以前、こそこそ会談で予告しましたチーム獣人&蚊取り線香塾のコラボ講習会ですが、12.20にプレ講習会として開催しました。
コースは、両者がホームとするハセツネコースを基軸として、サルギ尾根~大岳山~馬頭刈尾根~瀬音の湯の17km程度のショートですが、今回は「山のリスクマネジメント」をテーマに開催。ハセツネのサブ10コースを開催するkeg氏から「今回は走りません。自分のトレランペースで2時間のところを4時間かけます」といことで、大岳山までをkeg氏の「地図読み」、後半の馬頭刈尾根は塾長の「道具の使い方」「足の置き方」と2パートに分けた内容でした。
2パートに分けた理由ですが、今回は初回ということもあり、お互いにどのような講習スタイルで行っているかわからないことと、参加者もどんなニーズがあるのか予測と外れるとアレですので、「お互いに伝えたいことに集中しやすい」「アドリブがしやすい」ことで分けたこともあるんですが(笑)
keg氏のパートは、非常に丁寧に、初心者(地図読み初めての私にも)にもわかりやすく、そして、楽しく感じられる内容でした。また、ハセツネコースや通常のコースとは異なる山道を「地図読みで分け入る」というトレージャーな雰囲気もあり、参加者が楽しく・興味を持つポイントをしっかり押えた内容でした。
いやね、OMMの話を聞いて、地図読みメインの大会は出ない&地図読みは座学(雑誌読む程度)でいいやーと思ってまいたが、これなら楽しい!
特に大岳山から南面のマイナールートを、地図とコンパスにしたがい、尾根に沿って下るのは、通常のハセツネ&登山道とは違った山を楽しむ視点が増えたとかも。
塾長パートは、十八番の道具の使い方(わたしは毎度のザック&エマージェンシーシートを使ったレスキュー方法の実験人形ダミーオスカーw)を。細引きの使い方まではいきませんでした、「持っていることが安全ではなく、使い方を知らなければ安全にならない」「ひとつの使い方だけでなく、一つの道具を複数の使い方に応用できれる」というバリバリの山岳会出身のアルピニストならではアイデアを紹介。
蚊取り線香塾といえば、「歩いて100km&100マイル完走」を狙うための、ダメージを回避した足の置き方&歩き方がメインですが、馬刈尾根だと山道が走りやすく真価を発揮できるところが少なく残念。だけど、走る=蹴りだし足や高さを稼ぐ走り方では「膝への負担が多きすぎる」ということを実感できたという声も。
※塾長直伝の歩幅で距離や高さを稼がず、回転数でスピードを上げるコース取りは、サポートらしく先頭で実践。
何気に核心部は、平地でのペースアップと登り・下りのペースダウンのバランスなんですが、こちらは距離そこそこ長めでテクニカルな場所(例えば、市道山分岐前後ののこぎり部分)のため、次回となりそうです。
参加された皆様、お疲れ様でした!
keg氏と塾長で、「さらにブラッシュアップさせる」「より参加者のため=知識と肉になる」よう反省会と意見交換をしてますので、年が明けましたら第2弾やります!
決まりましたら、アップしますので、ぜひご参加ください!