イベントスタート。
惨劇の幕開けです。
清音駅からスタートして程なくして、高梁川に差し掛かります。歩行者と自転車の専用橋があり、ここをゆったりと広がりながら進みます。
スタート前にはしゃぎすぎた息子は虫の息だったのですが、橋の後半川から吹いてくる心地よい風も手伝って撃沈。
橋の最後にカメラが大勢スタンバイしていて撮影スポットだったのですが健闘むなしく最初の犠牲者となりました。(写真中央で抱きかかえられて下を向いてます。)
寝てしまったので、ここからベビーカーに乗せて先を進みました。
このイベントは探偵の軌跡をただ歩くだけではありません。途中本陣殺人事件やその他代表作のキャラに粉した地元の方が登場し、寸劇など交えなから盛り上げてくれます。
演技の方も年々レベルアップしているようです。
中間地点である岡田村役場跡の公園では、児島のデニム生地で作った金田一の衣装に粉した伊東香織倉敷市長がミゼットで登場。寸劇鑑賞と記念撮影を経て先に進みます。
(市長まで駆け付けてくれるあたりにもこのイベントの力の注目度の高さが伺えますね。)
NHK岡山局の男性アナウンサーの方も金田一衣装で参加されてましたか、この方も完全プライベートで参加との事てす。素晴らしいですね。
この後は濃茶のほこら(八つ墓に出てくる濃茶の尼のモデル)から横溝先生の疎開宅、千光寺(獄門島に出てくるお寺の名称のモデル)岡田大池(悪魔の手毬唄のおりん像がある)を経てゴールの真備ふるさと歴史館へ。
去年のゴール地点川辺宿駅よりコースは短縮されましたが、和装に下駄履きでのウォーキングは予想以上に疲れます。昔の方の行脚は大変だったんだなと改めて実感。ウェアやシューズの高機能に恵まれた我々は贅沢ですね、。
ゴールでは地元のボランティアの方によるお汁粉とお米のポン菓子(その場で作ってる)をいただきながらオリジナル紙芝居を鑑賞してウォーキングイベントは終了です。
ちなみに長い眠りについていたちびっこ金田一はこのタイミングで目を覚まして覚醒したように走り回ってました。
このあと希望者による意見交換会を近隣の真備公民館岡田分館で実施。我が家も昨年同様家族で参加しました。(コスプレはしたままです。)
去年赤ちゃんだった息子を大勢の方々が覚えていてくれて1年経った息子を暖かく迎えてくれるのがうれしかったです。
催しも全然真面目な感じではなく、地元岡田地区まちづくり推進協議会の婦人会の方々の手作りのおこわ、お煮しめ、汁物が振る舞われます。(これがどれも優しいお味で絶品なのです。)
会はなごやかな感じで進行していきますが、途中「金田一耕助100周年」記念の特注ケーキが運ばれてきた時は一同大爆笑とこぞっての記念撮影。
それもそのはず、ケーキ上には本陣殺人事件の事件現場が再現されていたのでした。
こちらのケーキを作ったのは地元真備のウォールウォーレンというケーキ屋さん
デコレーションの出来も素晴らしかったですが、味も抜群でした。
途中血を吐いて亡くなる方や、見立て殺人で殺害される方も出て大変な現場のはずが終止大爆笑。大盛り上がりのうちにイベントは終了しました。
で、もう我が家では来年の仮装を企てたりしてます。来年もどうかこのイベントが実施されますように。
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エピローグ
最後に述べたかった事があります。
今回のウォーキングイベントは参加費は無料。意見交換会もこんなにもてなしをしていただいて一人1,500円。大勢の地元岡田地区まちづくり推進協議会のボランティアやスタッフの方々のご協力がありました。
みなさん対価を得る訳でもなく、このイベントを企画している倉敷市 観光課の方々も、進行役の地元の金田一も、大勢の参加者も、そしてボランティアやスタッフも心からこのイベントをもに楽しんでいるようでした。
婦人会の加藤さんは息子の事が新聞の記事に乗るからと、数日後地元の新聞をまとめて送ってくれました。地元の方との交流がとてもうれしかったです。
この真備地区岡田という集落にもし横溝先生が疎開していなかったら、おそらく一生足を運ぶ事はなかったでしょう。一見平凡な集落ですが、私はもう何度も足を運んで、とても愛着のある場所になってます。
このような場所や、人との出会いを大切にしたいですね。
半ば強引にトレイルランニングの話しに結びつけて締めくくりますがレースだとこのイベントで「神流トレイルラン&ウォーク」の事を思い出しました。
神流のレースも同様におもてなしの心が感じられる大会でしたね。自分もこれからレースに選手として参加する時や、もしボランティアやスタッフとして参加させていただくときがあれば、このような心構えを忘れずにいたいなと思いました。
完
2 comments
はじめまして、真備町民のトレイルランナーのタナベと申します。
この度は、わが真備町へお来し下さいまして、ありがとうございました!
先日、トレイル情報収集のため、MMAの更新チェックをしていたときには、正直驚きました!
なんと「マンタ喫茶」にここ真備町のことが書かれているではありませんか!?
しかも、トレイルとは全く関係ない内容で(笑)
金田一のイベントの存在は知っていたのですが、まさかそんな遠方から参加される方々がいるとは、ましてトレイルランナーがいるとは全く知りませんでした。
しかも恥ずかしながら、この記事ではじめてそのイベントの内容を知ることとなるとは・・・。
今回の記事を読んで、真備町民として「お・も・て・な・し」の心を持って町外の人を迎え、地元の町おこしに少しは貢献しないといけないことに気付かされました!
来年は、トレイルランナーたちの「おもてなし」あるかもしれません♪
元をたどれば、トレイルから繋がったこの記事に、とても不思議な繋がりと、親近感が湧いてきたので、コメントさせてもらいました!
岡山にある田舎町の小さなイベントですが、来年もぜひ「待っとるけ〜のぉ(岡山弁)」
タナベさん素敵なコメントありがとうございます。
このいただいたコメントだけでもこのブログ記事アップしたかいがあったというものです。
来年もイベントが実施されれば工面して行くと思いますのでよろしくお願いします。
岡山、倉敷は住んでみたいなと思っているくらい気に入ってます。
真備地区近隣でトレイルランニングの大会もあるといいですね。岡山県いいコース沢山ありそう。