い。
そしてコースタイムが全然短縮できない… 山と高原地図のタイムがトレランペースになっているので要注意です…。
竜王山の登り下り、林道・ロードの緩やかな登り下りを繰り返し、
左手に高槻や箕面の夜景を見ながらトレイルを進むと、
ようやく東海自然歩道西の起点の案内板が出てきます。
少し先には西の起点の小さな石碑があり、ようやくここまで来たかぁ、とホッと一息つきます。
最後はロードからライトアップされた箕面公園の中をラン。
遅い時間なのに駅から歩いてくる方がたくさんいてビックリでした。
箕面駅には20時50分ごろ到着。あと20分早ければ紫香楽宮跡駅まで戻れたのですが、
残念ながら間に合わず、草津駅まで戻り宿で1泊。
翌朝紫香楽宮跡駅まで戻って車を回収しての終了でした。
東海自然歩道ファストパッキングのまとめはまた次回。