「第4回伊南川100kmウルトラ遠足」レース後半50km〜100km(ゴール)までのレポートです。
※尚、レポート中の写真は伊南川の素晴らしいイメージをお伝えしたいのでゴール写真以外の天気のよい写真は昨年の様子です。
50kmからは序盤の20〜30km部分のコースを逆走するゆるやかな下り。ここは5分前半ペースで気持ちよく進めました。
60kmからは500m弱ロードのの上りが続く後半の難所になります。野辺山ウルトラでいう馬越峠の上り的な感じでしょうか。しかしあそこまでのしつこい感じではありません。
ここは割り切って早歩きで足の回復に努めます。
上りの途中で前半のトレイル部分で颯爽と抜かれたランナーと合流。話しながら歩を進めました。
この星野さん、聞けばMMAの名物ブロガーのShinさんとサンディエゴのトレイルレースに一緒に出場されてたそうで、話すと色々人やら絡みがある。やはりトレイルの世界狭いですね。
星野さんのおかげで楽しい上り区間になりました。
上りの終点のトンネルを超えて、大分脚も回復したようなのでここからの下りは思い切って走りました。キロ5分前半ペースで行きました。 濡れた枯葉が落ちて溜まった道路は脚に優しく気持ち良い区間でした。
75kmでは憧れの木賊温泉を通過。ここで奥さんの応援に車で駆けつけていた松尾さんからも元気をいただき85km過ぎまでは快調。(写真:松尾さん)
私的ですが、ウルトラマラソンでは途中何度か波がありまして、今回は65〜85kmが身体が軽く好調な区間でした。回りの景色が流れるようで、距離もどんどん縮まっていく感じ。これがウルトラマラソンの醍醐味かもしれません。
しかしそんな楽しい時間の後には苦しい必ず時間がやってきます。残り15km弱を残して脚が終了。膝にダメージがきたので、恐る恐る残りの距離を行きました。
途中1人もくもくとペースを崩さず走るランナーに抜かれました。この方は、ベテランウルトラランナーにありがちな悪天候時にビニール袋を頭から被るスタイル。さすがに今日のコンディションで、そのスタイルでのチャレンジは凄いと思いました。この方は例外かもしれませんが、このスタイルで参加していた年配のランナーの方は全滅だったのではないでしょうか。
95kmエイドで地元のおじさん連中から焼肉(鹿肉?)を振舞われ最後の頑張り。残り2kmで最後の嫌な林道を通り抜けるとゴール地点の大銀杏が見えてきました。
無事ゴール タイムは11時間2分台
10時間台ではフィニッシュしたかったのですが最後粘れませんでした。
そしてゴールしたんですが、会場が閑散としているというかランナーがいない。
ゴール地点で聞くと私は6位フィニッシュでした。思いがけない好順位です。
11時間というのはウルトラの100kmではそんなに素晴らしいタイムではないのだけれど、今回はやはり天候などのコンディションがタフすぎたのでしょうか。サブ10(10時間以内は2名のみ)でした。
ちなみに
2013年(今年)
優勝タイム:9時間29分52秒
2012年(去年)
優勝タイム:7時間52分01秒
出走者:341名
完走者:174名
完走率:約51%
※エントリー:410名(31都府県)
という感じでした。
私がゴールまで何となく持ちこたえたのは今年の富士五湖ウルトラと八ヶ岳スーパートレイル100マイル(ゴールできませんでしたが)という悪天候で寒いレース経験が効いたのかもしれません。
あとはウェアが重要だなと思いました。finetrackのドライレイヤーとレインウェアのエバーブレス・フォトンは本当に毎レース効果を実感しています。(他のブランドそんなに試していないので比較とかできませんが)
ブルー色のものを使用していますが、ロードウルトラのレースは車道の脇を通るのでブラックとかは避けて明るい色の方が安心感がありますね。(普段使いは抵抗ありますが・・・)
というわけでゴール後は昨年同様お世話になった「田吾”作」の自慢の息子ケンちゃんと記念撮影。
その後7位フィニッシュの星野さんと、
いろんな大会でご一緒する事の多い今西さんが8位でゴールしたのを見届けて
一度「田吾”作」でお風呂に入って着替えてからリタイアした仲間とともに暗くなったゴール地点でランナーを迎えました。
16時間ギリギリでフィニッシュした最後のランナーを見届けて宿に戻りました。
写真は最後まで粘りの走りのナオキさんのゴールを迎えた仲間達です。中央はこの大会の主催「海宝ロードランニング」の代表海宝さんです。
私がある理由でウルトラマラソンを走るきっかけになった方で、勝手に尊敬しています。
全ランナーの皆さんおつかれさまでした。そして運営サイドの皆様本当にありがとうございました。
また来年、今度は紅葉のまぶしい晴天の中で大会が開催される事を祈ってます。
そしてコースの9割以上はロードですが、7kmの極上のトレイルと紅葉に囲まれたコースはきっとトレイルランナーも満足できる大会だと思います。
ハセツネと日にちが近いですがぜひ伊南川ウルトラ遠足も検討してみてください。
4 comments
去年の写真と比べたらコンディションの違いが良くわかるね。来年は本当晴れることを今から祈ってますよ〜
いまにしさん、お疲れ様でした。
やっぱり思い切り晴れて欲しいですね、伊南川のレースは。
悪天候の中の気持ちのアップダウンや景色の流れが目に浮かぶようです。自分はまだウルトラを経験しておらず、来年の富士五湖がお初。こういうのを読むと速く走りたくなります。(^.^) しかし6位はすごいなぁ。
せざぁるさん
来年富士五湖ファイトですね。そのあとどんどんエスカレートしていってください。
伊南川はのんびりした大会なので精神的にもオススメですよ。