3月29日にMMA渋井さんと蚊取り線香塾/第2講の核心部(雪が多く、人の入ってない北面)をロケハン(を兼ねた、コソ練・・・走らなかったけど)に行ってきました。
大まかな状況ですが、
・残雪がある箇所とない箇所の差が激しい。残っている御前山~オオダワ方面は(標高1300mくらい下まで)50cmの残雪で杭も埋まっている状態なのに、ないところはゼロ。標高1300mを基点にして状況が変わる
・北面と雪崩や雪だまりがになっている箇所はまだまだ脛~くるぶしまで雪のところも多い
・今回は昼間23℃/晴天の行動のため、一部でぬかるみですべる。花粉がひどい
・蚊取り線香塾で今回の区間は、深夜~朝にかけて通過予定のため、雪&泥の凍結は必須
・三頭山は、都民の森からの取り付きルート(鞘口峠や大滝からなど)は雪崩の名残で残雪が多く通行禁止。三頭山から本番では下山路になるハセツネコースは、登山道が狭い箇所に残る雪がやっかい。私も渋井さんも腰がひけてハセツネコースからの登頂は断念
です。簡易アイゼンは昼間のため使用せずでしたが、夜間は使うか使わないかはさておき、「何かのときには、携帯しておくにこしたことがない」と感じました。
じゃあどんなもの?を考えた際に、参考になるのは、Hiker’sDepotの説明。
・チェーンスパイク系
確実に使用する状況なので、より滑りにくさ、歩きやすさを求めたい。
・簡易スパイク
使うか使わないか、わからないのでとにかく携帯に便利な軽さで選びたい
今回のコースや状況、講義や使用の目的(スノーハイクではなく、ナイトハイクの安全面のため)から、後者の考え方・使用方法になります。参考:類似の安価商品楽天の検索結果
購入する際は、トレイルシューズでの使用(取り付けられるか)は確認してください。
また、この手のギアは取れやすいという意見が一部トレイルランナーから聞かれますが、すぐ取れてしまうような積極的な使い方をするならばチェーンスパイク系であって、自分のテクニックでは苦手な箇所を通過するだけと考えるなら、足の置き方もベタ足&慎重になるため、すぐ取れることはないです。
三頭山~武蔵五日市まで、行動時間は11時間。蚊取り線香塾より遅いペース。
この日のウェアは、渋井さん:半そで+短パン=ちょうどいい/わたし:ロングT+半そでT+タイツ+短パン=暑いでした。くわえて、朝(9:00)と夜(19:00~)はウィンドブレイカーを1枚羽織る程度でした(23℃)
当日の予報(天気・気温)にあわせ、深夜と明け方の夜間部は、ぐっと下がりますので、上記に加え防寒着を装備してください。
装備以外にも、参加する方にはコースも再調整して別途ご連絡&参加の再確認をお願いすると思いますので、ご検討ください。
以下は、コースのハイライト部分の写真です。
「残雪が多い」ではなく、「残雪の多い箇所とない箇所の差が激しい」「狭い山道の箇所に限って、北面だったりして、残雪がやらしい」でした。
雪崩の影響で残雪は1m程度、鞘口峠まであります。
ただ、都民の森は先週一部開園し、ハイカーも入ってます。標高と場所によりです。
この日に出会ったトレイルランナーによると、浅間峠から三頭山までの間は、ところにより残雪、三頭山近くで多くなるとのことです。
ないところはない。
あるところにある。それも、狭い登山道に限って(右側は急角度に落ちてます)ある。
ここで、戻ることにして下山を開始しましたが、下りがやばい。
斜面の角度の狭さで、滑ると右側に流れてがけから滑落しそうに。両足と両手&ケツによる三点確保(?)で下山。
雪は多いですが、登山道が広く、凍結もしていないため(シャリ雪)ため、ドライな状況ではないですが、私も渋井さんも滑り止めなしで、問題なく通過。
ちなみに、先週の醍醐丸付近も同じ感じです。雪が多くても、登山道がなだらかで広ければ問題なし。
雪はないですが、泥で転びそう・・・蚊取り線香塾本番は逆そう(登り)です。
このあたり(標高1300m前後)で、雪が急に増える感じ。
日にあたっていても、溶けがすすんでない。
この日は23℃。渋井さんいわく、短パン半そででちょうどいいとのこと。
蚊取り線香塾当日は17℃ですので、レイヤーやタイツでの防寒は合ったほうがよいです。
暑ければ脱げばいいですが、寒くて着るものがないのは・・・。
シニアハイカーの方が談笑中。ハイカーでも、昼間ならば入山できてます。
ビビることはないですが、注意と備えはしっかりと。
今回の一番の山場。
ハセツネコースの御前山のがれた下り箇所は、杭が埋まる程度凍結してます。
ハイカーの方も多いため、トレースはできてますので、ラッセルはいりませんが、場所により足が埋まります。渋井さんは、足がひざまで埋まってましたw
ここのガレ場はハセツネコースで一番嫌いなので、歩きやすかったです・・・滑ったけど。
1300m程度から雪がどんどんなくなり、オオダワ前後では、日陰に残る程度。
オオダワの奥多摩方面林道(落石閉鎖中ですが、歩きは通行できる)は除雪作業がされていないため通行難。武蔵五日市側(南面)は生活道路を一部兼ねているため雪なし、大岳山のも、ほぼ雪なしです。岩場も凍結なし。快調。
大岳山は雪ゼロで、眺めよし!
前回の蚊取り線香塾では、ロケハンで山頂前後が凍結しピークを避けました。
御前山や三頭山に比べて、標高の低さもありますね。
大岳山から御岳山側の神社まではヤラシイ感じに雪が残ってます。
凍結してなければ、大事無いところ。ただ、ずるっと行く箇所は滑ります。
2月では凍結していて登るのに難儀した箇所も、凍結なく、土もみえてます。
御岳山~大岳山までは、前回の蚊取り線香塾よりも歩きやすいという印象。
雪の写真ばかりなので誤解しないでください。
雪のない箇所は、適度に水分を持ち、表面がドライな良好なトレイルです!
週明け早々に、コースや装備などの追加詳細が参加される方には連絡があると思います。
また、「安全に行動し、無事に戻る」マインドをもってサポートも進めますので、参加される方はよろしくお願いします。
それと、鎌倉市の条例でアレですが、この時期の奥多摩のトレイルランナーにクレームがわくほど、ハイカーはいませんw
たまには、鎌倉の潮風でなく、奥多摩の風を。
丹沢みたく蛭はいないです。野良鹿はいません。たまに、サルはいます。