実はUTMB以降、どうもモチベーションが落ちてまして、
ハセツネ前にしてUTMBネタをまとめているのは現実逃避ww
La Fouly 26:26→26:30
Champex-Lac 31:19→30:05
Grand Col Ferret以降の下りも馬鹿長い。
ここは走ったら足が終わるステージ。
ちょうど、高木さんやりんりんさんと併走できたことで独りよりは
飽きが少ないとしても、高木さんと「終わったら宿のジャグジー
しか考えてないですよ」「わたしは即効でビールです」の会話
を繰り返して急ぐ。
ここのパートは、コース自体も景色が悪いし、通過が夕方~夜
になるし、山もChampex-Lacに近づくにつれて悲壮感ある山なみ
(二ポポ人形みたいな彫刻が木に彫られていたいする)。
また、Champex-Lac手前であと1kmと言われてから、ぜんぜん
つかない。
それと、スイスステージは住宅地の横や町の中を走ったCCCの
記憶と違って、わざわざ裏山などのトレイルをつなげている箇所
が多いので、微妙な感じ。街中では、応援者も多いんだけど。
Champex-Lacでは、突貫さんと原田さんに「時間がないから、
(寝るなら)5分ね」という、あたたかいお・も・て・な・しを受けて、
先に進むwww
※パスタとってこようか?とかサポートもしてもらいました(笑)
エイドでは固形物中心に食べてきたし、後半は嫌でも胃がもた
なくなるのは予想できたので、食べる必要がなくても食べた。
あの塩辛い&砕いたソーメンのようなパスタスープ(La Fouly
とTrient は野菜スープだったような)に、うまいサラミ、それと
何種類もあるパンを浸して食べて、フルーツ類で口をさっぱり
させる感じ。必ずあるコーラを3杯くらい飲む流れ。
装備の重さは最小限にしたいのと、エイドが充実しているので、
水は、ハイドレではなく、ボトル2本で毎エイドで給水する。
しかし、Champex-Lacのパスタを食べるのは・・・正直、挫折した。
疲れより、2晩目に突入したことで眠気で食欲が落ちたり、
判断力が落ちているためだと思う。
カフェイン錠剤をかじっても、2晩目は効果が落ちる。
Bovine 34:08→32:54
Trient 36:20→34:42
Catogne 37:55→36:50
Vallorcine 39:24→38:20
シャンペからはひとつめの山にとりつくまでロード区間が長い、
ここのパートはCCCの記憶どおりだが、2晩寝ないことで
かなり判断力が落ちていることが実感できた。
というのは、関門やエイドで「判子」をおしてもらい忘れたなんて、
判子なんかないのに考えたり、次のエイドにいったら「ラーメン」
食べよとドライブインのよな錯覚を考えたりと。
このあたりは、UTMFやおんたけで感じた睡眠障害による幻聴
や幻覚と異なる体験。いや~、あんまりしたくない体験だけど。
眠いがペースは上げていきたいので、走る集団に遭遇したら、
ペースをあわせて一緒に行動する、集団のトップがフランス人だと
なおよい。フランス人のほうが、このレースやコースに関する情報
に長けているはずだ。うまく、ペースを引っ張ってもらいながら進む。
※このとき、一緒に行動してた集団のトップはフランス人かと思ったら、
アラブ系の選手だとあとでわかったww
Trientのエイドは一番好きなエイド(時間やロケーション)だけど、
ここからの山越えはかなり難所だと思う。長い直登が延々と続く感じ、
頂上がみえないというか、上まで来たはずなのに、山がでかいので、
旋回して、その先にある頂上を目指すようなながーいパート。
さらに、コース上が牧場だったりして、横で牛が喧嘩していたりと
ハードだけど面白いコース。
エイドでは食べる気力がなくなったときに、突貫さんから「コーヒーに
砂糖たっぷり入れて飲む」アドバイスを受けたけど、これが大正解。
カフェインと砂糖の甘み、コーヒー好きなのに2週間コーヒーを抜いて
いた反動で「コーヒーうま^」という感じで目が覚めた。
Vallorcine までの下りはけっこうやっかい。
テクニカルなシングルトラックが続くし、スキー場のコースのでかい道に
にでたかと思ってもぜんぜん下につかない。このあたりで夜明けを
迎えたので、下の景色はみえるけど近づかない長さ。
明るくなったことで、UTMBのコース上のトラップ(下の三項目)から、
逃げやすくなったのはよいいのだが、眠気MAX状態を迎えた。
【UTMB/コース上のトラップ】
・牧場が多いので、牛などのふん
・ヨーロッパ系のでかいなめくじ
・なめくじとふんに似たでかい松ぼっくり
La Tête aux vents 41:39→41:33
La Flégère 42:02→42:36
Chamonix 43:28→44:27
ここまでくれば、あとは歩いてもゴールできる。そんな気の緩みもあり、
連れにゴール予想時間を連絡したり、FBに写真をUPしたりしていたけど、
やっぱりラスボスでした、最後の登りと下りは。
途中で併走した日本人(名前は失念、すみません)の方と、「もう足ないよ!」
とか、途中で抜かされたサルさんを見上げながら、「サルさんは登り強いな」
とか冷静に話していたけど、よく考えれば、歩いてもゴールできるとはいえ、
残り19Kmとハーフくらいの距離なんですよ、実は感覚がおかしいだけで(爆)
La Tête aux ventsからLa Flégère までの景色は最高にいいんだけど、
高さがありすぎて眺めていて気持ち悪く(高所恐怖症気味)なるし。
ここも頂上にいくまで、上についたはずなのにまだ頂上までは、ながーく
歩かないとたどり着かない感じ。
レースではなく、登山できたらすごく楽しそう。
La Flégèreは最後のエイドだけどたいしたものがない。場所もスキー場の
隅にあるロッジのようで、へんぴな場所という印象。
あのスープは、「レジェンドが作ったから飲め!」といわれたので飲んだけど、
やっぱりあのスープの味のまんまだったwww
ここから、シャモニのゴールまでが長い。
すでに心の中でゴールできてるので、まだ?まだ?って気持ちの焦りもあるし、
最後の登りで酷使した足には、この下りはきつい。
途中、チームぴれきちの方に、「コースはこれであってるの?」って少し怒り
気味に聞いてしまったり(すみません)と、距離以上に長く感じる。
「もったいつけるな、UTMB!」
街に降りると、受付の体育館側からゴールゲートまで走ることになる。
トッ選手だけでなく、完走できた選手全員がヒーローになれる瞬間だ。
くまがすごいことになってますが、念願だった家族でゴールゲートをくぐる
ことができました!サイコーにうれしかった!!!最高の思い出だ!!
あ、カトリーヌさんと写真撮るの忘れてたww