今年に入ってエントリーを逃してしまうレースが増えてしまいました。
いわゆるクリック合戦に敗北、抽選にもれる、などなど・・・
出場希望者の増加は特に人気のレースで顕著にあらわれていますね?
さて今回は今年2度目のボランティア報告です。
なぜか「ゆずりあい」の気持ちを強く感じた大会となりました。。。
私が唯一毎年出場していた群馬県で開催されてる「神流マウンテンラン&ウォーク」。
鏑木選手が大会プロデューサーを務める有名で、人気のあるレースです。
私は今年クリック合戦でエントリーを逃してしまい、今回はエイドステーションでのボランティアとして大会に携わることになりました。とはいえ、レースを支える側にたって協力することが好きなこともあり、非常に楽しみにしていました。。
この大会運営は地元神流町の産業振興課が中心となり、役場職員や地元ボランティアをはじめ多くの人に支えられて運営されています。山間部を除くコース、沿道での応援は有名で、とてもホスピタリティの高いレースとして評価が高いのは有名です。
レース終盤の私設エイドで地元のおじちゃん、おばちゃんが旗を振って、味噌おでんやキュウリの一本漬けを配っているのが有名ですよね?選手は50kmや40kmを走ってきているので、味噌おでんが喉を通らず両手に持ったままゴール姿が愛らしく、不思議な感じです。
およそ1週間前に自宅に届く、「スタッフ配置名簿」と「行動マニュアル」。
運営に関わる人の多さにもびっくりしますが、きめ細かい配置図と役割分担、移動時間に注意事項など、5年目を迎えるレースとして準備体制がしっかりと行われていることがレース運営の成功につながっているのでしょう。
ボランティア受付もスタッフ3名ほどで手際よく行われていてとてもスムーズ。
私が担当する第2エイドは役場職員の方々5名と県外ボランティアが私を含めて2名。計7名での運営体制でした。役場の皆さんも5回目となると手慣れたものであっという間に選手を迎える体制が整いました。
ここのエイドはコーラが出ますし、水とアクエリアスも準備。リザーバーやボトルをお持ちのランナーにはアクエリアスやコーラも入れてあげてました。うれしいサービス!!
全体のエイドステーションも充実していて、
スーパーシングルペアの50kmレースは第1エイド⇒第2⇒第3⇒第5⇒第6の計5か所。
ロング40kmレースは第2エイド⇒第3⇒第5⇒第6の計4か所。
ミドル27kmレースは第4エイド⇒第5⇒第6の計3か所。
充実しているという指標は、「コーラがあるよ・・」とか「おそばが出る・・」とか様々ですが、何よりスタッフの笑顔と地元の方々の参加意識の高さなのではと感じました。皆さんのお声掛けに選手は相当励まされたのではないでしょうか?
ゴールに向かう終盤の沿道には旗を振りながら応援する皆さんとハイタッチをしながら続々と選手がフィニッシュを目指します。
感極まってほほを濡らしながら走るランナー、残り300mぽどをお子さんと一緒に走るパパさんランナー、スーパーペアのご夫婦で仲良く手をつないで走るランナーなど、様々な場面が垣間見られるゴール前で応援していると、とてもアットホームでホッとする光景が目に焼きつきました。
「日本一温かいレース」。
これからもこだわっていくそうです。この温かさをより多くのトレイルランナーに感じて欲しいと今回のボランティアを通じて強く感じました。
私も昨年までに3年連続出場していますし、来年もどなたかに”ゆずろう・・”と(笑)
この「心地よさ」や「温かさ」を含めて多くのランナーに共有できたら最高ですよね。
トレイルランナーとしてはレースを走り、完走することにこだわって当然だと思います。
毎年楽しみにしている方も多いし、記録も更新したい、それがトレイルランナーの本質。
ただ楽しみ方の一つとして、ボランティアとしてレースに関わる・・・これもありですよね?
トレイルランニングには色々な楽しみ方があること、
多くのランナーに知ってほしいなーと思います。
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