みなさん、こんにちわ。昼間は気温があがって暑いですね~。脇の下の汗ジミかっこ悪いと嫌なので、夏はTopGray カラーのトップスを着るのを避けているミキです。
6/15はSPA TRAIL Shima to Kusatsuに参加してきました。
鏑木さん、松本大さんプロデュースの中之条町の四万温泉から草津町の草津温泉という群馬県の人気温泉地の間の80kmのトレイルを旅するレースです。
全行程:81.41km
累積標高:+4,095m
最高標高:1,650m
競技時間:15時間
ハセツネより距離が長く、累積標高は同じぐらいなのに制限時間が短い。そして山ヒルがいるらしい・・・。もちろん熊も。長い分当然装備はUTMF並みのレギュレーション・・・。
しかも東京までのツアーバスが19:30発で20:00ゴールの制限時間よりも早い!ということでラン仲間達の間でざわついていました(笑)。
厳しいからこそチャレンジをしたくなるのが人間なんでしょうね、そうです、わくわくするようなことがなければ、人生つまらないのでは?鏑木さん好きな私としては、迷わずにクリックをしていました。友人に車に乗せていただけるということで一先ず帰りに関しては安心しました。(ありがとうございますっ)
前日は八王子駅に集合して7:30には出発。
10:45頃草津到着。温泉に入り、うどんを食し12:00発のバスに乗り、約1時間ちょっとかけて四万温泉まで移動。その間爆睡。
13:00~受付にてレギュレーションチェックと受付。
15:00~歓迎セレモニー、その後ブリーフィング
その後バスにて各々の宿泊施設近辺に送迎してもらい宿に到着。
ブリーフィングでは下記の話をうかがえました。
・人跡未踏のトレイルであること。
・日本カモシカがでること。
・エイドによっては足湯ゾーンがある
・30kまではエピローグにすぎないので飛ばしすぎないように。
・距離は1kmごとに表示。鏑木さんと大さんのメッセもある
・野反湖ではハイカーが多いので歩いて挨拶をすること。立ち止まって追い抜く。
・野反湖のビューがとても美しい
・野反湖の尾根がとても雰囲気が良くて、大さんは時速20kmでかっ飛ばしたらしい
・できるだけ多くの人に楽しんでほしいから、関門はA5が厳しい
・A5の関門が18:00だがそのタイムでは20:00のゴールには厳しすぎるためA4の根広 ねどふみの里を16:00にはでていたいこと
・A5あたりの景気がとてもいい。
・C10の大平湿原は走行禁止。国立公園の区間なので。トレイルを踏み外さないように!
みんなの関心事はコースと制限時間の厳しさについて・・・
なんだか伊豆トレイルジャーニーの説明会よりも重いみんなの不安が感じられました。
しまいには鏑木さんが ”完走できなくたっていいじゃないですか!楽しめれば!”とおっしゃいました。その時会場の空気も和らぎました。本当にそうだな、と思います。
そして大さんもコースの魅力について熱心に語ってくれました。
そうです、私たちはレースを楽しみに来たのです。完走ももちろんしたいけど楽しむのが第一です。宿に到着後、準備をして早めにご飯をいただき、床につきました。
<関門は下記の通り>
A1:町道万沢線峠(11.3km地点)=8:00
A2:中之条ビジターセンター(29.4km地点)=10:30
A3:野反湖ビジターセンター(42.7km地点)=14:00
A4:根広 ねどふみの里(62.8km地点)=17:00
A5:チャツボミゴケ公園(71.6km地点)=18:00
Finish:81.4km=20:00
当日は歩いてスタート地点まで移動し朝食を引き換えてもらい、おにぎりを食し、
その後荷物を預ける。山ヒルよけの塩水が成分の溶剤を足にシュッシュッとかける。念には念を入れてシュッシュッ・・・。腕にはハッカ油をシュッシュ・・・・。
4:30 開会式
5:00 スタート
眠くて膜がはったような状態で走り始めました。
林道の登りをひたすら行きます。たくさんの友人達にサクサクと抜かされて、重い体が恨めしいですが、仕方ないからできるだけ足を動かします。相変わらずお尻だけが痛い。ストレッチでほぐしたのにやっぱり走り方を変えないとだめだよな~。あーここらへんはヒルがいるんだよな~と思いながらもなんとかA1(11.3km地点)に到着。
12km地点の表示で ”ロードすみません” というコメントを見かけて思わず笑う。
”山をつなぐと林道になるよな~。でも手入れされたきれいな林道だなあ。”とうっとり。林道でも楽しくなりました。まあロードもありましたが、これは長い旅ですから。
長い下りを重い体をなんとか動かし、A2(29.4km地点)に到着。
A3手前の野反湖の淵に到着。日差しが強く眠気に襲われ、ベンチで昼寝をしたくなりました。鳥もさえずりここはパラダイス。ハイカーさんと交わす会話も楽しく、”ここは天国かな”、と感じました。
A3(42.7km地点)にへろへろで到着。とても眠い・・・でも進まないといけないなと我慢しました。ここで眺めの休憩をされているランナーが多いのでしょうか。皆さんリラックスされていました。
エイドでちょっと休んだら眠気も覚め、前に進めました。鳥もさえずり、気持ちがいい。本当に走りやすいトレイルでした。大さんの時速20kmは無理ですが、珍しくここの区間の前半は走れました。ハイカーさん、走遊会の方々に励ましてもらいたくさん笑顔をもらい、進みました。
途中、なんとラン仲間のチエさんと愛犬くーこに激励を受けます。嬉しかった~
ちょっと登った弁天山の景色はとても美しかったです。緑がまぶしく、気持ちいい風が吹いてました。
A4の根広 ねどふみの里までの20.1kmはちょっと長いです。林道も長く、集中力が落ちスピードも落ちました。しかしたまにある水たまりと泥んこゾーンにキャッキャして、何気に楽しかったです。泥んこになれるって楽しい。A4に到着する2kmぐらい手前でロードからトレイルに入り泥んこゾーンで泥の洗礼を受けました。
A4(62.8km地点)に到着。靴を洗ってもらい、マイタケ汁をいただき、かりんとうも再びほおばる。(あせってきたため写真がありません。ゴメンナサイ)足が冷たいけどトイレ後出発。
ずっとお腹の調子がよくありません。いつもトイレにはあまりいかないし、あまりジェルをとらない私は今回はベスパハイパー付きでジェルをとって進んでいますが、高級品にお腹が驚いたようです・・・・。
次のエイドまでは8.8km。距離は短いですが,ここからの登りは苦しかったです。じわじわ来るロードと林道、そして走れるトレイルは苦しい(どんなサーフェスでも体が重いから苦しいのですがね)。
途中のロードの登りで隣の畑にカモシカを見ました。地元の応援してくださった方が”カモシカだ”と教えてくれました。初めてみるカモシカはモカ茶色をしており、坂を登ってくるランナーを不思議そうに見ていた気がしました。持っていたイメージと異なり、スマートじゃなく、ホントSPA TRAILの紋章と同じ少しだけ丸みがありました。
やっとこさA5(チャツボミゴケ公園、71.6km地点)に到着。時間は17:27・・・・。17:00には到着しているはずだったのに・・・。(仕方ないよね、だって走ってないもん)
ここでライトのチェックを受けました。軽く補給を済ませて進みます。花マメが美味しかった。
ここからはあと10kmもなく、一回登ったらあとは下り。まずは300mupぐらいの登り。”太る前までは登りが大好きだったのに、こんなに苦しいなんてねー”とまたまた情けなさを感じましたが、しっとりとした空気と降り出した雨が優しく、気持ちよく感じました。雨で森も喜んでいるようです。
途中の登りでラン仲間のオザさんに追いつかれます。オザさんは登りが速い・・・ほんとに関心しました。TDGは速い登りができるととてもとてもいいのです。あんな登りができたらなあ・・・と感じました。
標高約1600mに到達。そこから大平湿原を進みます。トレイルを踏み外さないことは絶対。しっとりしていて静かで空気がきれいでした。
少し下ったら、流れの速い川に着きました。スタッフが数名、足の置き場を指示していました。渡るために、足は完全に水の中に浸かりました。つ、冷たい・・・(スタッフの方々はずっとここで一人一人のランナーに指示してるんだな、御苦労さまです)。
木壇や泥んこの下りを注意深く下ります。暗くなってきて鳥たちがより一層さえずっています。
もう家に帰ってきたようですね・・・私らも早くゴールに行かないと、です。
オザさんに先に行ってもらい、後ろからついていきます。ライトを使わないタイミングで完走の予定でしたが、仕方なくハンドライトをつけて進みます。(ま、いっかw)。
あと3kmのあたりでスタッフに次々に出会い、励ましてもらいました。暗くなるから人に出会えるのがとっても嬉しいのですよね。
ロードに出て、オザさんと一緒に進みます。そして手をつないで一緒にゴール。あたりは真っ暗。
ゴール後、鏑木さんと大さんに握手をしてもらいました。
トン汁もいただきホクホク。仲間にも出迎えてもらって一層ウキウキ。
<SpaTrail のいい点>
・温泉地でのスタート。スタート前に温泉を楽しめる。
・女子用のトイレが各エイドで設置されていた。しかもどこも2基はあった^^
・レースでいつも罪悪感を感じるのですが、コップ持参だからすぐ捨てちゃうコップのゴミがあまりないことが嬉しい。
・かわいい手ぬぐいをもらった!
Tシャツはレースに出るたびにもらっており、沢山持っているので、手ぬぐいという機能的なものが新鮮で嬉しい。しかもプリントがカワイイ。トレイルに練習に行った帰りのお風呂で手ぬぐいを使いながらその旅を思い出す・・・コレ幸せです。
・完走の記念に赤白ワインをいただいた。その産地のものをいただけるのが嬉しい。
・受付会場外で、忘れた装備品を購入できるので助かる(通常の装備品以外にコップや「昼下がりのジョニー」やハッカ油などもありました)
・レース途中の大さんのハイタッチで元気がでる(憧れのスカイランナー♪)
・鏑木さんと大さんがゴールで迎えてくれる
<希望>
・ゴール後の臨時バスを出してほしい~。
A5に到着する前に途中でお話した男性が、バスの時間に間に合わないからDNFすると言っていました。やってみないとわからないのでは!と言いたかったですがも、その男性は完走できていると思うのです。最後まで楽しむためにもぜひご検討いただきたいですね~
さて私の6月のレースがすべて終わりました。第1週目楽しみにしていた奥久慈はDNSで、調子をあげきれていませんが、来月のレースのために、そして9月のトルのために工夫していきたいと思います。
みなさんの6月のレースはどうでしたか?
お聞かせください。