今回のテーマは「伝える」。
私たちは東北地方の新しいトレイルランニングフィールドを発掘して、全国へ紹介し、ローカルレースを開催し、観光振興の一環としてイベントなどを企画して活動しています。
その根底にあるのは「トレイルランニング」の素晴らしさを「伝える」こと。
そこには「伝える」難しさや楽しむためのルールやマナーなど大切なことがあります。
12月に入りすっかり雪化粧に変わっているだろうこのエリアは、
11月下旬から4月までは銀世界へと変貌します。
八幡平市には観光名所が多く存在するが、まだまだトレイルランニングフィールドとしては知られていないローカルエリア。東北、岩手県のフィールドとしてはまだまだ未開の地で、訪れるランナーも少ないのが現状です。
今のところ公共交通機関だけではたどり着けないエリアであり、自家用車もしくはJRで最寄り駅からタクシーという方法しかないのが現状です。
実はそれがイーんですよね♪♪♪
あまり簡単に足を踏み入れられる山々は、流行や噂で大挙して人が訪れてしまい、自然環境が人間の行動、アクションに付いていけなくなります。東京近郊では様々な問題が顕在化してきています。エリアで生活をする人はもちろんそこを訪れる観光客やハイカーなど関わるすべての方との共存が重要で配慮が必要です。登山道の問題、ハイカーや登山客との関係、ごみの問題やトイレや水場の環境、などなど。
伝えていくにはルールもあり、大切なこともあるのではないでは??
その土地の素晴らしさや歴史を「伝える」ことは、
観光や地域振興でで生活する人にとっては重要なことは間違いありません。
現在、地元の観光や自然を第一に考えるローカルが中心となって活動している七時雨エリアでは、「ルートやトレイルの紹介」と「ルールとマナー」をコースガイドを作成して、地道にトレイルランナーへ「伝える」試みを準備して進めています。
多くの方に伝えたいフィールドがそこにはありますが、そこで生活する動植物やそこで暮らす人々がいるのは当たり前。
地道に・・
丁寧に・・
時間をかけて・・
自然にも人にも、謙虚な姿勢で向き合うことが大切。
フィールドスポーツには思いがけない事故やケガも起こります。
時には命に係わることも・・・
「トレイルランニングの素晴らしさや魅力」を伝えていくには、
「その土地の文化や歴史、自然と向き合い理解すること」が大切でしょう。
これが七時雨プロジェクトの根底にあることは間違いありません・・・
「Mt. 7shigure Trail Runningi Couse Guide」は2014年1月完成予定です。
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