MOUNTAIN MARTIAL ARTS
ONLINE
STORE
  • NEWS
  • PRODUCT
  • FEATURE
  • BLOG
  • STORE LIST
  • ONLINE STORE

MOUNTAIN MARTIAL ARTS

  • NEWS
  • PRODUCT
  • FEATURE
  • BLOG
  • STORE LIST
  • ONLINE STORE
ONLINE
STORE

Running Amongst Trees

川のリスクについて理解をするということ〜トレイルランナーも知っておきたい最低限の知識

written by 高広 伯彦 July 28, 2020

こんにちは。

久しぶりの文章が、悲しい出来事に紐付いてということが非常に残念なのですが、しかし一方でこのタイミングは、トレイルランナーというアウトドア愛好家が改めて自然に対する理解を深めるチャンスであること、そして決してゼロにはならないアウトドアでのリスクではあるけれども、それを極力減らすための知識を得るチャンスであることと考え、こちらを投稿させていただきます。

この文章をお読みの多くの方はすでにご存知かと思いますが、関西のトレイルランニング界のカリスマでもある RUN-WALK Styleの三浦誠司さんが山の事故でお亡くなりになってしまいました。

滝つぼにひき込まれそうな女性を助けに行き溺れる…48歳男性が死亡 神戸・北区 (MBSニュース)

私は縁あって直接お会いしたことも何度もありますし、一時は三浦さんが企画開発されたウェストポーチの「YURENIKUI」やロングディスタンスにも対応したトレラン向けザック「ZAINO」の愛好者でした。きっと、直接三浦さんとお会いしたことがなくても、それらのグッズを通じてつながっている方は多くいらっしゃると思います。

今回の事故は上記のニュースの通り、“山の事故”といっても“川の事故”でもあり、通常、トレイルランナーにとっては縁遠いことのように思われるかもしれません。しかしこの暑い季節においては、“ドボン”という言葉も使われるように、トレイルのコースの途中や終わりに位置する滝や河川に入るトレイルランナーも数多くいることでしょう。

それらを辞めろという気もありませんし、私自身、暑さに火照った体を川で冷やすことは大好きです。ただ、“川のリスク”は遠いものではないという自覚が必要だと、三浦さんの事故によって改めて認識させられました。

私の場合、昔からテンカラ/フライフィッシングのような流れの早い箇所に足を踏み入れるような川遊びに親しんできました。また周りには沢登りを楽しむ友人も多く、少し前には沢登りをしていた友人たちのパーティが増水した河川で連絡がとれなくなり、一時は行方不明の捜索が出て肝を冷やした経験もあります(その後連絡がとれ無事下山しました)。

しかし、この数年、アドベンチャーレースやパックラフト、カヤックなどで川下り(ダウンリバー/リバーランニング)を楽しむようになるまで、最低限の知識はあれど水の事故対策については山での対策ほどに意識が向いていなかったと言わざるをえません。でも知れば知るほどその怖さを感じます。WHOの報告によると意図しない事故死の第三位が溺死らしいです。驚きませんか?

今回の件があり、ネット上で役に立つ情報はないかと色々探しました。しかし意外と川の事故に関するリスクを紹介したサイトは少ない。そんな中、海を中心に水場の青少年向けレクリエーションをサポートしているB&G財団のサイトにちょうど良いものがあったので、まずはこちらを紹介させていただきます(※同財団の成り立ちや立ち位置について色々意見のある方がいらっしゃるのは存じてますが、アウトドアに関する支援団体としては相当素晴らしいと思います)。

川の事故を防ぎ、安全に遊ぶための5つのポイント(B&G財団)

上記の記事の中で特に

  • 湾曲している箇所での水流と深さ
  • 隠れ岩と水流
  • 堰堤の構造(滝と同じ)や危険性

のあたりについては、教えられないと知ることがないような知識なので、ページ内にある画像とともに知っておくといいと思います。

特に堰堤や滝の構造については絵で理解をしておくことも大事です。

以下の図は、アメリカ・ヴァージニアの Department of Wildlife Resources の”Lowhead Dams“という記事からお借りしたものです。lowhead dam というのは“落差の低い堤”ということですね。つまり、人工の堤防のみならず、沢登りや普段の川遊びでも見かける小さな落差のあるダムや滝のイメージです。なので、子供を連れた川遊びなどでも普通に出くわします。

from “Lowhead Dams” by Virginia DWR

こうしたダムや滝では、上から落ちてくる水がそのまま下流に流れていくだけではなく、上昇に向かう水流があり、そしてそれは流れ落ちる水流の方に向かっていき”Backwash”という流れを作ります。”Outwash”は下流の方に向かっていく流れなのですが、”Backwash”に捕まってしまうと、”Recirculation”といって、潜らされては浮上し、浮上しては潜らされるという状況を繰り返し、ダムや滝の下にできた水流から抜け出すことができなくなってしまいます。

また、”Boil”と書かれていますが、沸騰しているわけではなく、こうした箇所では白い泡すなわち気泡を含んだ水が流れている箇所です。”white water” というのは泡がたくさん見えてる(含んでいる)水流のことですが、それも同様。こうした水が危険なのは、体が浮かないから。後でもう一度書きますが、こうした空気を含んだ水というのは、単位容積あたりの水の比重が軽くなる(=空気を含んでる分“軽い水”になる)ので、体の持つ浮力だけでは浮き上がれなくなってしまうわけです。

上の絵では、”Escape Route”という矢印がありますね。このルートは、Boilしていない水が流れ、かつ下流に向かうので抜けやすいということですが、パニック状態になるとそうそう抜けられないと考えたほうがいいでしょう。

from “Boat-ed”

上の写真は、堰堤における Outwash/Boil/Backwash を上部から見た写真です。実際に水の中に入る前に、どの部分がどれに当たるかはこのようにわかります。Boil lineを超えると助かる率は高くなるでしょうが、Backwashに巻き込まれると出てこれない可能性は大いにありますので、このような写真を覚えておいて、実地でも確認することをおすすめします。

ちなみに上の写真は、米国ペンシルバニアの Fish & Boat Commission による “Water Rescue for the First Responder Course” という水難事故・水災に関する資格認定コースからお借りしたものです。

このコースはすべて英語とはなりますが、河川での水難事故のみならず、(最近起こってるような)洪水時の対応、普段からの備え、事故・災害が起きた際のシステマティックな対応策などがオンラインにて学べます。ちゃんとテストでスコアを取れば認定証が発行されますので、ご興味のある方は受講されてみてはいかがでしょうか(下の写真は私の Certificate 認定証です)。

 

今回の事故につながった滝に関する話題に話を戻しましょう。

WATERFALLS: RISKS AND HAZARDS (The Outdoor Swimming Society) 

英国の The Outdoor Swimming Society が滝の危険性について上記のリンク先のページでまとめてくれてます。これを抄訳で以下に紹介いたします。

「白い泡はすなわち浮力がなくなることを意味する」

  • ”ホワイトウォーター(白い泡が見られる水流)は、空気を含む水を指す。気泡は水の比重を軽くする。それゆえ、体の持つ浮力が役に立たない(=空気を含んだ水の中では体の浮力では浮かび上がらなくなる)。そのため重力の影響も受けて体は沈みやすくなる。
  • パニックに陥ると流れに逆らって泳ぎたくなるが、それでは抜け出すことはできない。空気を多く含んだ水流から逃げ出し、表層に出るしかない。

「サイフォン効果:流れている水の力は強い」

  • 岩などの隙間は狭くなるため、水流の強さが増す。(風呂場や流しなどの)栓のところを流れる水の勢いが強いのと同じ。狭いところに向かうと水の重さがその場所に集中してしまう。これを”サイフォン”呼び、抜け出すのが困難。

「激しい流れの川は危険の変化も大きい」

  • 激しい流れの川は短時間で様相が変わるため、たとえ落ち着いてるように見えてもすぐに危険な川に変わる。特に激しい雨が降ったあとのそのような川は、2-3mぐらいの水深ならすぐに増える。

「水の重さ」

  • 滝壺では体は水の重さに押し付けられる。これは滝の高さに比例して重さは増す。

「土手や堤防の高さと脱出ポイント」

  • 土手や堤防の高さや脱出ポイントにちゃんと注意を向けないことが事故に結びつきやすいので以下に注意する。
    • 入水する前に下流の脱出ポイント確認する
    • 水が浅いところに抜けている箇所に入水し、浅瀬に抜けやすくする。
    • 下流に流される前に上流に向かって泳ぎ、水流に対抗して泳げるかを確認する。

「思っているよりも水が冷たいことでショックを起こす」

  • 溺れる原因の主要因の一つが、水が冷たいこと。低体温症になった人の多くが気温に比べて相当低い水温についてわかっていない。またそうした低温によるパニックなどによって、コントロール不能な過呼吸につながる恐れもあるが、落ち着いて呼吸をすることが重要。。

「滝はえてして若い川を意味し、水が冷たい」

  • 滝は岩場にできやすく、冷たい水を含む小さな川なことが多い。大きな川だと充分に温められるチャンスがあるが、小さな川や滝にはそれがない。

以上のような知識を少し持っているだけで、自然との向き合いや備えが変わるのではないでしょうか?

 

そこで・・・・・

最近は水難学会の講習会や各種資料、赤十字の水上安全講習、RESCUE3といった水の救命講習といったものもありますので、特にリーダー/引率としてグルランやイベントを実施される方は参加されることをおすすめいたします。

個人的には、トレイルランナーであっても、リーダー/引率を行う方は、

・Wilderness First Aid http://www.wildmed.jp/

・上級救命講習 https://www.tokyo-bousai.or.jp/lecture_kousyu/

・日本赤十字社水上安全法 http://www.jrc.or.jp/activity/study/kind/water/

・JOAナヴィゲーションスキル(シルバー以上) http://www.orienteering.or.jp/ni/seminartest.html

の取得や参加をおすすめいたします。

※ただ残念ながらコロナの影響で、上記講習会の中止が相次いでいます。

また、英語で講義を受けることが可能な方は、特に米国ではオンラインで受講できる Self rescue, First Responder 関係のサイトが多数ありますので、この時期だからこそチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

それと絶対に忘れてはならないこと。

上述の”Water Rescue for the First Responder Course“でも繰り返し出てきますが、溺れている人がいたとしても、まずは自らの身の安全を確保することが大事であるということも肝に命じて置かねばなりません。

「要救護者の家族や友人にどれだけ頼まれても、同情を寄せることはしてはいけない。まずは自分とチームの安全確保をすべし」

というのがWater Rescue for the First Responder Course“でも教えられることです。

 

最後に。

トレイルランナー界、特に関西のトレイルランナー界のカリスマが亡くなったことはわれわれにとって大きなショックであり、損失です。しかしながら、これを機に改めて、我々は自然の”中”で遊ばせてもらってることを肝に命じる必要があると思います。三浦さんに、ランニング/トレイルランニングを教えてもらった人は数え切れないくらいいるでしょう。そして今回、新たにまた教えを頂いたと考えて、僕たちは学んで前向きに進むべきなんじゃないでしょうか。

 

R.I.P.

 

補)

もし“ドボン”をする可能性があるのであれば、できれば「スローロープ」を持参したほうがいいのではないかと考えてます。「スローロープ」は slow ではなく、throw で、投げるためのロープです。

例)モンベル コンパクトスローロープ15

河川などでの要救護者が掴まれるように投げて、引き上げるためのもの。しかしこれも一度はトレーニングを受けておく必要があります。水に流されている人を引っ張り上げるのがどれだけ重く難しいかということを理解しておかないと、救護者が引き釣りこまれる可能性があり、二次的な事故に繋がります。なのでここではあくまでも紹介に留めて起きますが、機会があればぜひトレーニングを受けてください。

 

追記)水難事故にあったときの「ういてまて」

一点忘れてました。水難事故にあったときは慌てずに「ういてまつ」のが推奨されてます。水難学会は普段講習会なども開いているのですが、残念ながらコロナの影響で今年は行われていません。ただ、テキストは購入できますので、水難事故で溺れてなくなるリスクが低くなると思いますのでぜひ。

水難学会指定指導法準拠テキスト ういてまて 最新版

 

以上。

 

高広伯彦 Nori Takahiro

日本オリエンテーリング協会ナヴィゲーションインストラクター/日本フォトロゲイニング協会公認監修者/日本キャンプ協会キャンプインストラクター/Wilderness First Aid Certificate/上級救命講習修了/水難学会会員(ういてまて講習員)/Water Rescue for the First Responder Certificate, Fish & Boat Commission, Pennsylvania

20
Facebook Twitter
previous post
ほら、着てない参加賞Tシャツ、たくさんあるでしょ?〜ランニング用マスクを作ってみる。
next post
2022年のトレラン大会参加について考える

コメントを残す Cancel Reply

高広 伯彦

高広 伯彦

広告・マーケティング界隈の人、ときどき社会人大学院の教授職

中の上から制限時間ギリギリくらいで完走する一般ランナー。大阪は箕面で育ち、幼少期から山の中のアクティビティに親しむ。大人になってからは山から遠ざかっていたものの、ひょんなことからトレランと出会い、100km超の海外レースも参戦中。他に、ファーストパッキングスタイルの縦走、オリエンテーリングやロゲイニング、アドベンチャーレースやパックラフティングなど、山や川・海にまで手を出してしまっている人。現在は千葉の某市の住民で筑波山塊から高尾山や奥多摩・丹沢まで、関東一円をゆるランしている。日本オリエンテーリング協会ナヴィゲーションインストラクター/日本フォトロゲイニング協会公認監修者/日本キャンプ協会キャンプインストラクター/Wilderness First Aid Certificate/上級救命講習修了/Water Rescue for the First Responder Certificate, Fish & Boat Commission, Pennsylvania

Archives

  • 2022

    • June (1)
  • 2021

    • December (1)
  • 2020

    • July (1)
    • April (1)
  • 2019

    • October (1)
    • July (1)

Categories

  • このブログの書き手の話
  • コロナに負けるな
  • リスクマネジメント
  • 大会参加について
  • 未分類
  • 海外の大会

Hot Tag

  • #ギア

Me on Instagram

[KYOTO 1DAY SAMPLE SALE at Alternative Square]

昨年に引き続き、京都阪急洛西口 TauT広場で開催される「Alternative Square @alternativesquare 」に参加させていただきます。今年は例年中目黒で開催されるサンプルセールの京都出張版!

商品化されなかった幻の商品、人気で完売した商品のサンプルなど、一点物を特別価格で販売致します。また、小さな汚れなどで販売できなかった商品や旧品もご用意いたします。

みなさまのご来場をお待ちしております。

[Outdoor Fes. Alternative Square]

2023年5月14日(日)10:00〜18:00
阪急洛西口 TauT広場(阪急電鉄京都線洛西口駅徒歩10分)

[ご注意]

・サンプルは製品化される前の見本品です。製品化された商品とはデザインや仕様が異なる場合がございます。
・サンプルは雑誌やカタログ撮影などで着用されている場合がございます。
・お一人様一回の会計につきご購入点数を5点までとさせていただきます。
・お支払いはクレジットカード、電子マネーのみとさせていただきます。(設備の関係でレシート発行は行いません)
・袋は用意しておりません。ご購入の際はお手持ちの袋をお使いください。
・試着室はございません。
・一点物のためサイズ交換には対応できません。
・不良品以外の返品はお断りさせていただきます。(不良品はご返金対応させていただきます)
・ご不明な点はスタッフまでお尋ねください。

#alternativesquare
#mountainmartialarts
#マウンテンマーシャルアーツ
#TMRC
#tokyomountainrunningcompany
#norunningnolife
#MMAstagram
#MMAmaniacs
#running
#trailrunning
#trekking
#runningwear
#ランニング
#トレイルランニング
#トレッキング
#登山
#ランニングウェア
「ぼくのUTMF2023(走ってないけど)。 「ぼくのUTMF2023(走ってないけど)。」

今年もULTRA TRAIL Mt.FUJIに参加させていただいた。スタッフとして。

担当はFUJIスタートこどもの国から第一関門富士宮までのスイーパーと、FUJI約140km、KAI約42km地点の二十曲峠エイドの運営。ここ数年は続けて担当させていただいている。

さて、ぼくらのUTMFは一年前から始まっている。

前年大会終了後に、スタッフに反省点や要望をヒアリングする。ぼくの目の届かないところもあるし、スタッフそれぞれの役割からの視点もある。二十曲峠エイドはトレイルランショップ Trippersさんとの共同運営で、ぼくの古くからのラン友とチームTrippersが集まってくれている。UTMF経験者やこれから100マイルを目指す方が多く、「100マイルランナー視点」での意見がとても参考になる。

各エイドリーダー同士の反省会もある。大会中は他のエイドには行けないし、エイドごとの立地や役割も異なるので、それそれの問題や課題がある。中には「え、そんなことがあるの」とビックリするようなことも。エイドリーダーさん、みんな大変だ、、、

こうして翌年に備える。

その後、本部から声がかかる。即答で「やります!」と返事をする。ぼくは立場上エイドリーダーだけど、一人ではできないので、Trippersオーナーの朝長さん、エイド経験の実績がある古くからのラン友にサブリーダーをお願いして、責任者チームとして運営方針を詰めていく。

大会は前回と同じコースやルールで開催されるわけではないので、事前に本部と各エイドリーダーのミーティングで全体の変更点を共有する。大会が近づいた頃、本部とエイドリーダー(ぼく)のミーティングで最終チェック。こちらの要望が反映されているか、去年の課題に対応しているかを確認する。当然、予算もあれば立地的な条件もあるので、できることとできないことがある。その中で、最大限に選手に満足していただけるエイド運営を目指す。

ぼくのUTMFウィークは木曜日から始まる。二十曲峠エイドはもともとの施設があるわけではなく、峠に仮設のテントやトイレを設営する。水道もないし、ゴミ捨て場もないので、給水車を手配し、ゴミは(飲み残しも含めて)ゴミ袋に詰めて大会終了後に処分する。業者さんが設営してくれるのだが、その立会と、共にエイド運営するアールビーズさんと顔合わせ&直前の打ち合わせ。ぼくらエイドチームとアールビーズさんはバディみたいなもの。力を合わせて長丁場の大会に向き合う。

金曜日はスイーパー業務。13時頃にこどもの国に着いて、選手たちを見送り業務開始。選手の安全第一を念頭にコースを進む。大きなトラブルもなく、無事に任務が終了したのが20時過ぎ。そこから一度ホテルに戻って仮眠して、深夜2時過ぎに二十曲峠にアールビーズさんと責任者チームが集合。選手を迎える準備を始める。ちなみに到着予想時刻は某海外トップランナーが走ったら、という時間を想定しているとのこと。

土曜日の6時頃にトップ選手が二十曲峠エイドに到着し、稼働開始。様々なドラマはあったが、大きなトラブルはなく、日曜日の3時30分に関門時間となりエイド閉鎖。まだエイドに向かっている選手を待ちながら、片付けを始める。

かなりはしょっているけど、コース後半ということもあり、27時間の稼働時間。今年は過去最高の3000名を超える選手が出走し、それを限られたスペースの二十曲峠で迎え、送り出す。毎度のことながら、スタッフの皆様には感謝です。

正直なところ、毎回プレッシャーもあるし、疲れもする。書けない話も山ほどある。でも、ぼくの担当は日本最高峰のロングトレイルレースに挑戦するランナーたちのドラマを見ることが出来る最前列。また、古くからのラン友たちがUTMFにそれぞれの形で携わっていて、同窓会みたいなもの。だから、やめられない。

さて、今回はもうひとつのミッションがあった。その話はまたいずれ。

※SNSのコメントやメッセージでのご質問には対応しておりません。商品に関するご質問はお手数をおかけいたしますが、公式サイトもしくはWEBストアからお願いいたします。

#utmf
#ultratrailmountfuji
#mountainmartialarts
#マウンテンマーシャルアーツ
#TMRC
#tokyomountainrunningcompany
#norunningnolife
#MMAstagram
#MMAmaniacs
#running
#trailrunning
#trekking
#runningwear
#ランニング
#トレイルランニング
#トレッキング
#登山
#ランニングウェア
MMA 2way Sacoche "EDDIE" 

軽量にして必要最低限の収納力を持つ新プロダクトが登場。タウンユースでは肩から下げてサコッシュとして。ランニングやハイク時にはウエストバッグにもなる2way仕様の「EDDIE」。

本体はウエストバッグ、サコッシュ、どちらで使用しても身体にフィットするよう「豆型の本体+逆三角形型のベース」という特徴的な形状。上部のファスナーで開閉する本体は、スマートフォンや補給、トレッキングマップなど必要最低限の収納力。本体前部にはスマートフォンの入るポケットを装備。内部のメッシュポケットは、荷物を抑える効果もあり揺れを軽減させる。

本体の素材は撥水・透湿機能を持ち、MMAオリジナルのカモフラージュ柄を機能を損なわない昇華転写でプリント。ベース素材は高い通気性と速乾機能を備えるダブルラッセルメッシュを使用。クッション性が高く、身体と接する面の当たりを弱め摩擦を抑えることでストレスを軽減する。

15mmのショルダーストラップは取り外し式。クイックに伸縮操作ができる「JET GRIDE」機構に加えて、テープをくるくる巻いて長さを調節する機能(FULLCLIP特許取得済)により、65cmから95cmまでの間でフィット可能。

生産は「MADE IN JAPAN」のバッグメーカー、FULLCLIP。バイクやミリタリーの技術をハイブリッドに駆使し、フィッシングシーンやタウンユースで高い信頼性を誇る。品質の高い国内工場での生産は高く評価され、国内大手ブランドからコレクションブランドのバッグまで手がけている。

スポーツとタウンユースでの使い勝手を追求することから生まれたサコッシュ。ラン、ハイク、サイクリング、トリップなど、あらゆるシーンで高い機能性を発揮するCITY AND TRAIL RUNNING GEAR。

※SNSのコメントやメッセージでのご質問には対応しておりません。商品に関するご質問はお手数をおかけいたしますが、公式サイトもしくはWEBストアからお願いいたします。

#mountainmartialarts
#マウンテンマーシャルアーツ
#TMRC
#tokyomountainrunningcompany
#norunningnolife
#MMAstagram
#MMAmaniacs
#running
#trailrunning
#trekking
#runningwear
#ランニング
#トレイルランニング
#トレッキング
#登山
#ランニングウェア
[TOKYO MOUNTAIN RUNNING COMPANY : RELEASE INFORMAT [TOKYO MOUNTAIN RUNNING COMPANY : RELEASE INFORMATION]

いつもご愛顧いただきましてありがとうございます。商品発売のお知らせになります。

https://tmrc.tokyo

発売日時: 2023年5月2日(火)22:00

MMA 7pocket Run Pants V5.5 (S)
MMA Women’s Run Shorts 
MMA Journey Packable Dry Tee
MMA Journey Packable Run Pants 
MMA 2way Sacoche "EDDIE" 

※ご購入の前に、必ず「ご利用上の注意点」をご覧ください。送り先ご住所とメールアドレス記載漏れやミスが増えています。商品が届かない場合もございますので、充分ご注意ください。

https://tmrc.tokyo/pages/rule

MMAの今季のテーマは「Let's Take A JOUNEY!」。旅に出よう。そして、旅先でも走りたい。そんな気持ちに応える、旅先で活きる機能とデザインのプロダクトが揃います。

MMAお得意のプリントシリーズは、夏らしいシアサッカーとヴィンテージのパッチワーク。ユニセックスの7ポケットランパンツに加えて、ウィメンズランショーツも登場。タウンユースとしても使えるデザインは汎用性が高く、旅先で活躍するプロダクトです。

まさに旅にピッタリなパッカブルになるTシャツとランニングパンツは、旅に便利なランドリーバッグ付き。シンプルなデザインは、着るシーンを選びません。

さらに新型のサコッシュが登場。肩から下げてサコッシュとして、ウエストバッグにもなる2way仕様は、軽量にして必要最低限の収納力。あなたのサコッシュは大き過ぎませんか?

■MMA 7pocket Run Pants V5.5 (S) 

XS: ウエスト:65-75 / ベルト幅:4 / 股上:21 / 股下:8.5 / ヒップ:102 / 裾周り:27
S: ウエスト:70-80 / ベルト幅:4 / 股上:22 / 股下:10 / ヒップ:103 / 裾周り:28
M: ウエスト:75-85 / ベルト幅:4 / 股上:23 / 股下:11.5 / ヒップ:107 / 裾周り:29
L: ウエスト:80-90 / ベルト幅:4 / 股上:24 / 股下:13 / ヒップ:111 / 裾周り:29.5
XL: ウエスト:85-95 / ベルト幅:4 / 股上:24 / 股下:14.5 / ヒップ:115 / 裾幅:29.5

■MMA Women’s Run Shorts

S:ウエスト:65-70 / ベルト幅:4 / 股上:20.5 / 股下:4.5 / 裾周り:29 / ヒップ:102
M: ウエスト:70-75 / ベルト幅:4 / 股上:21 / 股下:5 / 裾周り:30 / ヒップ:106
L: ウエスト:75-80 / ベルト幅:4 / 股上:21.5 / 股下:5.5 / 裾周り:31 / ヒップ:110

■MMA Journey Packable Dry Tee 

XS (women's): 着丈:62.5 / 肩幅:40 / 身幅:46 / 袖丈:17.5
S: 着丈:65.5 / 肩幅:42 / 身幅:49 / 袖丈:18.5
M: 着丈:69.5 / 肩幅:45 / 身幅:52 / 袖丈:19.5
L: 着丈:72.5 / 肩幅:48 / 身幅:55 / 袖丈:20.5
XL: 着丈:75.5 / 肩幅:51 / 身幅:58 / 袖丈:21.5

■MMA Journey Packable Run Pants 

XS: ウエスト:65-75 / ベルト幅:4 / 股上:21 / 股下:8.5 / ヒップ:102 / 裾周り:27
S: ウエスト:70-80 / ベルト幅:4 / 股上:22 / 股下:10 / ヒップ:103 / 裾周り:28
M: ウエスト:75-85 / ベルト幅:4 / 股上:23 / 股下:11.5 / ヒップ:107 / 裾周り:29
L: ウエスト:80-90 / ベルト幅:4 / 股上:24 / 股下:13 / ヒップ:117 / 裾周り:29.5
XL: ウエスト:85-95 / ベルト幅:4 / 股上:24 / 股下:14.5 / ヒップ:115 / 裾幅:29.5

■MMA 2way Sacoche "EDDIE"

1サイズ
高さ:17 / 幅:22 / 奥行き:3
容量: 約0.9L

サイズに関して、お手持ちのアイテムと比較して近い寸法のものをお選びいただくと間違いが少ないかと思います。

※SNSのコメントやメッセージでのご質問には対応しておりません。商品に関するご質問はお手数をおかけいたしますが、公式サイトもしくはWEBストアからお願いいたします。

#mountainmartialarts
#マウンテンマーシャルアーツ
#TMRC
#tokyomountainrunningcompany
#norunningnolife
うんちく -ものつくり裏話

「シアサッカーとヒッコリー、欧米パッチワークの違い」

(続き)

今シーズンはシアサッカーとパッチワーク柄。

シアサッカーは細かいストライプがヒッコリーと似ていて、混同する方も多いけど、正反対の成り立ちを持っている。ヒッコリーはベースはデニムで、白いストライプが入っているワークウェアの生地に対して、シアサッカーはアメリカントラッド(アメトラ)スタイルに使われるトラッドな生地。実物は凹凸感があって、さらさらした肌触り。見た目にも清涼感があり、夏用のジャケットやパンツに使われている。

MMAのランパンはプリントなので実際には凹凸はないけれど、COOLMAX®の生地は軽量で履きやすい。そしてプリントに見えないリアルさ。普段履いていたら、普通のショーツのよう。

パッチワークは随分前に購入したパリのブランドのシャツからサンプリングした。パッチワークはラルフローレンがよく使っているため、アメカジやアメトラなイメージもあるけど、ヨーロッパのパッチワークは少し雰囲気が異なる。アメリカが派手な色目でカジュアル感が強いのに対して、ヨーロッパは色数少なめで落ち着いた雰囲気のものが多いように思う。

作り手的にはこんなウンチクがあるけど、「これいいね」と気に入っていただいて、みなさまのアクティビティに愛用していただくのが結局はうれしいもの。さて、次は何をプリントしようかな。

※SNSのコメントやメッセージでのご質問には対応しておりません。商品に関するご質問はお手数をおかけいたしますが、公式サイトもしくはWEBストアからお願いいたします。

#mountainmartialarts
#マウンテンマーシャルアーツ
#TMRC
#tokyomountainrunningcompany
#norunningnolife
#MMAstagram
#MMAmaniacs
#running
#trailrunning
#trekking
#runningwear
#ランニング
#トレイルランニング
#トレッキング
#登山
#ランニングウェア
うんちく -ものつくり裏話

「シアサッカーとヒッコリー、欧米パッチワークの違い」

昔からファッションが好きで、スポーツはどちらかというと苦手(というか、今でもどちらかどころか完全に苦手)。トレイルランニングに出会わなければ、インドア派のファッションオタクのまま、走ることはなかったと思う。

トレイルランニングを知った2010年までスポーツと縁がなかった自分だけど、トレイルランニングにはまった。そして、好きなモノ同士を一緒にしたくなる。つまり、ランニングでもファッションを楽しもうと思ったことが、ブランドを始めたきっかけのひとつ。そこに気づくと、意外にもファッションが好きだったことが役にたつ。

まず最初にプリントしたのはデニムだった。自分が集めていたヴィンテージデニムを、家庭用のスキャナーでスキャンしてプリントデータを作った。今思い返すと、とんでもなく大変な作業だった(今はもう少し楽な方法でやっている)。デニムならなんでもいいわけではない。ヴィンテージであることが大切なのだ。60年代ならではの色落ち、70年代ならではの風合い。そんなファッションオタクの遊び心に共感していただけるランナーのみなさまがいて、今に至っている。

毎回デニムというのもなんなので、プリントデータは不定期に変えている。新作もあれば、過去に作った柄を復刻する時もある。実は、ほとんど自分の所有しているコレクションからデータを作っている。

(続く)

※SNSのコメントやメッセージでのご質問には対応しておりません。商品に関するご質問はお手数をおかけいたしますが、公式サイトもしくはWEBストアからお願いいたします。

#mountainmartialarts
#マウンテンマーシャルアーツ
#TMRC
#tokyomountainrunningcompany
#norunningnolife
#MMAstagram
#MMAmaniacs
#running
#trailrunning
#trekking
#runningwear
#ランニング
#トレイルランニング
#トレッキング
#登山
#ランニングウェア
THE JOURNEY GEAR FOR RUN BOYS&GIRLS 01. パッカ THE JOURNEY GEAR FOR RUN BOYS&GIRLS

01. パッカブルだから、いつでもどこでも持っていける。

ランニングウェアに必要なのが、動きやすいこと、速く乾くこと、軽いこと。これって、旅に持っていく服に必要な要素と同じだよね。だから旅とランニングウェアの相性は抜群にいい。

さらに持ち運びしやすいようにパッカブルにしたTシャツとランニングパンツ。シンプルなデザインとベーシックなカラーは場所を選ばず着やすい。いつでもどこでもランニングフィールド。

MMA Journey Packable Dry Tee 
コットンライクでナチュラルな風合いのTシャツは、胸のポケットに収納できるパッカブル仕様。

MMA Journey Packable Run Pants
薄手の撥水素材を使用したランニングパンツもパッカブルでコンパクトに。共にランドリーバッグが付いてくる。

※SNSのコメントやメッセージでのご質問には対応しておりません。商品に関するご質問はお手数をおかけいたしますが、公式サイトもしくはWEBストアからお願いいたします。

#mountainmartialarts
#マウンテンマーシャルアーツ
#TMRC
#tokyomountainrunningcompany
#norunningnolife
#MMAstagram
#MMAmaniacs
#running
#trailrunning
#trekking
#runningwear
#ランニング
#トレイルランニング
#トレッキング
#登山
#ランニングウェア
-Let's Take A JOURNEY! 旅に出よう。- ここ -Let's Take A JOURNEY! 旅に出よう。-

ここ数年、旅から遠ざかっていたけど、
そろそろ旅に出たい気分。
山、海、行きたいところはたくさんある。
さあ、旅に出よう。
MMA流、旅のすすめ。

MOUNTAIN MARTIAL ARTS 2023 SPRING AND SUMMERのテーマは「Let's Take A JOURNEY!」。ランニングウェアって、軽くて、乾きが早くて、旅に最高。旅先でのランニングだけではなく、旅ウェアとして。MMAならではの、旅のすすめ。

※SNSのコメントやメッセージでのご質問には対応しておりません。商品に関するご質問はお手数をおかけいたしますが、公式サイトもしくはWEBストアからお願いいたします。

#mountainmartialarts
#マウンテンマーシャルアーツ
#TMRC
#tokyomountainrunningcompany
#norunningnolife
#MMAstagram
#MMAmaniacs
#running
#trailrunning
#trekking
#runningwear
#ランニング
#トレイルランニング
#トレッキング
#登山
#ランニングウェア
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • ABOUT
  • CONTACT
  • COMPANY
  • PRIVACY POLICY

Copyright © 2023 MOUNTAIN MARTIAL ARTS. All Rights Reserved.


Back To Top