レースの展開や雑感のメモ。自分の記憶の記録もかねて。
Le Delevret 2:02→2:17
Saint Gervais 3:04→ 3:25
Les Contamines 5:06→ 5:37
レーススタートから第一関門(Les Contamines)までは、
走らないと関門制限に厳しいと聞いていたし、あの雰囲気
の中では、嫌でも空気に流されて速い展開。
スタートはランブラーさん・桑原プロ・エディさん・高木さんの
4人で向かえたこともあるが、ウルトラでいつもお見かけする
サルさんもあのサルタイツのままいるし、日本人が多いという
のは心強い。
ただ、いつものレースよりまじめに走っているはずなのに、
貯金ができない。桑原プロも調子悪そう。
Les Contaminesで30分予定より遅くなり到着。
「このレースは、ひょっとして、やばくない!?」
そんな気持ちでエイドを後にする。
ここで併走した日本人の方から「このあたりが、完走できるギリ
のラインじゃないか?」「平地の稼げるところで巻いていかないと
遅い組はますますやばい」といいうような会話をしたけど、
「巻けるところでさぼらない」が完走できるポイントになると思う。
特に、下りで巻く戦法は、下りが長く・山が固いので足を壊す原因
になるため、ゆるい登り・平地・尾根が稼げる箇所。
あとは、登りもドカンと長く、スイッチバックが少ない(スイッチバック
になってるかも知れないが、長いのでわからない)登る力に長けて
いれば完走には有利になると思う。
La Balme 7:17→7:38
Ref. Croix Bonhomme 8:47→9:51
Les Chapieux 10:07→11:04
Col de la Seigne 12:52→13:51
どんどん、借金が増える展開。そのうえ、時差ボケなのか、
Col de la Seigne(たぶん)前の道で眠くなり、道の端で休んでいたら、
本部の巡回車から注意を受ける(2分ペナルティかリタイアか選べ!)
とりえあえず、NOT SLEEPING、SIT DOWN&RECOVERY!と伝えて、
先を急ぐこととなる。
ここの3本山越えは前半の厳しいパートで、乙女塾長松田さんや
みかんさんと前後していたので遅くはないはず。それでも借金が増える。
「甘くはないぜ!UTMB」
Lac Combal 13:46→14:47
Arête du Mont-Favre 14:50→16:04
Col Chécrouit 15:39 →16:44
Courmayeur – Dolonne 17:58 →17:33
Lac Combal は、ちょうど通過が明け方でもあり絶景の景色。
天候に恵まれたこともあり、防寒装備はほぼ使用しなかった。
アシックス肩バランスアンダー+心折れ部T+C3FITアームカバー
に、前半の夜間はウィンドウジャケットで行動。
2晩目は、雨具としてOMM Kamleika Race Jacketを着用。
それでも、行動中は熱くてジップ全開にして熱抜きする。
Arête du Mont-Favreで、Courmayeurまで、約10Kmを90分で
降りないと関門が厳しいということが判明。
9kmの下りをまだ中盤で走るのは非常に厳しいが、蚊取り線香
さんからの
「周りのフランス人が急いだらついていく」
のアドバイスを思い出し、周りを見たら・・・フランス人が焦ってるww
このパートは、Courmayeurに近づくにつれて非常に走りにくい
(裏山にちょっと登るために作った、シングルトラックの道)し、
乾燥して砂が舞い上がりイライラ&渋滞するパート。
Refuge Bertone 19:46 19:40
Refuge Bonatti 21:31 21:27
Arnuva 22:38 22:39
Grand Col Ferret 23:59 24:24
ここからは2010年CCCに参加しているので、コースの記憶が
ある分だけ自分には有利。なんて思ってたら、Courmayeur
からRefuge Bertone までの取り付きがスイッチバックを繰り
返す長い急登とコースが変わっていた。
晴れていて暑いし、土ぼこりが嫌なパートだった。
Refuge Bertoneからは、CCCの記憶どおりのコース。
日本の山のように頂上が明確になるような場所は少なく、
尾根にでても長い。巻くところはそういう場所だと思う。
登りもハセツネコースのようなアップダウンを繰り返しや
岩場の直登区間はないが、とにかく長い。
富士山トレーニングが有効な理由は、あそこもそんな急な
登りがないけど、登りも下りも馬鹿長く、山小屋が多いので、
補給しやすい(UTMBもエイドが多い)から、UTMBのコース
に近いからだと感じる。(自分ではいってないけど)
Grand Col Ferretもとにかく長い。ここは頂上が明確だけど
「あそこまで登るの?」っておんたけウルトラトレイル状態。
氷河が横に見える絶景の景色なのがうれしいが、とにかく
長い。それだけ、走り抜けるチカラより、長く登る&下ること
に長けたチカラが、このレースの完走のカギになると思う。