ミキです。
友人から悲しい話を聞きました。
あるトレイルレースでヘッドフォンをして走っている選手がいて、ボランティアの方が注意をしたら”ボランティアのくせに・・・”や”ボランティアに言われたくない”といったようなコメント返ってきたと。
大会のボランティアは選手の安全を守る責務を持っています。で当然、「音が聞こえない」ことにおいて、トレイルではとても危ないと感じます。なので話かけても聞こえない状態を注意するのはナチュラルなことだと思います。
山では後ろからの足音、雷、そして落石やそれ以外の異変をいち早く知る必要があります。
後ろからの足音で”あ、速いから先にいってもらおうかな”と察しすることができます。
雷の場合、その位置を察して下山するか・続行するかの決断をします。 落石がある場合”ラク!”の声を聞けたら、それに対して行動を起こしたり、とその他にも危険なものは避けることができます。
音楽を聞くことは悪いことではないです。だってノリノリ♪ になりたいし、リズムもとりたい!でも周りの音が聞こえないのは・・・やっぱり危険ですよね。
私も昔は音楽をきいて走っていました。でも周りの音が聞こえないのはとても危険であることを感じ、ロードでも音楽を聞いて走らなくなりました。トレイルであったら余計です。
提案ですが、もしヘッドフォンをして山を走っているとしたら、ヘッドフォンをはずして自然の音を聞いてトレイルでの6感を楽しみませんか?
風の音も鳥の声も虫の声もとても美しいですよ。
レースにおいてもう一つ感じたいことがあります。ボランティアの方々は本当に交通費も時間も使ってその大会の運営のサポートをしている方々です。
なぜそこまでするのか?トレイルランが好きだから。大会に携わりたから。そして選手には大会を楽しんでほしいから。そして無事にレースを完走してほしいから。皆さん思っているからだと思います。そして何よりもみんな参加選手を公平に応援してくださっていますよね。寒い中、雨の中、風の中、立ちっぱなしで選手を見守ってくださっていますよね。私はありがたくて毎度レースではたくさんの力をいただいてます。自分はレースでは見守られているという感覚が常にあります。
そ~んなことを少し想って、レースに出てみたらとってもとっても楽しく思えますよ。自然の音はとても心地よい。そしてレースは自分の力だけでなくて他の方々の力も加わって前進できる気がしますよ。
やっぱり山が好きです。そして自然の音が好き。出会ったりすれ違うみんなの笑顔が好き。
そんな好きなことだらけなレースを体験しませんか?めちゃくちゃHappyになれますよ。