ミキです。
トルデジアン2014。
なんでこんなレース展開しちゃったかな~と思いますが。
だけどだけど・・・・とても楽しかった。苦しいレースだったけど、やっぱり絶景のオンパレードとそして優しい人たちとの触れあいが宝物だとつくづく思います。
当日は・・・
最初のライフベースで再会が。
二日目は満月・・・夜は寒いトルデジアンだが、まだ二日目は寒くないのです。
3,4,5日は睡眠に失敗して、進めるところ進めなかった。バカですわ、本当。
途中、とても苦しい展開になりました。全力疾走するパート多々でした。
昨年は時間も余裕あったし苦しくなかったのに(苦しかったのは胃と精神です)。2年目はアドレナリンが少ないのか、緊張感がないのかな。
去年バルトネンシュを出て最初の山小屋のバルマッセでリタイヤしました。バルマッセにいた山小屋の青年に「私、去年ここでリタイヤしたんだよ」って言ったら覚えていてくれて、とっても嬉しそうでした。私も嬉しい。
Oyaseでは途中苦しい道中に一緒にすすんでくれたSaraがなんとなんと私を待っててくれた。「時間は本当にないから、すぐ出発して!」って促してくれました。
OyaseからOllomont行く途中の1,000mアップは厳しかったですが「昨年と同じ気持ちにはなりたくないっ、絶対イヤ!絶対イヤ~」って言いながら全力で登った。はあはあ言いながら登る私は喉がカラカラでした。右スネがうっ血で激痛だったので下りは苦しかったのですが、日本からも激励メッセをもらっていたので、それが力になった気がします。
・・・・そして、入り関門の13分まえにOllomont,最後のライフベースに到着・・・。
Ollomont出発してしばらくすると暗くなってくるのです(ヨーロッパは暗くなるのが遅めだからありがたい)。
暗くなると、眠けに襲われる、だから誰かを見つけて話をしながら進む、だから人に会うのはチャンスなんです!励ましながら進めるから。
英語が通じれば英語で、通じなかったらちょっとスペイン語で、もちろんわかる言葉しか話さないですが、なんとかコミュニケーションをとって話しました。
Ollomontを出て最初の山小屋に行く途中でトレイルランしている素敵なおじさまに励ましてもらいました。
その後、オスカーぺレスが・・・激走して下ってきて「フォルツア!」って言ってくれた。
その後なんとか道中一緒だったRobertoと励ましあいながら最初の山小屋に到着。その山小屋にはたくさん選手がいて賑わっていた。そして尊敬するつるさんも!つるさんのお友達がいらっしゃる山小屋だそうです。そこでいただいたカプチーノが身にしみて本当に体が暖まった。
そこから頑張って進むが林道では眠くて頭がスイッチオフしながら進んでた。
エイドで30分睡眠休憩をとって、そこから関門がとても苦しいことに気づき、林道から一緒だったゆうこりんと急ぎました。いやいや、本当にやばかったと思います。
スネは激痛でなかなか走れないし。だから山小屋到着して安心して号泣してしまいました。
他に日本人選手がなんとたくさんいて、温かく迎えてくれました。出発するところのBarryさんも戻ってきてくれて激励してくれました。
そしてみんなで小屋を8:00にでて、マラトラへ。
BonattiそしてBertone小屋を越えて。
Bonatti=11:16着。Bertone=13:44着。
Bertone ではなっちゃん、ようこさん、そしてなんと小野さん夫妻が!超嬉しかった。そして4日目苦しい時にエイドで半泣きのところを励ましてくれたとてもチャーミングな女性がいて、とっても喜んでくれた。
トルデジアンの運営サイドの方々は本当に選手を励ましてくれて、選手になんとかゴールしてほしいって心から思ってくれています。その優しさが心にしみるんです。
足はスネとももが激痛で上手下れない。、ここから長い下りだけど、なんとかかんとか進む。Barryさんが一緒に下ってくれた。Barryさんはピンピンしてるのに。
道に下りる手前でSaraがなんとなんとまた待っててくれた。一緒に走ってくれた。
私を見つけて武田さんも一緒に走ってくれた(8時頃ゴール済み)。
教会付近で山田さんから日本の旗を手渡してもらう。(山田さん、ありがとう~^^)
そしてようやくゴールは終了時間の15分ほど前で・・・・
写真では表現できないし、これ以外にもたくさんたくさん出来事がありました。
その都度たくさんの人に助けてもらいました。
田辺さん、ゆうこりん、つるさん、サイコさん、なっちゃん、Kathy,ありがとう。
私の今年のトルデジアンはあまり参考にならないと思いますので、11月頃にある報告会にて他の選手のレース報告などきいていただければと思います~。
またお知らせいたしますね。