コース概要・ウェアと装備については、その1を参照。今回のレースで困ったのがウェア。事前まで蚊取り線香塾長や香港在中のラン友HAMAIさん@レ・ユニオン完走にアドバイスをお願いしたりしたんですよ。日本の4~5月に近いといわれても、私服も難しい春先だったので。
結論で言うと、風をもろに受ける尾根が激寒く、昼間は日差しが強いので、「10月(ハセツネ想定)ウェアに、+防寒着1枚追加、それ以外に、防風ウェア」でなんとかなりました。
ここからが、お楽しみのエイドについて。
各エイドに何が提供されるかは、事前に公式ホームページでリリースされます。
昨年までは、やきそば・チャーハンもあったらしいですが、今年はなしでした。
ただ、各エイドを各団体(インターナショナルスクール?)が仕切っていて、「応援する!」ことを「どれだけ盛り上げられるか」で競い合っているようです。
山の中の天文台に開設されたエイドでは、小学生くらいのちびっ子が、ガンガン音楽かけて、食べ物を持ってきたり、即興でカラオケしたりして、これは、日本の大会でも取り入れられたら、もっと盛り上がるじゃないかな?と。六花さんの生ライブよりはww
旧イギリス領のため、ボランティア精神が根付いていることもあるのかもしれないです。OXFAMトレイルウォーカーも香港ステージが開催されており、また、蚊取り線香塾長に曰く、「中国人は寄付やボランティアをすると、胸をはって大々的にアピールする。東京マラソンのようにゼッケンが寄付枠で色が違うなんて、アピールできてうれしいはずだ」ということなので、国民性もあるのかと思います。
【エイドについて】
・クッキー/チョコ/クラッカー(ピーナッツバターorジャムを塗る)/バナナ/オレンジなど日本人の味覚にあっている。TDGの生ハム・チーズのような中華代表ぽいのはない
・しょっぱい系のスナックはなかった(クラッカーくらい。チップスター系はなし)。昼間のステージは日差しも強く、汗もかくので、塩飴などのナトリウム系はを各自で用意した方がよい
・レギュレーション規定は、パワーバーやジェルなど行動食2個以上。エイドの充実度は、信越五岳のエイドから名産品やトマト・チップスターを抜いて、カップヌードルを加えたレベル
・パワーバーやジェル系もエイドでは提供なし
・メシ系は、「カップ麺(2種+後半に1種追加)」「寿司用のシャリ玉」「スープ(数箇所)」「ペンネ(2箇所くらい)」などが提供される。カップ麺もどんどん作っているので、すぐ食べられる
・ドリンクは「水」「コーラ」「ポカリスエット」。「水」はボトルにすぐ入れてくれるし、給水台の数もある
・ここがトラップで、マイカップ(参加賞にも入ってる)がないと、コーラだけでなく、「スープ」や「ペンネ」「コーヒー」などがもらえない。マイカップを出すのが面倒なので、食べ終わったカップ麺の容器に、ペンネを入れてもらった。そのため、マイカップは使用後に、水をもらってすすがないとペンネ味のコーラになったり味が混ざるし、ベトベトする。スプーンは使い捨てをもらえる
・10KMくらいの間隔でエイドがあるので、そんなに持たなくても補給は十分にできる
・小学生くらいのスタッフが、デポの荷物やら食べ物など持ってきてくれる。支えているというより、ノリノリでレースの応援とサポートを楽しんでる。気合の入っているエイドでは手書きの応援メッセージやら蛍光棒で装飾していてかなり楽しい
・一番豪華で盛り上がっているエイドはチェックポイント7の天文台?。真夜中に音楽&焚き火でノリノリ。ここは、スープ・パスタも豊富で、マイカップなくてもOK
・チェックポイント4までの浜茶屋(食堂?)を利用しているエイドは、ビール・飲み物・料理を注文して食べてもOK。ただ、メニューは繁体中国語なので何のメニューかはわからないwwビールやコーラは英語で言っても通じる様子(オージーからの参加者曰く)
・日本同様に、遅くなればなるほどエイドの食料が減っていく。チェックポイント3でカップ麺が品切れになり、ありつけたのはチェックポイント4。それ以降は品切れなし(バラけた)
・カップ麺は、ノンフライではないので、若干油っぽい(4杯食べた)。味はシーフードと松茸のお吸い物ぽい味付けでいける
・お湯と一緒にインスタントコーヒーとミロっぽいホットチョコ?も提供。こちらも、マイカップがないと飲めない。ただし、カップ麺の容器に入れて飲むのはOK
・韓国の選手で、ジップロックに袋麺を入れておき、お湯をもらって食べる強者もみかけた。アルファ米やインスタント味噌汁にお湯をもらって調理することもできそう
・韓国系の選手と前後する機会が多かった。男性1人でずーっと女性5人のチームをトップで引っ張ったり、階段を気にせずガンガン登ったりと、徴兵制がある国はパワフルだなと
・ゴール後は、エイドの残ったクラッカーやカップヌードル、それ以外に、手づくりマフィン・ホットドッグも提供してくれる
・トイレも人数に対して、しっかりと数を確保している様子。前半のバラける前だと、トイレ待ちの行列は見受けられたが、日本のウルトラの大会をイメージしていれば想定内
【コース上の注意点・最大のトラップ】
・コース上の最大のトラップは「牛糞」。はじめは気にならなかったが、ロードを含め放牧している牛が多い。とにかく、でかいし、寝落ち気味に走っているときに踏むと滑るし、何より、テンションがダダ落ち(コース脇でちゃんと洗った)
・噂に聞いていた「猿」「野犬」。「猿」は猿の保護区をコース上に通過するため、そこで何回か群れをみた。保護区(といっても自然公園らしい)のトイレを使用したランナーは、ザックを奪われそうになって、ストックで戦ってた。わたしは、途中のベンチで保護区を過ぎたと思って寝落ちしてたら、猿の気配と他のランナーの猿への叫び声で起きたw
・野犬は遭遇しなかった。話によると、猿と同じエリアにいるらしい。猿と犬の狙いは、「ザックの中の食料」。目を合わせなければ問題なし
その3は、家族連れで行ったもんで、蚊取り線香ツアーの感想です。
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