【50K/第2関門~65K】 ※村役場までの登りまでと、村役場までの折り返し区間
予測:15K/実際:15K
予測:2:18/実際:2:02 -16分
13K近い下り後なので、平地も傾斜を感じるが、ここの区間は走ることができる。
村役場に近づくにつれて登りがきつくなるが、走る→歩きを繰り返して稼ぐ。
コース沿いの家の方から差し入れが多いのもこのエリアだったような。
氷をもらえたので、鏑木さんバリにタイツに氷を入れてアイシング。
繰り返し書くが、ロングの場合は、登りで足を使うダメージ以上に下りの負荷を
いかに回避するかが重要。くだりで5.5/1Kペースで蓄積したダメージを回復させたいが、
タイムにそこまで余裕がない。
折り返ししてきたHOYAさんや女将さん・O野さんらとエールを返す。
58Kの村役場でデポを使用。後半用のジェル類と惣菜パン、それとエアサロンパスを吹く。
折り返しはコースがわかるので、5分程度で出発する。
【65K~79K/馬越峠】
予測:14K/実際:16.5K +2.5K
予測:2:30/実際:2:28 -2分
このエリアもコースの標高差概念図に比べて、走れる箇所が多い。
71Kの滝見の湯まではキツイ箇所もあるが、車が走るロードなので、それなりに平坦な
場所もある。馬越峠に本格的に取り付く場所までは歩き→下りを繰り返す。
馬越峠の登りのイメージだが、陣馬山の後半・ロード登り箇所をイメージすると近いと思う。
登りは歩きだが、9~10分台/1Kペースを意識して、走れた分の貯金を意識して馬越峠へ。
あとは、下り基調だ。
【79K/馬越峠~87K/エイド・大三関門】
予測:8K/実際:8K
予測:1:10/実際:1:00 -10分
馬越峠からはいい感じの下り。ここで雨がぱらつきはじめる。
トレイルランナーのこだわりでザックをしょっていたが、中身は雨具だけww
使う必要はないけど、あるにこしたことはない。
途中のallSportsの撮影場所で、ジャンプをかますが・・・体力-100くらい消耗。
エイドに近づくにつれて、雨脚が強まるが、雨脚より寒さが厳しくなる。
朝に来ていたウィンドジャケットをまた着る。このエリアは、街中なので自販機で
何か買うかな~、タバコ吸いたいな~、とダレながらエイドに到着。
一応、換えのウェア上着一式(長袖)を預けていたが、その必要なさそうだ。
うどん(wj&ワジャ族風に書くと、うろん!)を食べて再スタート。
朝も感じたが、標高差が高いため、寒暖さが激しい。
時間だけでなく、天気が変わりやすいのと、曇ると急に気温が下がる。
【87K/エイド・大三関門~100K/ゴール】
予測:13K/実際:13K
予測:2:04/実際:2:09 +5分
この大会に参加する前に、先輩らから「87Kや90kでリタイアした、だって嫌に
なっちゃったから」という声を聞いていたが、心をへし折るポイントは90Kから。
何気に核心部じゃないかと思う。
ポイントは、90K以降の微妙な登り傾斜に比べ、あそこまで走るのか~と先が
見渡せる展望、それとゴール(95K程度)の声援が聞こえるのに、5K遠回り
させるコース設定。
95Kエイドでは、VAAMウォーターがあったが、飲んだところで燃焼できる脂肪は
すでにない。チョコを食べて残りを歩く。延々と続くのと、先に走るランナーが米粒
のように見える。時間的にはいける、30分を切りたい欲はとっくにないww
ゴール手前1Kくらいはかっこよく走りたい(見栄はる状態)で、小刻みに走り始める。
このレースはゴール手前からゴールがすごく感動だ。
ハイタッチの嵐、そして、ひとりひとりゴールテープがかけられる。
そしてゴール、涙がでた。ボラの中学生(?)にメダルをかけてもらう。
ここで、レースは終わってないw
レースの公式バスの都合で、19:30には帰路のバスにのらなければ・・・。
豚汁やビールの前に、まずはボディペーパーで体を拭き着替えてバスに乗る。
途中のSAでビールを買おうとしたが・・・いま売ってないんだなぁ、がっかり。
さすが、「野辺山を制すれば、ウルトラを制する」「日本一過酷なウルトラ」と
言われるだけあって、キツイ、キツイ。だが、ロードランナーよりトレイルのロング
を経験しているランナーの方が勝機があると感じる。
特に、アップダウンや前半の林道は無問題だし、エイドも5Kづつにある。
標高が高い高地エリアということで息があがりやすいのはたしかだ。
水と塩分補給ミスかもしれないが、71Kあたりで手のひらがパンパンになり、
指を握ることができなくなった。
野辺山ウルトラ。
正直、公私共にかなり精神的にキツイことが続いて、山や練習だけでなく、
何もしたくない鬱状態が続いていて、野辺山が楽しめなければ&完走できなければ
UTMBは完走できない&楽しめないから行くの辞めようかまで思っていた。
結果として、レースを自分の計画で支配できた(THE GAME)し、オールアウトできた。
何より、7ヶ月ぶりに走ること、超ロングを楽しめた。完全復活に向けた大収穫だ。