ところ皆さん中標津の位置わかりますか?
北海道の道東、地域根室振興局に位置する場所で、北方領土にも近い地域ですね。私も道東に訪れるのは初めて。到着してやっと場所が把握できました。
佐伯農場に着くと“札幌の走って撮れるカメラマン”ことかまいしゆき姐さん(以下:ゆき姐)がマイカーに大量のエイドで使う荷物を積んで札幌から400km走ってきました。
この日の試走は「北根室ランチウェイ」の第3ステージにあたる佐伯農場→養老牛温泉の9.2kmのコース。(ほぼフラット)
ゆき姐さんは車で養老牛温泉からカメラを持って逆走してくるということで、スタッフ3名はコースの試走とマーキングに出発。
この日のシューズは最近愛用しているソフトな履き心地のニューバランスのM980トレイルモデルのMT980とは違ってソールパターンはロード向きのタイプです。
今回このシューズとアントン・クルピチカ(Anton Krupicka/通称トニー)モデルのMT110V2を持参しました。
出発していきなり牧場横の川を沢渡りして平原に出ますが、かなり泥濘んでいました。聞けば数日前この地方も台風の影響ですごい雨量だったとか。さっそくシューズのメッシュアッパーから水が浸透しました。nomaさんの履いているHOKAは全然大丈夫そう。
平原を抜けてご好意でコースに設定させていただいている横田牧場の牧場内を通過するします。ここ牧場内の牛の通り道なわけですが、泥濘るんだ土の中に牛糞の地雷が散らばっているので、この時点でシューズの事はあきらめました。(糞踏みデフォルトです。)
ヒグマよけの鐘や、ドラムのシンバルをを鳴らす箇所もあり、ああここは北海道なんだなと実感します。夕暮れにさしかかると長い林道がやや心細く感じられました。
その後は舗装路に沿ったトレイルになります。道中は佐伯農場の佐伯さんが自信で草を苅って整備しているのですが、クマザサ(かな?)の切り口が少し尖っていてソールから突き上げがあります。(980はミッドソールが単一素材で厚みはあるのですがプレートなどは入っていないので、かなり突き上げ感がありました。)よってこのコースは0mmドロップの裸足系のシューズやルナサンダルなどではちょっと厳しいかと思います。
シューズに関しては汚れてもいいもので、ソール厚みのあるものがいいと思います。濡れるとこもマストなのでできれば替えのシューズとサンダルも準備も必要ですね。
トレイルに沿ったカメラを抱えて舗装路を逆走してきたゆき姐と合流。色々と撮影してくれました。
ゴールにある養老牛温泉「湯宿だいいち」で皆でお風呂に入って本日は終了。
ちなみに渓流に面した露天風呂のあるだいいちのお風呂は素晴らしい風情でした。混浴もありましたが、おっさんが数名入っていて萎えました。
ちなみにこの渓流の対岸にはシマフクロウが飛来してくるんだそうです。
秘湯という言葉がぴったりの養老牛温泉郷(湯宿が3軒だけ)にも改めて泊まってみたいなと思いました。
佐伯農場に戻って夕食を準備。nomaさん&ゆき姐の料理の達人のおかげで素敵な夕食で乾杯。宴の途中で牧場の娘さんsatoeさんが差し入れを持って登場。
何やら豆腐のようなものに見えますがこれが昼間食べた衝撃のカレーに衣付きで乗っていた絞り立ての牛乳から作った「牛乳豆腐」という食べ物で、何と言うかカッテージチーズに近いイメージですが、ぎゅっと詰まっていて濃厚でとても印象に残る味わいでした。
このsatoeさんが牧舎レストランオーナーで美味しいパンも彼女作。話しを聞いていると彼女は酵母の達人のようです。凄い才能の人がいるもんだなと感心。
サッポロクラシックビールとニッカ余市ウイスキーでいい感じ酔いで酔いが回って1日目の夜は更けていきました。
(続く)